デイリーアーカイブ Oct 31, 2024

湘南地域でよく見るサーフボードスタイルの自転車の特徴とは

自動車やオートバイと比べて、身近な乗り物である自転車は地域によって独自の文化が形成されている。例えば神奈川県の湘南エリアでは、サーフボードを装着した自転車やスクーターを見かける。これは駐車場が少ないのと、気軽に移動できる2つの理由があるようだ。 サーフィンのアシは何がいいのか??/サーフィンライフ スタッフ 鈴木:https://surfinglife.jp/lifestyle/2308/ サーファーのための自転車用品も存在する。例えば、Rainbowのベアフットペダルは海に行く人のために裸足で漕げるようになっている自転車用ペダルとのこと。ペダルの両面の形状が異なり、片面は通常のプラスチックで、裸足の時には柔らかいPVC ゴムで覆われた部分を踏む。これのおかげで靴を履いて漕ぐ場合と海へ行くときに裸足で漕ぐ場合で使い分ける事が可能だ。 そして、一番の特徴はサーフボードキャリアだろう。   View this post on Instagram   今朝は5時〜7時まで貸切状態🏄‍♂️ セットもも しかし潮が多くセット以外はダメ ・ 7時頃から良くなり、1時間お腹いっぱい乗り満足して終了 ・ さて、今日は横浜まで出て久しぶりに買物です ・ #surf #singlefinlog #deweyweberplaner #deweyweber #bmx #lifestyle #shonan_time #seakong #海 #波乗り #サーフィン #サーフィンのある生活 #シングルフィンログ #小波好き #暮らし #湘南暮らし #湘南スタイル #湘南ライフ #湘南ハッピー #海辺の暮らし #シーコング Kさん(@my_precious_things_)がシェアした投稿 - 2019年 5月月2日午後5時40分PDT 一般的な荷台だとサーフボードの持ち運びが難しいが、このキャリアを使用すると車体横にサーフボードを簡単に載せられる。このキャリアは湘南等サーフィン文化が発展している所でしか見れない珍しいキャリアだ。 image:Rainbow サーフボードキャリアと自転車を合わせた物もある。Rainbow FD-1は、低価格の折りたたみ自転車にサーフボードキャリアを標準装備したサーファー向け折りたたみ自転車。車体は実売価格1万円程度の折りたたみ自転車で変速機は無いため、短距離でしか使えない。しかしこの自転車はサーフボードを持って歩くより楽に移動できる自転車なので問題にならないだろう。湘南エリアの海沿い駐車場はハイシーズンになると場所によっては1日5,000円と驚きの駐車料金を取られる事もあるので、このような自転車を使い駐車料金を浮かせるのも良いかもしれない。

