デイリーアーカイブ Apr 20, 2025

Escape Rより多目的に使えるクロスバイク GIANT GRAVIER/Liv GRAMME

GIANTのクロスバイクの多くは、Escape R3やEscape RXシリーズなど舗装路の走行性能を重視するクロスバイクがメインとなっている。かつてはトレッキングバイクタイプのCROSSシリーズやデュアルスポーツタイプのROVEがあったが、今は日本に導入していない。 GIANTのクロスバイクの中でもGRAVIERは、27.5インチ(650B)規格のマウンテンバイクのタイヤを装着したクロスバイクで、Escape R3やRXシリーズよりも舗装路ではスピードは出にくい一方、砂利道や段差などに強く道を選ばないで走ることが出来るクロスバイクとなっている。2017年モデルは1万円安い5万円台で購入できる。 GIANT GRAVIERの解説 出典:2016 Giant Bicycle フレームはALUXX-Grade アルミ素材を採用。泥除け、荷台装着用のダボ穴はある。フロントフォークはCr-mo SLというクロモリ素材を採用している。フレームサイズは155cmから乗れるXSや、190cmの人まで乗れるLサイズもある5種類を展開している。フレームとタイヤの隙間を見ると、これ以上タイヤを太くすることはできないようだ。 ブレーキはTEKTRO TB07AL Vブレーキ。この価格帯では平均的なブレーキで必要十分の性能を持っている。 ギアは前はPROWHEEL SWIFT 28/38/48Tの3段、後ろはSHIMANO HG41 8S 11-32Tの8段のクロスバイク用ギア。重いギアから軽いギアまであり、普通の人なら軽いギアが無い不満は恐らく無いだろう。 タイヤはKENDA K-1082 27.5x1.75。海外ではKOASTと呼ばれているようだ。2016年モデルはMaxxis デトネイターが装着されていたが、2017年モデルからはKENDA製のタイヤに変更してコストダウンしたか。 ホイールは27.5インチを採用している。後輪を取り付けるためのフレームのOLD幅が130mmから135mmとなり、マウンテンバイク用の27.5インチホイールの装着が可能となった。但しマウンテンバイクの世界では27.5インチ用ホイールはディスクブレーキが多く。GRAVIERのような27.5インチ用リムブレーキは少ない。またGRAVIERにはディスクブレーキ用の取付台座は無いようだ。 GIANT GRAVIERの女性用モデル「Liv GRAMME」の解説 出典:2016 Giant Bicycle GRAVIERの女性専用モデルがLiv GRAMME。GRAVIERとの違いは、GRAVIERには無い女性専用サイズのフレームと、女性専用サドル「LIV COMFORT LITE」を装着していることだろう。 GIANT GRAVIER/Liv GRAMMEが合っている人、合っていない人 GIANT GRAVIER/Liv GRAMMEが合っている人は、クロスバイクに乗りたいがEscape R3やRXシリーズのようにタイヤが細いのが不安に感じる人が良いだろう。ロードバイクに近いぐらい細いタイヤを装着したEscape R3やEscape RXは、日常利用ではずぼらな管理をすると使いにくい。現在某Y氏が乗っているEscape R3の元オーナーがEscape R3を手放した理由の1つに、パンクしやすいという理由で手放している。 参考:マウンテンバイクが街乗りで有利な場面とは – シクロライダー パンクしにくいEscape R3が欲しい人には、GIANT GRAVIER/Liv GRAMMEがピッタリだろう。タイヤが太いため舗装路での高速走行は不向きだが、段差に強く道は多少悪くても走ることが出来る。車体重量は11.2kg(GRAVIER 465mm)と比較的軽いので輪行などの自転車趣味もできる。タイヤ幅は1.75(約44ミリ)と太いが、舗装路の走りを軽くしたい場合は1.5インチ(38ミリ)に細くすることもできるだろう。27.5インチタイヤについては以下を参照してほしい。 参考:27.5インチ(650B)車輪関連 – シクロライダー

折りたたみ自転車開発情報まとめ(PATTOBIKE・ブリヂストンサイクル)

一般社団法人 自転車産業振興協会の平成28年度新商品・新技術研究開発の実施についてでは、高付加価値自転車・自転車部品、2020年東京オリンピック自転車競技自転車・自転車部品、2020年東京パラリンピック自転車競技自転車部品の開発費を補助したモデルを見ることが出来る。その中で、今回はPATTOBIKEとブリヂストンサイクルの折りたたみ自転車をまとめてみた。 画像は平成28年度新商品・新技術研究開発の実施についてのPDFファイルから引用です。 PATTOBIKE S349 20インチでコンパクトに折りたためる折りたたみ自転車「Patto Bike SC451」の16インチ版か。実用的な走行性能がある16インチ折りたたみ自転車としては、世界最小サイズの折りたたみサイズになるのが特徴とのこと。 英国メーカーB社の折りたたみサイズは、580×585×300(三辺合計1465)㎜なのに対して、S349の折りたたみサイズは 480×685×285(三辺合計1450)㎜以下になるとのこと。 ブリヂストンサイクル 折りたたみ自転車 S349は単年度なのに対して、ブリヂストンの折りたたみ自転車は27-28年度の継続となっている。従来型の横折れ式折りたたみ構造ではなく、縦折れ式で折りたたみ時でも車輪を使用して移動することが可能な雰囲気となっている。量産を目標に細部をつめていきたいと考えているとPDFファイルに書いているので、量産する予定のようだ。

使いきらない内にダメになるタイヤ KENDA KWEST

通勤用小径車「ASAMA・BETA」で走っている時、前輪がガタガタするような振動を感じた。最初はハブがガタついてきたのかと思ったが、車輪を見てみるとハブにガタは無い。 原因を特定しようとし、よく見てみるとタイヤの一部分が膨らんでいる。中を見てみると。タイヤの一部分が剥がれかかっているように見える。空気圧でタイヤが負けてしまったのだろうか。 このタイヤは、あのKENDAのKWEST。安いスポーツ自転車に採用されていることで知られているが、グリップしない、乗り心地が硬いことで知られているタイヤだ。この使い切らない内にタイヤが駄目になる症状は、他でも発生しているようだ。但し、下記のサイトは自分の事例とは違う。 参考:パンクしました: シンワブログ KENDA KWESTの唯一の利点が、タイヤが減りにくい事だが、タイヤが減る前に空気圧に負けて使用不可になるのなら意味がない。 今回はタイヤ交換をすることになり、選択したのはPanaracer Pasela 20×1.5。細かい振動が減り、乗り心地も前よりも良くなった。個人的には安くても、Paselaレベルのタイヤを装着してほしいのが本音だ