デイリーアーカイブ Nov 7, 2024

トーキョーバイク、東京都外で初のパートナーショップ 「Tokyobike Plus 福岡」が8月1日(土)にオープン

トーキョーバイクは7月20日、東京都外では初めてとなるトーキョーバイク専門店「Tokyobike Plus 福岡」を福岡市中央区薬院に7月23日にプレオープン、8月1日にグランドオープンすると発表した。 トーキョーバイクは東京の東側、谷中に拠点を置く自転車メーカー。街や生活を楽しむための自転車、「トーキョーバイク」を2002年に発売。現在、都内3ヶ所で直営店と海外8ヶ所でパートナーショップを運営するほか、全国200店舗以上の取扱店で展開している。 Tokyobike Plusは、個性豊かなパートナー企業とともに、トーキョーバイクの世界観を伝えるコンセプトショップ。トーキョーバイクだけでは提供できない価値を「plus」しながら、自転車のある生活や街の楽しみ方を提案していく。 Tokyobike Plus 福岡は、福岡市中心部の天神から徒歩10分ほどの中央区薬院に位置する。周囲には、カフェやインテリアショップ、人気の焼き菓子店やモダンな和菓子店など魅力的な個性派ショップが点在。半径3km以内には大濠公園、福岡市動植物園、賑やかな警固や再開発で注目を浴びている六本松があり、自転車のある暮らしを楽しめるエリアだ。 自転車関連の商品や修理メンテナンスサービスのほかに、乗って行った先で手軽にコーヒーを楽しめるグッズの展開やユーザーと一緒に福岡の街をめぐる「リアルな楽しみ方」を提供するサービスなど、通勤・通学以外にも幅を広げるような提案を行っていく予定だ。 店舗デザインは、薬院のイタリアンレストラン「チェルニア」や赤坂の居酒屋「町屋 あかりや」、警固の「めしや コヤマパーキング」、佐賀県白石町の「TOMMY BEEF」を手掛けるGO!design factory Inc.の大淵 誠氏が手がけた。 運営は広島県でスポーツバイクを中心とした「grumpy」と自転車のあるライフスタイルを提案する「pop grumpy」の2店舗を展開する株式会社フィラメンツが行う。 プレオープン期間中よりトーキョーバイクの自転車をご購入いただいた先着80名様に、てぬぐい専門店「かまわぬ」によるトーキョーバイクのオリジナルてぬぐいをプレゼントを実施する。 ■店舗情報(Tokyobike Plus 福岡) 所在地  : 〒810-0025 福岡市中央区薬院伊福町16-1 電話番号 : 092-406-7039 営業時間 : 11:00-19:00 定休日  : 火・水 URL   : https://tokyobike-fukuoka.com Instagram: tokyobike_plus_fukuoka

クロスバイクタイプの電動アシスト自転車「パナソニック ジェッター」がモデルチェンジ E-Bike風デザインに進化

パナソニック サイクルテックは7月20日、電動アシスト自転車スポーツタイプ「ジェッター」をモデルチェンジしたと発表した。2020年8月3日に発売する。 クロスバイクのデザインを採用した電動アシスト自転車として知られている「ジェッター」は、今回のフルモデルチェンジでフォルムを一新。 ケーブル内装方式に、E-Bikeのようにダウンチューブに沿わせた新設計のバッテリーを搭載することで、スポーティなデザインに変わった。 ハンドルに装着されているサイド液晶ディスプレイを採用した手元スイッチは、走行速度や走行距離表示、スポーティーな走りをアシストするケイデンス表示など8項目表示に対応。 オプションで前後キャリアや前カゴも用意されているので、通勤などの需要にも対応している。 車体はアルミフレームに、フロントフォークの組み合わせ。ドライブユニットは、センターユニット(定格出力250W)で、25.2V 12Ah(302wh)バッテリの組み合わせで、最大航続距離85キロを実現した。外装8段変速で、タイヤは700×38C。BAA適合で、3年間盗難補償付帯。価格は15万円(税抜)。 関連リンク Panasonic https://www.cyclorider.com/archives/36913

