デイリーアーカイブ Apr 29, 2025
磁石の力で靴を固定する自転車ペダル「Magped」
ロードレース等の自転車競技で使われている足を固定する「ビンディングペダル」。今ではレースだけでなく、一般公道を走行するサイクリングでも使う人が多い。筆者は、脱着時を頻繁に行う必要がある公道で、ビンディングペダルを使うのは疑問に思っているので、ビンディングペダルは使わないだろう。足を固定するリスクがあるビンディングペダルだが、足を固定する事で、ペダルを回す時に余計な事を考えず綺麗に回すことができる利点も持っている。
今回、注目したペダルは「magped」。このペダルが従来のビンディングペダルと違うのは、マグネットでペダルと靴を固定する方式を採用している所。従来のビンディングペダルよりも、安全に使いやすく、"固定されている"という不安を感じることなく、"固定されている"メリットを享受できるペダルとのこと。
ペダルに装着されているマグネットは、固定力が違うのを選ぶことができる。体重が重い人や競技で使う人の場合、固定力が強力なマグネットがついたのを選べば良いようだ。ペダル装着用マグネットを別売りにして、自分好みで変える事ができれば面白いだろう。
Magpedは片方にマグネットがついたSportと、両方にマグネットがついたEnduroの2つが用意されている。対応シューズはSPD(2穴)用でソールの厚さが薄手~中厚程度。価格は以下の通り。
Sport
¥10,600/100N(体重65kg以下)
¥11,200/150N(体重65~90kg)
¥12,200/200N(体重75kg以上と競技ユーザー)
Enduro
¥16,800/150N(体重80kg以下)
¥17,800/200N(体重75kg以上)
(共に税別)
公式サイト:https://www.zetatrading.jp/magped
2020年モデルの注目のロードバイク、グラベルロードまとめ
ここ数年はグラベルロードバイクが注目されている自転車業界。2020年モデルでは、ロードバイクでもグラベルロードのようにタイヤを太くする流れが発生している。グラベルロードではサスペンションを装着したモデルや、低価格帯でも本格的な装備を搭載した車種が登場している。
ドロップバークロスバイク
GIANT Escape R Drop
6万円台と、驚異の低価格を実現したドロップバー仕様のクロスバイク。ベースが舗装路を快適に走行できるクロスバイク「Escape R3」をベースにしているため、荷台や泥除けの装着ができ、実用性も持っている。初心者向けロードバイクの決定版と言えるモデル。
https://www.cyclorider.com/archives/32050
ロードバイク
GIANT CONTEND ARシリーズ
GIANTのロードバイク「CONTEND」をベースに、スタックハイトを高く取り、ワイドタイヤが装着できるロードバイク。標準装備されているタイヤは32Cで、フェンダー装着もできる。最大タイヤ幅は38Cと、一昔のグラベルロードよりも太いタイヤが装着可能なロードバイク。
公式サイト:https://www.giant.co.jp/
GT GTRシリーズ
マウンテンバイクやグラベルロードで有名なGTのロードバイク。10万円を切るロードバイクでありながらディスクブレーキやスルーアクスルといったハイエンドモデルで流行の機構を採用している。流行を追ったエントリーロードバイクが欲しい人にお薦め。
公式サイト:https://www.riteway-jp.com/bicycle/gt/
https://www.cyclorider.com/archives/11248
Khodaa-Bloom FARNA TIAGRA
エンデュランスロード「FARNA DISC」のミドルグレードが「FARNA TIAGRA DISC」。139,000円(税抜)と15万円を切る価格でありながら、Shimano TIAGRAフル油圧ディスクブレーキ搭載で、日本人の手でも握りやすいショートリーチブレーキレバーを装備するなど、細かい所まで拘った油圧ディスクロードバイク。
khodaa-bloom.com
https://www.cyclorider.com/archives/32900
グラベルロード
Cannondale Topstone Carbonシリーズ
Cannnondaleのグラベルロード「Topstone」シリーズの最上級モデルが「Topstone Carbon」。シートステーとシートチューブがアクスルピボットで接続し、ステーとシートチューブが大きくしなることで、グラベルでの高速走行を実現したモデル。最大で30ミリほどしなるので、一般公道でのサイクリングでは、どのくらいの効果があるか気になる所だ。
公式サイト:https://www.cannondale.com/ja-JP/Japan
GT GRADEシリーズ
