デイリーアーカイブ Apr 21, 2025
Benno Bike 2017年モデルが登場。車種はBALLONER Mensのみのラインナップ
ビーチクルーザーブランドのElectraの元創業者が立ち上げたBenno Bikesが日本にやってくる話を前に書いたことがあるが、どうやらBenno Bikesの日本公式サイトが立ち上がったようだ。
http://www.blessbike.com/bennobike/
日本向けのラインナップは、26×2.3インチのファットなスリックタイヤを装着したアップライトツーリングモデルのBallonerの男性向け。変速機はシマノ・アルフィーネ内装8段変速、外装27段変速、外装8段変速のみとなっている。
アメリカのラインナップと比較すると、日本国内のラインナップは非常に少ないが、恐らく日本のアップライトツーリングバイクの市場が未知数なので慎重なのだと思う。オーダーページでは、2017年10月10日現在では、このような内容が掲載されている。
なお、日本国内販売開始にあたり、当初は「受注・生産制」をとらせていただきます。
よって、工場生産に必要な台数に達するまで、お客様には長くお待ちいただく事になる場合もございます。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承下さいますようお願い致します。
<特典> 今回ご予約をいただいたお客様には、「特典」をご用意させていただきます。
① BLESSベル(ブラックorクローム)1個サービス
② BLESSワイヤーキー1個サービス
③ BLESSステッカー(M)1枚サービス
お申し込みは、当サイト限定で承ります。
不明な点や質問などございましたら、遠慮なくお電話やメールにてご連絡下さい。
http://www.blessbike.com/bennobike/order.htmlから引用。
注:2017年10月10日現在の内容。
このようなアップハンドルツーリングバイクは、日本ではマイナーなジャンルだが、ライフスタイルに自転車を組み込むのなら、実用的なアップライトツーリングバイクは一番ベストな自転車だ。
一番の問題は情報が少なすぎること。スペックは簡単なことしか書いてなく、スポーツサイクルでは重要な適応身長も書いていない。このようなアップライトツーリングバイクは、自転車の写真だけしかないのは駄目で、その自転車があるとどれだけライフスタイルが広がるのかを具体的にイメージできないといけないと思う。
車体重量6kg台の折りたたみ自転車 ルノー PLATINUM LIGHT6
RENAULT・ULTRALIGHT 7で有名なGicから、新たに「RENAULT PLATINUM LIGHT6」が登場した。
http://www.gic-bike.com/renault/lineup/platinum_light6.html
PLATINUM LIGHT 6の一番の特徴は、RENAULTの14インチ折りたたみ自転車の中で一番軽量だということだろう。RENAULTの14インチ折りたたみ自転車は、LIGHT8(8.3kg)、ULTRALIGHT 7(7.4kg)、ULTRALIGHT7 LE(7.8kg)、MAGNESIUM 6(7.0kg)、BLACK TITAN6(6.9kg)よりも軽い6.8kgとなっている。RENAULT MAGNESIUM 6が登場時、6.7kgだったのが仕様変更のため7.0kgに重量が増加して、チタンフレームのBLACK TITAN 6(6.9kg)がルノーの14インチ折りたたみ自転車の中で一番軽い折りたたみ自転車だったが、アルミフレームのPLATINIUM LIGHT 6の登場により最軽量モデルとなった。
http://www.gic-bike.com/renault/lineup/mg6-mg8_shiyouhenkou.html
ライバルは恐らくDAHON DOVE PLUS。DOVE PLUSは車体重量6.97kgとPLATINUM LIGHT 6とあまり変わらない重量だ。DOVE PLUSの利点は既に販売されていて詳しいスペックが書いてあり、W62×H56×D30cmとPLATINIUM LIGHT 6よりもコンパクトに折りたたむことができる。(PLATINIUM LIGHT 6はW65×H55×D36cm)
PLATINIUM LIGHT6の利点は車体価格がDOVE PLUSよりも安く(PLATINIUM LIGHT6:65,000円、DOVE PLUS:78,000円)ハンドル高が調節可能なことだろう。横から見た限りではDOVE PLUSよりも横長に見えるため、DOVE PLUSよりも身長が高い人が乗るにはあっているかもしれないが未確認だ。
https://www.cyclorider.com/archives/18614
65,000円でMAGNESIUM 6やBLACK TITAN6よりも軽くて、リーズナブルに購入できるので、14インチ折りたたみ自転車の世界で注目される存在となるだろう。
自転車ブームで事故が多く発生すると自転車業界は衰退すると思う理由