”走り”と”遊び”が楽しめるハードテールE-MTB Corratec E-POWER X VERT CXをインプレッション

オフロードだけでなく舗装路等様々な道を楽しめる電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」。E-MTBの主流は、前後にサスペンションを搭載した高価なフルサスペンション仕様が多い。シクロライダーでも、フルサスペンションタイプのE-MTBを何度かインプレッションを行った事があるが、もっと現実的な価格のE-MTBについて知りたい人は多いだろう。 今回、紹介するE-MTBはCorratec(コラテック) E-POWER X VERT CX。フロントにサスペンションを搭載したハードテールE-MTBで、価格は39万8000円(税抜)と、現実的な価格で購入できるE-MTBだ。 Corratecは、1990年に南ドイツのローブリングで誕生した自転車ブランド。日本には日本市場向けのオリジナルモデルを用意したり、ロードバイク「R.T.CARBON」「DOROMITI」「A-ROAD」は、大阪府堺市にある「株式会社ワコー」で組み立てが行われているモデルが用意されている。 今回紹介するE-POWER X-VERT CXは、日本オリジナルのハードテールE-MTB。日本のプロフェッショナルライダーが設計に参加し、寝かせたヘッドアングル、やや長めのトップチューブ、短めのリアセンターを採用した「トレイルジオメトリ」を採用し、日本のトレイルを快適に走行できるハードテールE-MTBを目指して作られたとのこと。 日本仕様と海外仕様の違いは、日本仕様は前後ホイールは27.5インチ(海外仕様では前輪29インチ、後輪27.5インチホイールを採用)。リアチェーンステーは445ミリと短い(海外仕様はリアチェーンステー455ミリ)。フレーム内蔵ライト「C-LIGHT」の削除(海外仕様には装備)。フレームサイズ39は、一般的なトライアングルフレーム(海外仕様はスタッカードタイプ)にするなど、多くの変更を施しており、日本オリジナルの構成となっている。   E-POWER X VERT CXの車体をチェック 車体デザインは、定番の取り外し可能なインチューブ(内蔵型)バッテリーで、ダウンチューブは曲線も加えて滑らかな形状となっている。リアキャリア装着用のダボ穴も用意されている。ボトルケージ台座はダウンチューブとトップチューブの2箇所に付いている。ドライブユニットはBosch Performance Line CXで定格出力は250W。最大トルクは75Nm。eMTBモードが搭載されている。 フロントサスペンションはSR SUNTOUR XCR34-AIR-Boost LOR DS 27.5 140ミリトラベル。ブレーキはシマノ MT200油圧ディスクブレーキで、ディスクローターはシマノ SM-RT30 180ミリ。 E-MTBでは必需品であるサイドスタンド台座も用意されている。専用スタンドは3000円(税抜)で、コラテック取扱店で購入可能。 車体に装着されている充電口は、ダウンチューブ下部に装備。この部分に付いていると、充電を行う際、自転車を置く場所に左右されにくい利点がある。但し、充電口は泥がかぶりやすいので、頻繁に使う人はライド前に充電口のカバーがしっかり閉まっているかチェックしよう。 タイヤはWTB RANGER 27.5×2.8インチ。フレームのクリアランスは余裕がある。 バッテリーハウジングの蓋は、グラスファイバー補強のハイグレードポリアミド製で、バッテリー一体型。車体同色に塗装されており一体感があるデザインを採用。 バッテリーを外して興味深いと思ったのは、フレーム内部に補強を入れている事。これはフレーム剛性のために行っているとのことで、CorratecのクロスバイクタイプのE-Bike「E-POWER SHAPE PT500」にも採用されており、車体(フレーム)の良さにも担っているようだ。 バッテリーは容量500Whの「Bosch PowerTube 500」を採用。さらに容量が大きく、PowerTube 500よりも長い625Wh大容量バッテリー「Bosch PowerTube 625」の装着は想定していない。 一部メーカーでは、フレームをBosch PowerTube 625を搭載するのを前提とした設計にして、Bosch PowerTube 500を装着する場合は、スペーサーを入れている会社もある。E-POWER X-VERT CXに関しては、ハンドリングにこだわるためにBosch PowerTube 625と共用せず、Bosch PowerTube 500専用にしているようだ。 トレイルライドが面白いハードテールE-MTB 借用して、早速トレイルを走って気づいたのが、500Whと大容量バッテリーを搭載したE-MTBクラスでは、カーブの曲がり方が自然で気持ちいい事。バッテリーをフレームに内蔵すると重心が下がっただけでなく、27.5インチホイールを採用しているので、29インチのE-MTBよりも小回りが効くのもあるだろう。 その他にも、良いと思ったのが、他のE-MTBよりもバッテリーの搭載位置が中心に近く、トレイルジオメトリのお陰か、前輪付近の重量感が軽く感じる事。 E-MTBと言えばダウンチューブに重いバッテリーを搭載している関係で、フロントに重りが入っている感覚のモデルが多い。しかし、E-POWER X-VERT CXは大容量バッテリー搭載のE-MTBとしてはフロントが軽く、フロントが上がりやすいタイプに入る。Performance Line CXの瞬時に反応するのを駆使して、丸太や大きい石をヒョイヒョイと乗り越えて走るのは楽しい。 フロントが軽い感覚は下りでも効果があるようだ。木の根がある下りを下った感覚は、バランスが悪くて前輪から落下する嫌な感覚が薄い。 バッテリーの容量は500Whと、ハードなオフロード走行を行うE-MTBクラスでは最低限の容量。しかし、バッテリー大容量化でバランスの良さが崩れるのなら、バッテリーサイズはそのままで良い。予備バッテリーを購入して、バックパックに入れれば1000Wh(500Wh+500Wh)になり、長時間楽しめるからだ。 モーターアシストがあるE-MTBは、シビアな上り坂をクリアする上り性能も重要だ。E-POWER X-VERT CXは、タイヤ幅が2.8インチと太いため走破性が高いが、リアにサスペンションが無いハードテールE-MTBのため、フルサスE-MTBの感覚でペダルを漕いで上ると、後輪が跳ねてしまいスリップしてしまう。 こんな時は、E-POWER X-VERT CXに搭載されているドライブユニットBosch...