スクランブラースタイルのE-Bike 東洋フレーム AECを解説

E-Bikeと言えば、オフロード走行を楽しむE-MTBや楽にサイクリング可能なE-クロスバイク等、スポーツモデルが多い。一方で、従来のE-Bikeには無いファッショナブルなモデルが登場している。 ロードバイクやシクロクロスのフレームを製造している東洋フレームもE-Bikeをラインナップしている。「AEC」と名付けられたE-Bikeの特徴は、E-MTBやE-クロスバイク等とは違うクルーザースタイルだということだ。 フレームはビーチクルーザーとマウンテンバイクをかけ合わせたデザインだ。それだけでなく、オートバイみたいなダブルクレードルフレームにドライブユニットを装着するなど、細かい形にもこだわっている。また、オフロード走行を行えるだけの強度を持っていると語っていた。フロントフォークはKOWA SPINNER AERIS320-15。コンポーネントは変速機からディレイラーまでシマノDEORE M6000が搭載。但し、今回試乗したのはカスタムモデル。写真上のモデルはフロントフォークをRockshox、ギアはXTに換装されていた。 E-スクランブラーという表現が合う東洋フレーム「AEC」 東洋フレーム AECをビーチクルーザータイプのE-bikeだと考えると違和感がある。それは、スポーツサイクルの雰囲気に近い車体設計とドライブユニットにある。乗車姿勢はアメリカンバイクの低く、脚を前に出したタイプではなく、アップライトな一般的な自転車のポジションだ。また、AECに装備されている「SHIMANO STEPS E8080」は、本格的なE-MTBに使われているスポーツタイプ。脚を高回転で回して楽しむためのユニットで、ゆったりとした姿勢で乗るには非常に歯がゆい。 クルーザータイプのE-bikeなら、東洋フレーム AECよりElectra Townie Go!のほうが優秀だ。Townie Go!の起き上がった姿勢と脚を前に出す乗車ポジションと、静かでトルク重視のBosch Activeline Plusユニットがマッチしており、ゆったりとした運転が楽しめる。 https://www.cyclorider.com/archives/25149 ビーチクルーザーとして見るとAECの評価は低いが、クルーザーとしての色眼鏡を外すと別の視点が見えてくる。オフロード走行可能なフレームに、マウンテンバイクの部品が装着でき、スポーツタイプのドライブユニット「SHIMANO STEPS E8080」が搭載されている。これは只のE-ビーチクルーザーではなくて山も走れるファッショナブルで多目的なE-Bikeなのだ。 https://www.youtube.com/watch?v=C8X4VMFwuvk オートバイで例えるのならスクランブラーだろう。スクランブラーとは、オンロード用オートバイに、車高を上げブロックタイヤ等を装備しダートも走れるオートバイ。日本では、1970年代前半に道路の舗装が進み、大型オートバイとオフロード走行に特化したトレールモデルのヒットに伴い絶滅した。 https://www.youtube.com/watch?v=nWyiF1C1D70 世界的に絶滅したスクランブラーだが、海外メーカーを中心にスクランブラーが復活しつつある。これは、オンロード・ダート走行が行えるだけでなく、クラシックな雰囲気のイメージがありながら明確なイメージが定まっていないのもある。 好例がドゥカティ・スクランブラー。ダートも走れるオンロードオートバイという意味の「スクランブラー」だけでなく、掛け合わせる「スクランブル」の意味もかけ合わせ、舗装路のスポーツライドも行えるカフェレーサーや、アドベンチャータイプをラインナップした。それだけでなく、スクランブラーブランドのアパレルも用意し、従来のドゥカティとは違うファッショナブルなオートバイとして売り出している。そのため、近年はスクランブラー≒クラシックなデザインのオフロードオートバイという間違った認識(スクランブラー衰退期には国産4社はSL、RT/DT、TR、ハスラーなどのトレールモデルがあった)も生まれている。 AECをE-ビーチクルーザーではなく、スクランブラースタイルと見ると別の評価になる。カスタムしたくなる独特の形状のフレームに、マウンテンバイクのパーツが装着できる設計で改造しやすい。ドライブユニットはShimano STEPS E8080なのでスポーティな走りも可能で、フレームもオフロード走行できるため、林道ぐらいなら楽しめるだろう。 スクランブラースタイルとも言えるE-bikeの東洋フレーム AEC。欠点は価格で450,000円(税抜き)と高価な所。125ccのカスタムオートバイのコンプリートモデルよりも少し安いだけで、カスタムE-Bikeのコンプリートモデルとして認識されるかが課題だろう。 https://toyoframe.com/