自転車ブームにより、自転車での事故が注目されたり問題になっている。有名人ではドラマ「弱虫ペダルSeason2」撮影中の事故で脊髄損傷の重傷を負った俳優の滝川英治や、頸髄損傷により入院し幹事長を辞任し最終的には政界引退を表明した谷垣禎一が有名だろう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%9E%A3%E7%A6%8E%E4%B8%80
https://ameblo.jp/takigawa-eiji/
自転車事故が大きくクローズアップされ、安全対策としてヘルメットの装着を推奨する所が多いが、ヘルメット着用だけでなく根本的な対策に乗り出さないといけないと思う人もいるだろう。
https://ameblo.jp/ordina-m3/entry-12302495738.html
もし、根本的な問題を解決できずこのまま進んでいったら、どうなるだろうか?個人的には今のオートバイのように一部のマニアしか乗らない趣味の乗り物として終焉すると思っている。
社会問題発生前のナナハン時代から見て取れること
https://www.cyclorider.com/archives/10266
70年代オートバイブームのナナハン時代では、オートバイの免許を取れば誰でも大型オートバイに乗れるという時代だった。そのため、アジアで一番早く高校生が最新型大型オートバイに乗り大型オートバイで通学していた。軽自転車360CCの時代に東京の高校生はカッコがつく500CC以上の重量車に乗り、一部の高校生はCB750FOURやCB550FOURや750RS(Z2)を親にねだって買ってもらうという、今では考えられないことをする高校生もいたようだ。
高校三年を目前に控えた三月、私は両親に頭を下げ、ホンダ CB550FOUR というオートバイを買ってもらった。実はこの出来事は人生で唯一の汚点となった。今さら自分のことを棚に上げ言うのもなんだが、やはり自分のオートバイくらいは自分で苦労して手に入れるべきだと思う。また決して安いとは言えないオートバイを、いとも容易く子供に買い与えてしまう親の側にも問題があるのではないだろうか。
友よ、さらば: 塩谷勝英から引用
注:CB550FOURは新車
友よ、さらば
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塩谷勝英 ブイツーソリューション 2016-03-04
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16歳で免許を取りホンダのエルシノア125ccで半年ぐらい遊んだけどやっぱりナナハンがほしくなり親に頼み込んで買ってもらった 今考えるとかなりの親不孝ものだったな
ナナハン自体ほとんど無い時代に高校生が乗っていたんだからかなり目立つ存在だったことはまちがいない
懐かしい写真 Z2~TA27セリカ - 黒ラブのいる生活から引用
注:ナナハンはカワサキ750RS(Z2)の事
写真の某氏のグループは精々親に金を借りて返すぐらいだが、某氏とは関係ない人と酒の席で話した時、CB750FOURの新車を親に買ってもらった話を聞いた。CB750FOURで時速80km/hでコーナーを曲がろうとしたら転倒して死にかけ、免許を自主返納することになったという逸話も聞いた。
ちなみに上の写真の中で500CC以上の大型オートバイに乗っているのは5人(CB750FOUR、CB500FOURは3人、650W1スペシャル)。因みに250CCに乗っている人は0人で最小排気量は350CC(350SSマッハ2、RX350、CB350、GT380ディスク)で4人いる。250CCはカッコ悪いオートバイとして扱われていて、これは少年漫画「750ライダー」2巻「暴走の果ての巻」で、主人公のCB750FOURを貸して欲しいと頼む時に時に言った台詞「俺、ただ悔しいんだよ。250か ってあしらわれて・・・」というシーンでもわかるだろう。
750ライダー(2)
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石井いさみ ゴマブックス株式会社 2014-07-17
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参考にナナハン世代中期に高速道路を走ることができるホンダのCB(オンロードスポーツオートバイのシリーズ)は、135/175/250/350/350Four/450/500Four/750Fourがあったが、高校生達にカッコがつくのは500Four/750Fourの2台だけ。500Four・750Fourのどちらも今の物価にしたら130万円以上するので、決して安いオートバイではない。
ナナハン時代では、今では考えられないことだが、大型オートバイで学校公認で通学できたという高校もあったようだ。
学校の裏庭のバイク/自転車置き場は大小含め、かなりの台数のバイクが駐輪してあった。記憶をたどると250㏄以上は、梅ちゃんのXS650を筆頭にGT380、CB350Four、W-1、SS500、CB500、SS350、CL350、CB250/350セニア、RD350、DX250、RX350、SL175、などがいた。いわゆるナナハンはいない。その理由は校則でナナハンは何故か禁止だったのである。ナナハンは危ないからという理由だ。変なの?でも当時は何故か納得していたから我々も素直なもんだ。
