デイリーアーカイブ Jan 13, 2025
ロードバイク・クロスバイク・折りたたみ自転車等の2019年モデルまとめ【随時更新】
一般的に自転車の世界では、秋・冬に展示会や新車発表が行なわれるのが通例となっている。一方で、一部の自転車会社では春に新車発表を行う所もあり、春から既に2019年モデルを発表する所も存在する。このページでは、2019年モデルのロードバイク・クロスバイク・折りたたみ自転車・小径車・電動アシストスポーツサイクルなどを中心にまとめてみた。
2021年モデルに関しては「2021年モデルの自転車まとめ」で見ることができます
Bridgestone
ブリヂストンは、パンクしないタイヤを装着した自転車を2019年に実用化するとのこと。個人ユーザー向けに発売されるのかは未定だ。
ブリヂストンサイクルのパンクしない自転車が革命的な理由を解説 | | シクロライダー
DAHON
https://www.cyclorider.com/archives/22248
2018年6月に、14インチ3段変速折りたたみ自転車「DAHON K3」が先行発売するとのこと。車体重量は7.8kgと軽量でシングルギアのDoveシリーズよりも直進安定性が高い設計だ。
GIANT/Liv
2018年5月25日にGIANT/Livは2019年モデルのEscape R3(LivはEscape R3W)を発表。GIANT Escape R3はオーシャングリーン、マンゴー、ブルー、ブラックトーン、ホワイトの5色をラインナップ。Liv Escape R3 Wは、パールミント、パールホワイト、マットマゼンタ、サファイアブラックの4色がラインナップされている。GIANT Escape R3、Liv Escape R3共にオプションとして、前輪のクイックリリースを安全性が高いスキュアー式に変更できるオプションができた。
GIANT 2019 モデル「ESCAPE R3」を先行販売 - INFORMATION
Liv 2019 モデル「ESCAPE R3 W」を先行販売 - Liv / NEWS
GT
https://www.cyclorider.com/archives/22958
アメリカの自転車ブランド「GT」から、GRADEシリーズが先行発売。フレームに変更はなく、カラーリングと部品構成の変更のみ。
Khodaa-Bloom
日本の自転車会社「ホダカ」の中で、自転車専門店向けスポーツサイクルブランドとして知られているのが「Khodaa-Bloom」。2018年4月にいち早く2019年モデルのクロスバイクを発表した。先行発表されたのは、Rail700シリーズの中でミッドレンジの「Rail700」と、エントリーモデルの「Rail700A」の2台が、2019年モデルが先行発売。
Rail700は日本国内で販売中の10万円以下/前3段変速機付きクロスバイクでは最軽量の9.4kgを達成したのを売りにしている。ブレーキレバーはシマノ製に変更。従来型よりも制動時のタッチが向上したと思われる。カラーリングはレッド、ブルー、シルバー、ブラック、ホワイトの5色を採用。
自転車専門店向けのクロスバイクで税抜き価格45,000円と低価格を売りにしたRail700A。2017年モデルとの違いは、リフレクトデカールを装備したフロントフォークに、シマノ製Vブレーキを採用したこと。カラーリングはブルー・ライトグリーン・ガンメタル・ホワイトの4色となっている。
コーダーブルーム(ニュースリリース)
NESTO
2018年5月現在セールス氏いわく、売れ行き好調のため時代のニーズに合った車種を登場させていくとのこと。
MAGIC
https://www.cyclorider.com/archives/22258
ルノー・マグネシウムシリーズで知られていたマグネシウム製折りたたみ自転車が、「MAGIC」ブランドで復活するようだ。ルノー・マグネシウムシリーズで売られていた14インチ、16インチモデルが復活し、あらたに20インチモデルの登場するとのこと。
Panasonic
パナソニックは、実質的に2019年モデルとして電動アシストスポーツサイクル「XU1・XM1・XM2」を発表。スポーツドライブユニットを搭載したモデルをXシリーズと統一するようだ。XU1はクロスバイクでXシリーズのエントリーモデル。XM2は内装2段変速ドライブユニットを搭載したハイエンドモデルだ。
https://www.cyclorider.com/archives/21896
Renault
https://www.cyclorider.com/archives/22236
ヨコハマサイクルスタイル2018では、リアサスペンション付きウルトラライト7「ウルトラライト7・NEXT」が展示されていた。登場時期は2019年モデルか?
