デイリーアーカイブ Nov 2, 2024

極限まで小さくなる新時代のツーリング用輪行自転車「テンションシルク」

ロードバイクやクロスバイク等のスポーツ自転車は、車輪を外して専用の袋に入れれば、公共交通機関に載せることができる「輪行」が可能だ。しかし、そのように輪行を行ってもサイズが大きいため、場面によっては輪行が難しい事も少なくない。 そのような問題を解消したのが「テンションシルク」だ。テンションシルクは1964年東京オリンピック等で活躍した「シルク号」の、直系ブランドビルダーである「絹自転車製作所」が製作した自転車。 一番の注目がフレームの一部分(ダウンチューブ)に特殊繊維を使用したロープを採用した「テンション構造」を採用している事。従来の自転車とは違う変わったデザインに見えるが、ダウンチューブは乗車時には引っ張りの力しかかかっていないため、このような構造でも大丈夫とのこと。また、「テンション構造」に関しては、目新しい技術ではなく1800年代の自転車にも使われており、絹自転車製作所の代表が、かつて試作車を作っていたと語っていた。 現代の自転車では、テンション構造をサスペンションとして使っている「Slingshot」ブランドの自転車、Dahonの一部車種(K3)に使われている「Deltec」が、テンション構造の考えを採用している自転車とも言える。このテンション構造は、使用するワイヤーが使っていくうちにヘタってしまう問題があるが、テンションシルクに関しては特殊繊維を使用したロープを使うことで、その問題を解決した。 https://www.youtube.com/watch?v=vtRUj1a_csg https://www.youtube.com/watch?v=wQiMP04WiVU テンションシルクが「テンション構造」を採用した理由 テンションシルクがテンション構造を採用した理由は、輪行性能の追求した結果だ。一般的な電車輪行ならシートピラーを外すだけで簡単に輪行モードに変身する。 車輪を外さないで、ここまでコンパクトに折り畳めるのは驚くしかないが、テンションシルクは前後ホイールやフロントフォークを外すことで、折り畳みサイズを3辺合計159cmと驚異的な輪行性能を実現した。 テンションシルクの価格は? 新時代の輪行ツーリング自転車と言える「テンションシルク」。価格は、超軽量モデルの「テンションシルク JBT」が、500,000円。キャンピング仕様の「テンションシルク UCC(ウルトラコンパクトキャンピング)」が200,000円。20インチの「テンションシルク 20」が150,000円(いずれもフレームのみ、税抜)。どれもハンドメイドのオーダー品のため高価だ。しかし、現在、アルミフレームの量産車仕様も製作中で2020年夏に販売を予定している。現時点では詳しい仕様は公開されていないが、希望価格は120,000円を予定していると語っていた。輪行ツーリングの時代を変える注目の自転車だろう。 リンク:silkcycle.com

メリダのE-MTBとグラベルロードが「デザイン&イノベーションアワード」を受賞

メリダの輸入を行っているミヤタサイクルは、1月23日、Desing&Innovation Award2020 のE-MTB 部門で「MERIDA e.ONE-SIXTY 10K」が、ロードバイク部門で「MERIDA SILEX +6000」が受賞したと発表した。 Design&Innovation Award(DI.A)は、実際に製品をテストし、それらの全体を評価、検討する賞。e.ONE SIXTY 10Kは、日本で展開している e.ONE-SIXTY9000 とフレームが同じで、スペック等一部仕様が異なるE-MTB。インチューブバッテリーに加え、フロントホイールに 29 インチを、リアホイールには27.5インチを採用し、安定性とハンドリングを両立。受賞理由は以下の通り。 MERIDA eONE SIXTY 10K は、人気の E MTB の最新版です。すでにライディングパフォ ーマ ンスのベンチマーク にされ 、さまざまな雑誌で多数のグループテストを され ています。今回、 MERIDA は全面的に 刷新させました。 ルックス とライディングパフォーマンスの両方の面で水準を引き上げ、フロントホイールに 29 インチを採用した MERIDA e ONE SIXTY10K は信じられないほどバランスが取れており、流れるような トレイルと厳しいアルプスの地形でもとても安定したハンドリングを提供しています。 ヘッドチューブ 上に備えてある MERIDA オリジナル 「 Thermo Gate 」 は、整然としたケーブル ルーティーンを可能にし、カーボンフレームの魅力的なデザイン...

電動アシスト自転車専門店「モトベロ」が、2019年間販売ランキングを発表

電動アシスト自転車専門店『モトベロ』を6店舗運営する、株式会社モトベロは、1月24日、2019年の電動アシスト自転車販売ランキングを発表した。 モトベロは、電動アシスト自転車の価値を分かりやすく伝えるだけでなく、それによって生まれる新しいライフスタイルを提案することをコンセプトに電動アシスト自転車に特化した専門店。ランキングは、モトベロ独自に定義した5つのカテゴリーに分けてランキングを行っている。 【子供乗せ車】お子様をチャイルドシートに乗せ使用するタイプの車両 【小径車】20インチタイヤを中心とした、日常使いをメインにした車両 【軽快車】26インチタイヤを中心とした、俗にいうママチャリタイプの車両 【スポーツ】スポーツタイプのフレームで、日常使いや通勤・通学などに利用する車両 【プレミアム】高価格帯でありデザインに優れたタイプや、昨今注目のスポーツe-bikeタイプ 集計期間は2019年1月1日~12月31日。集計対象はモトベロ全店(代官山・二子玉川・湘南・星が丘、枚方、広島)。また、集計期間中に、マイナーチェンジしたモデルについては同一モデルとして合算集計し、車種名は2019年1月24日現在での名称で記載している。1月24日現在廃盤となっている車両も含まれている。 子供乗せ車 1位、『bikke POLAR e(BRIDGESTONE)』 は、昨年に続き1位を獲得。2019年モデルの新色『ソフトカーキ』が好調を牽引。同ジャンルは、販売商品が多いため、1位~10位を発表。 小径車 昨年に続き1位は『CITY-C(YAMAHA)』。老若男女問わず安定的な人気。『EZ(Panasonic)』は1位に対し、ごく僅差ながら2位。こちらもモトベロでは根強い人気車。 軽快車 1位『TIMO S(Panasonic)』が昨年1位の『Mina(YAMAHA)』を抑えて首位。一人乗りの買い物、通勤需要に加え、学生の通学需要にも対応する1台。 スポーツ 1位は『ベロスターミニ(Panasonic)』。初めて電動アシスト車に乗る方、既に1台お持ちで2台目としてご利用の方など、幅広いお客様にご評価頂く1台。低価格ながら、ライト、泥除けが標準装備など十分なスペックも評価ポイント。同シリーズで700Cサイズのタイヤを装着したモデルも4位にランクイン。 ​プレミアム 1位『PSA1(BESV)』は、昨年に引き続き。スタイリッシュなデザインが特徴の1台。2位から4位まではデイトナの車両が続く。こちらも電動車とは思えないスタイリッシュなデザインが人気。 【電動アシスト自転車専門店『モトベロ』調べ】 リンク:電動アシスト自転車専門店『モトベロ』2019年間販売ランキングを発表! 公式サイト:モトベロ