盗難補償があるスポーツ自転車 ブリヂストン・CYLVAシリーズを解説

ブリヂストンの街乗り用自転車ブランド「グリーンレーベル」の中で、CYLVAシリーズはケレン味がないロードバイク、クロスバイク、折りたたみ自転車をラインナップしている。2017年モデルからはストリート系のグラフィックは廃止し、BRIDGESTONE GREEN LABELロゴをフレームに貼り、落ち着いたスタイリングになった。 出典:CYLVA F24|CYLVA|BRIDGESTONE GREEN LABEL CYLVAシリーズで一番注目する所は、三年間盗難補償がある事だ。 三年間盗難保証は、条件を満たした場合で自転車が盗難された場合、僅かなお金で自転車を手に入れることができる制度。一般的なスポーツ自転車には採用されていないが、CYLVAシリーズには全車に盗難補償が付帯されている。 参考:各種補償制度、防犯登録 | お客様サポート | ブリヂストンサイクル株式会社 この3年間盗難補償はお買上げと同一車種(生産中止又は価格変動等が発生した場合は最近似の自転車・盗難補償は1回のみ有効)を自転車は3,000円(税抜き)、電動アシスト自転車は標準現金価格の30%で代替車として購入できると、非常にお買い得な制度だ。ちなみに従来の1年間盗難補償の場合、お買い上げ車と同じ新車(生産中止、または価格変動の場合は最近似の自転車)を標準現金販売価格の60%に消費税と組立手数料(大人車2,500円(税抜き)、幼児・子供車2,000円(税抜き))を加えた価格で代替車として購入できるとなっているため、以下にお買い得な制度なのかがわかるだろう。 CYLVA FR16:フラットバーロードバイク CYLVAシリーズ唯一のフラットバーロードバイクなのがCYLVA FR16。クロスバイクのCYLVA F24に似ているが、FR16はやや前傾姿勢で乗れるため、スポーティな乗車姿勢を実現した。 ブレーキはロードバイクタイプのキャリパーブレーキを採用。FR16のブレーキは、通常のロードバイクタイプのキャリパーブレーキよりも、サイズが大きいロングアーチブレーキを採用している。ギアはロードバイク用の前二段、後ろ八段を採用し、クロスバイクのF24よりも細かいギア比を採用しているスピード重視のギア比となっている。タイヤ幅も28ミリの細めタイヤを採用し、舗装路をスポーティに走れる物を装着した。 CYLVA FR16の一番の特徴は、純正ドロップハンドルキットがオプションで存在する事だ。あとからドロップハンドルが装着できるので、初心者でも安心の自転車とも言える。 全体的な設計は、汎用性が高いフラットバーロードバイクだ。一般的なフラットバーロードバイクは、ロードバイクの設計のままフラットハンドルを装着するため、荷台や泥除けが装着できない、直進安定性を犠牲にしてクイックなコーナーリングを重視したため、街乗りでは不安定という欠点がある。 CYLVA FR16は、本格的ロードバイクのレーシーな設計をやめた一方、サイドスタンドや泥除け、荷台が装着できるため、他のフラットバーロードバイクでは珍しい汎用性を持っている。 CYLVA F24:クロスバイク 初心者にも乗りやすくてお買い得なクロスバイクの1つがCYLVA F24だ。タイヤ幅は32ミリとママチャリよりも少し細いだけのタイヤ幅は、歩道の段差の通過にも安心感があり、タイヤもパンクリスクを軽減するプロテクターをタイヤに搭載している。フレームサイズは4種類と比較的幅広い身長に合わせることができる。普通のクロスバイクでは標準装備されないスタンド、ライトが標準装備されているため、後から購入しなくてもいい。 マウンテンバイク並に軽いギアがあるギア比は、きつい峠越えも苦にならず、裾が痛みにくい簡易ガードは装備されている(但し裾バンドは持っていたほうが良い)。泥除けや荷台の純正オプションがあるので快適街乗り仕様に変更が可能となっている。 部品構成も5万円台のクロスバイクには採用されにくい、シマノ製Vブレーキやボトムブラケットを採用し、3年間盗難補償で万が一の盗難にも対応可能と至れり尽くせりすぎるクロスバイクとなっている。非常にお買い得な一台でケチを付ける部分が無いほどだ。あえて言うのならスポーク数が少し少ないホイールだけだろう。 CYLVA F6F/F8F:折りたたみ自転車 CYLVAシリーズの折りたたみ自転車であるCYLVA F6F/F8F。一番の特徴は、ハンドルとサドル間の長さが短いため、小柄な人でも自然な乗車姿勢を実現した事だ。エントリーモデルのF6Fは、太めのタイヤを採用し、安定性を重視しているのに対し、上級モデルのF8Fは細いタイヤを装着して舗装道路のスポーティな走りを楽しめるモデルとなった。 https://www.cyclorider.com/archives/14887