デイリーアーカイブ Apr 19, 2025

只のカゴ付きクロスバイクに変化した、サイクルベースあさひ・プレジショントレッキングH

近年の値上げのお陰で、今まで安く買えた自転車が高価になり、値段を維持するため質を下げるモデルが登場した。それはサイクルベースあさひのプレシジョントレッキングHで、色々な部分の質が落ち、只のカゴ付きクロスバイクとなった。 フレーム素材はアルミフレームからスチールフレームに変わったが、車体重量は17キログラム以下となっている。ただ、後で述べるが細かい部分が悪い意味で変化している。 ブレーキはキャリパーブレーキ。今までは前後ともVブレーキだったのが、デュアルピボットタイプのキャリパーブレーキに変化。Vブレーキと比べてブレーキはロックしにくく、Vブレーキ特有の片効きが少ないため調整が少なくてすむ一方、制動力はVブレーキと比べて低く、アップグレードは非常にしにくく、部品も高価だ。 ギアは前シングルで後ろは7段変速。街乗り用のギア比。車輪径は700Cでタイヤ幅は32C。シティサイクルよりも少し細い。カゴ付きクロスバイクのため、前カゴ、LEDダイナモライト、スタンドが装備されている。 プレシジョントレッキングHは色々な部分が退化して、ある意味では史上最低のプレシジョントレッキングだろう。例えば変速機の取り付けが、スポーツ自転車の世界では一般的なフレームにある取り付け台座に直接装着する方式から、変速機に装着した爪を車輪のナットを介して装着する方式となっている。そのため、リヤディレイラーの取り付け台座は消え、安物にありがちな方式を採用している。これは、アルミフレーム前のスチールフレーム時代のモデルでも、スポーツ車用変速機をそのままポン付けできたため、退化している。 参考:リアディレイラー交換。アルタス RD-M310 | 走るんですか? プレシジョントレッキングが色々な部品の取り付け部分が、本格的なスポーツ自転車に採用されている規格から、ルック車などに採用されている規格に変わったのは、精度を落としても機能するからでは?と自分は考えている。 Vブレーキやフレーム直付リヤディレーラーだと、取り付け位置や精度がでてないと、部品の装着位置がずれてしまい適切に機能しないと思われる。キャリパーブレーキは真ん中の穴の精度を出せばよく、爪付きのMTBルック車タイプのディレイラーは、リアディレイラーを直接フレームに装着しなくて良いため、リアディレイラーをフレームに取り付ける場合よりも精度は低くても良いだろう。 要らない部品をくっつけて遊べる貴重なカゴ付きクロスバイクの1つだったプレシジョントレッキングは、今は只のカゴ付きクロスバイクとなった。フレームサイズは3種類あるので乗る必然性はあるが、塗装の質感も低いため、買うのなら在庫で残っているアルミフレームモデルを購入したほうが良いだろう。走行性能を上げる目的の改造欲を満たしたいのなら、ウィークエンドバイクスのほうが、見返りが多いだろう。 あさひ プレシジョントレッキング-H 700c クロスバイク 外装7段変速 ダイナモライト 通勤 通学「CBA-1」 店舗受取 通勤快速 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク! あさひ WEEKENDBIKES(ウィークエンドバイクス)-F 外装7段 シンプルな美しさを求めたクロスバイク「CBA-1」 店舗受取 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク!

多くの店で買える街乗りクロスバイク サカモトテクノ オールストリート

安価なスポーツ自転車風街乗りクロスバイクで一番お買い得なのは、恐らくサイクルベースあさひのウィークエンドバイクスだろう。そんなウィークエンドバイクスのライバルの1つにサカモトテクノのオールストリートがある。価格は3万円ぐらいで買えるモデルで、ベアリング部分や車輪は長距離走行を継続的に行える本格的エントリースポーツの耐久性は期待しないほうが良いとおもう。ウィークエンドバイクスのように街乗りの安価なモデルと考えるのが普通だ。 フレームやフロントフォークはスチール。ウィークエンドバイクスとは違い、フレームサイズは一種類しかないないので、幅広い身長には対応していない。 ギアは、前シングルで後ろ7段変速。長距離走行は想定していない街乗り用ギア比となっている。 ブレーキはロードバイク用のデュアルピボットキャリパーブレーキ。多くのモデルに採用されているVブレーキよりも、制動力は落ちるが、ドロップハンドル用ブレーキレバーの装着は容易。安価なモデルのため、ブレーキが効きにくい場合がある。気になったらブレーキシューの交換を想定したほうがいいだろう。 車輪径は700Cで、タイヤ幅は28ミリ。多く出回っているサイズとなっている。ブレーキとタイヤの隙間が少ないため、シティサイクルのような、少し太めのタイヤは装着できず、ロードバイクのような、舗装路での高速走行を重視したタイヤしか装着できない。 サイクルベースあさひと一部のホームセンター(ヤサカ)でしか買えないウィークエンドバイクスとは違い、オールストリートは何処でも購入できるのが利点だが、サイクルベースあさひのウィークエンドバイクスと比べると、ウィークエンドバイクスのほうがフレームサイズが豊富で少し軽いため、オールストリートのお買い得度は落ちる。個人的にはウィークエンドバイクスを買うだろう。 クロスバイク サカモト オールストリート 6段変速 (ブラック) 2016 SAKAMOTO ALL STREET 02P27May16 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング ヤフオク!

2017年モデル Escape R3で見る2017年モデルの値引きの噂

出展:http://www.giant.co.jp/information/2957 GIANTの定番スピードクロス「Escape R3」の2017年モデルが発表された。一番の特徴は価格で、2016年モデルでは税抜きで55,000円だったのが、2017年モデルでは税抜き50,000と5,000円安くなっている。ただ、タイヤはコストを落としている物を採用している。今まで多く採用してきた「Maxxis Detonater」から、「KENDA K-193」となっている。K-193は、KWESTと呼ばれているKENDAのスポーツ自転車用安物タイヤで、良いところはすり減りにくいだけという安物タイヤだ。乗り心地や加速は、恐らくMaxxis Detonaterを装着した旧モデルのほうが良く、タイヤはすり減ったら良い物に換えたほうが良いだろう。 参考:高いタイヤと安いタイヤの違い(Panaracer・ツアラープラスとKENDA・KWEST) – シクロライダー 2017年モデルで安くなったEscape R3。実は、2017年モデルは安くなるのではないかという噂を書いたブログがある。 参考:2017年モデルは値下げもあり?円安不況のカラクリ | FICTION CYCLES Fiction Cyclesのエントリで、2017年モデルは値下げを行うという話があり、値下げを行わないといけないほど、スポーツバイク市場は停滞しているのでは?という意見や、円安不況のからくりから自転車業界の今後を書いているので要チェックだ。