YAMAHA DX250 ( オートバイ ) - MOTO GUZZI な おじさんの趣味とこだわりについて - Yahoo!ブログから引用
かれこれ40年近く前の話です。 古き良き時代、管理人がまだ高校生だった頃、オートバイ=悪との認識はまだ無く、オートバイ通学の学生もたくさんいました。 もちろん学校もオートバイ通学を認め、私はCB500で通学しておりました。 勿論、真面目で大人しい学生でした。(汗)
CB500とゴム長 | NORIX シンプソンヘルメットから引用
注:CB500とは、ホンダ・CB500FOURの事
容易に大型オートバイを買ってもらうナナハン時代は、大型オートバイで学校公認で高校を通学できたが数多くの問題がおきた。ネットや実際にナナハン時代を体験した人の発言をまとめるとノーヘルで街中のコーナーを攻めたり、峠でセンタースタンドから火花を散らしながら飛ばしたり、一般道を時速180km/hでみんな仲良くタイムトライアルしたり、ノーヘルでRX350に乗り某バイパスをメーター読み200km/h(メーター誤差を考えたら実際は180km/h程度とのこと)したり、時速120km/hでシートの上に乗る等、社会問題にならないほうが不思議なぐらいなことをしている。
http://www.geocities.co.jp/MotorCity/7719/up02/omoide70.html
早朝、篠崎街道の本州製紙付近に集まり、小岩までタイムトライアルをするなど、今では考えられない違法行為を楽しんだ。
何せ、小岩に向かう信号の無い土手沿いの片側一車線でメーター読みで180キロを維持して走らなければ男じゃなかった。
3無い運動もヘルメット着用義務も関係ない時代だった。郊外へツーリングに行くでもなく、日比谷公園や青山あたりの喫茶店に集まり、音楽やバイク談義に明け暮れた。いつしか、マスコミはサーキット族と呼ぶようになっていた。けして、縄張り争いがあるでもなく、後に現れるヤンキーの暴走族とはファッションも異なるひとつの風俗だった。
思い出の愛車ホンダCB750 - 車輪道楽散財日記から引用
ナナハン時代はホンダ・ドリームCB750FOURが登場した1969年から、中型免許登場の1975年の僅か6年間だが正直言ってよく6年間も持ったなと思うほどだ。
寛容と発展を享受したいのなら安全が絶対でないと理由
一時期、オートバイは免許制度や2輪車通行禁止道路、自賠責保険の高騰など大きな締め付けがあったが、これはナナハン時代のオートバイブームにより多くの社会問題が発生した影響だろう。オートバイ関連の有名な運動で、オートバイの「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」の3ない運動がある。
https://bike-lineage.org/etc/bike-trivia/3nai.html
多くのメディアでは80年代のオートバイブームが3ない運動を引き起こしたと言われているが、個人的には70年代のナナハン時代の問題が発端にあるのではと思う。ちなみにオートバイの事故による社会問題に大きく発展する前のナナハン時代では、大型オートバイで学校公認で通学でき、ナナハン時代初期の1971年には、警視庁は都教育庁へ「高校生の大型オートバイの安全運転の指導強化」を依頼するという今ではありえない文面があり、当初は大型オートバイに乗れるのをできるだけ防げないようにしようとしたのがわかるだろう。
http://www.blackemperor.jp/history/nenpyo/
数多くの社会問題でオートバイには負の面が大きくクローズアップされ、オートバイは趣味の乗り物になり、特に必要な物ではないため売れなくなっている。オートバイ業界で問題なのが、ナナハン時代の問題を大きく取り上げないことだろう。恐らくこのサイトが一番詳しく書いているが、書いている自分がオートバイの免許を持っていなくオートバイを持つ気もない。ナナハン時代が空想よりも空想みたいに現実で、漫画のキャラクターが貧困に見えるほどなのが面白いのでまとめているだけだが、オートバイに乗っている人の殆どがまとめないのは、ナナハン時代後の免許を持っているほど不愉快になるからかもしれない。
ナナハン時代のオートバイブームから見えることは、寛容と発展を享受したいのなら安全が絶対だということだろう。親が子供に大型オートバイを買い与えるという、今では考えられない事を行えたのも、社会問題がそれほど大きくなかったのもあるのだと思う。
安全でないとイメージだけでなく、金銭面でも問題が発生する。自動車のスポーツカーが衰退した理由の1つに保険料の高騰が挙げられる。これはスポーツカーを運転する人の多くが危険運転をして事故を起こし、保険を多く使うため保険料が高騰し気軽に乗れなくなりスポーツカーが売れなくなったとのこと。この事例だけでも安全は絶対だと言える。
自転車の世界は、ナナハン時代を学んで同じ過ちを繰り返さないようにしないといけないが、オートバイマニアの殆どがナナハン時代を理解できないのを見ると、自転車業界も同じ過ちを繰り返す可能性は高いのではないかと思う。