グラベルロードバイクブーム初期に、手頃な価格で購入できるグラベルロードとして有名だったGRADE。2020年モデルでフルモデルチェンジを行った。エントリーモデルでもスルーアクスルやフラットマウントディスクブレーキの装備、ダボ穴の追加を行い、幅広い楽しみ方を行いたい人に向いている。
公式サイト:https://www.riteway-jp.com/bicycle/gt/
https://www.cyclorider.com/archives/11248
Charifuri CF01(フレームセットのみ)
右側のチェーンステーに「エレベーテッドチェーンステー」を採用したグラベルロードフレーム。ブレーキはディスクブレーキ・Vブレーキから、ホイールはキャリパーブレーキタイプのロードバイク用ホイール、ディスクブレーキ用ロードバイクホイールが選べる。変速関連もシングルスピードに外装変速機、内装変速機からチョイスでき、チェーンかベルト駆動まで選択できる遊べるグラベルロードフレームだ。
公式サイト:https://www.narifuri.com/features/cf01.html
https://www.cyclorider.com/archives/30905
NESTO GAVEL/GAVEL FLAT
NESTOから登場したお手頃価格で購入できるグラベルロードバイク。GAVELはフレアタイプのグラベル用ドロップバーとシマノ・SORAコンポーネントを搭載したグラベルロードバイク。一方、GAVEL FLATは、ライザータイプのフラットハンドルを搭載し、油圧ディスクブレーキを搭載したフラットバーグラベルロードバイクだ。
https://www.cyclorider.com/archives/32312
MIYATA ROADREX(E-グラベルロード)
一足早くシマノ製ドライブユニット搭載のE-クロスバイクやE-MTBを販売することにより、E-Bikeブランドというイメージを植え付けることに成功したミヤタ。2020年モデルでは新たにE-グラベルロードのROADREXが登場する。650B×45Cタイヤを装備した電動アシストグラベルロード(E-グラベルロード)だ。
公式サイト:http://www.miyatabike.com
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スポーツミニベロ電動アシスト自転車 「TRANS MOBILLY E-MAGIC」が登場
Gic株式会社スポーツモデルのミニベロ電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY E-MAGIC(トランスモバイリー イーマジック)」を2019年9月中旬に発売すると発表した。
自動車ブランドの自転車で有名なGic。その中でも、電動アシスト折りたたみ自転車をラインナップ「TRAN MOBILLY」シリーズから、新たに20インチのスポーツミニベロ電動アシスト自転車「TRANS MOBILLY E-MAGIC」が登場する。
TRANS MOBILLY E-MAGICは、アルミフレームのダイヤモンドフレームを採用したミニベロタイプの電動アシスト自転車。TRANS MOBILLYシリーズの自転車の特徴の1つである「軽さ」を意識しており、車体重量は約13kgを実現。バッテリーはダウンチューブ内蔵で、スタイリッシュなデザインとなっている。バッテリーの重量は約1kgで、バッテリー容量は3.5Ahとコンパクトなサイズのため、航続距離は35kmと電動アシスト自転車の中では短い航続距離のようだ。
変速機はSHIMANO 7段変速を採用。またホイールサイズはETRTO451サイズで、前輪は簡単にホイールが脱着可能なクイックリリースを採用した。カラーリングはブラックとホワイトの2色、価格は税抜95,000円。
E-Bikeブームで高価格帯の車種が続々登場しているが、Gicは10万円を切るお手頃価格の電動アシスト自転車を登場させた。アシストは1モードのみ、小型バッテリーで航続距離を抑えているため、流行のE-Bikeとはかけ離れているが、どれほどのポテンシャルがあるのかが気になる所だ。
TRANS MOBILLY E-MAGICのスペック
フレーム :アルミフレーム
重量 :約13kg(バッテリー・スタンド・ペダルを除く)
タイヤサイズ :20×1-1/8(451)フレンチバルブ
ブレーキ :キャリパーブレーキ
アシストモード :1モード
コンポーネント :7speed
走行距離 :約35km
補助速度範囲 :0~10km比例補助/10~24km逓減補助
モーター型式 :直流ブラシレスモーター
モーター定格出力 :250W
バッテリー型式 :充電式リチウムイオンバッテリー
バッテリー定格出力:36V
バッテリー容量 :3.5Ah
バッテリー寿命 :約500回
電源 :AC100~240V
消費電力 :126Wh
充電器定格出力電圧:DC42V 2.0A
充電時間 :約2.5時間
カラー :White,Matte Black
店頭小売価格 :95,000円(+税)
公式サイト:http://www.gic-bike.com/