STIJIN CYCLES
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ハリークインからブロンプトン風の折りたたみ自転車「Roller」が登場
ルノーライトシリーズで有名な自転車会社のGicは、イギリス系自転車ブランド「ハリークイン」の自転車の販売している。ハリークインブランドでは、主に小径車や14インチの超軽量折りたたみ自転車がラインナップされているが、Amazonでは新しいハリークインの折り畳み自転車が公開されている。
写真のハリークインの折り畳み自転車を見ればわかる通り、明らかにブロンプトンを真似した折りたたみ自転車となっている。変速機はスターメアーチャーの内装3段変速を採用しているが、ブロンプトンもスターメーアーチャー製の内装3段変速仕様もラインナップされているため、全体的な車体デザインだけでなく部品構成もブロンプトンを意識していると思う。
ハリークインの折り畳み自転車には、ブロンプトンと違う設計を採用している部分もある。ハンドルステムは上下伸縮機構を採用し、ハンドルにもクイックレバーを装着することでハンドル角度の調節も容易になっている。一方、ブロンプトンはハンドルステムの上下伸縮機構は無くハンドル角度の調節は工具を使用しないといけない。ただ、ブロンプトンは折り畳み機構をシンプルにして、折り畳み部分の調整を少なくした利点を持っているので一長一短だろう。
フレーム素材はアルミ素材を採用している。本家ブロンプトンは鉄系統のクロモリ素材を採用しており、単純に考えるとアルミ素材を採用したハリークインのほうが軽いと思うかもしれない。しかし、車体重量はハリークインが12.5kgなのに対し、ブロンプトンはリアキャリア付き・3段変速仕様のM3Rが12.0kgとブロンプトンのほうが若干軽い。ブロンプトンはアルミ素材を採用している部分が少なく、寿命が長く折りたたみ時にすり減りにくいスチール素材をフレーム・ハンドルステム・シートポスト等にメインとして採用しているのを考えると、ブロンプトンのほうが優秀と言えるだろう。
ハリークインの折りたたみ自転車は、Amazonでは5万円台となっている。2018年4月23日時点では、公式サイトで詳しい情報は公開されていない。
電動アシスト自転車バージョン「PORTABLE E-BIKE」も登場
2018年10月にハリークインから、電動アシスト自転車バージョン「PORTABLE E-BIKE」が登場した。
https://www.cyclorider.com/archives/25158
https://www.cyclorider.com/archives/17120
自転車乗りやアウトドアユーザーも注目のホンダ・N-VANが先行公開
https://www.cyclorider.com/archives/21287
4月20日、ホンダは新型軽商用車「N-VAN」の情報を先行公開した。N-VANはホンダの軽自動車「N」シリーズの中で、唯一の商用モデルとなる。
ティザーサイトでは、形と内装しかわからないが、他の商用ワンボックスカーとは大きく違うのがわかる。車体デザインは、N-BOXと同じようにフロントにボンネットを装着したスーパーハイトワゴンを元にしている。また、画像では通常のN-BOXよりも屋根が高いハイルーフ仕様となっており、N-BOXと比較して荷物の積みやすさに期待ができる自動車になっていると思われる。
出典:N-VAN|Honda
内装の写真を見ると、N-BOXとの違いがさらに大きくなる。N-VANは助手席側の柱を無くした「助手席ピラーレス」機構を採用し、車体側面からの荷物の積載を容易にしている。助手席と後席はダイブダウン機構を採用し、畳むと荷室がフルフラットになる。安全運転支援システムのホンダ・センシングは標準装備するとのことだ。
N-VANは、アウトドアユーザーやサイクリストにも注目される可能性がある理由
はたらく人のために作られた軽商用車のN-VANだが、個人的にはアウトドア系の人やサイクリングを楽しむ人にも注目される可能性がある。ハイルーフや助手席・後席フルフラット機構は、商用ユーザーに扱いやすくするための装備だが、自転車を積んだりキャンプ道具を積むような場面でも役に立つだろう。特に助手席・後席フルフラット機構は、通常のスーパーハイトワゴンでは実現できないフラットさで、車中泊を行う人に向いているだろう。
N-VANは、前にエンジンを搭載した商用バンのためアクティバン等の従来の軽キャブオーバーバンと比較して、車内が狭いという欠点がある。一方で軽キャブオーバーバンよりも前席足元が広い、エンジンが車内に無いため騒音が少ない、軽キャブオーバーバンよりも操縦安定性が高い等の利点もあり、荷室の大きさに極端にこだわらない場合は、N-VANの良さが光ると思う。
N-VANで注目したい所は後席もあるということ。N-VANのライバルであるダイハツ・ハイゼットキャディは、後席が無い2シーター仕様となっており、割り切った設計となっている。
https://www.cyclorider.com/archives/15497
ハイゼットキャディのように割り切った設計だと、何かしらの事情で人が乗る場合がある時は使うことができない問題がある。N-VANのように補助席でもいいから人を乗れるようにしたほうが良いのだ。
軽スーパーハイトワゴンの利点を活かした軽商用車「N-VAN」は2018年夏に発売するとのことだ。
https://www.cyclorider.com/archives/21287