デイリーアーカイブ Nov 8, 2024

佐川急便が業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO」の本格導入を開始

佐川急便は9月10日、豊田TRIKE株式会社と共同開発を進めてきた業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO(トライクカーゴ)」の本格導入を決定を発表。2020年8月24日から全国60営業所、計155台の順次導入を開始した。 豊田TRIKEはシンクロシステム搭載の前輪2輪電動アシスト自転車で有名な日本の会社。シンクロシステムは、2つの前輪をチェーンで連結し、連動することで段差などで片輪が上昇すると、もう片輪が下降するシステム。自転車事故の最も多い、段差の斜め上がりや濡れた路面でのカーブにおける転倒を防ぐのを売りにしている。 佐川急便は、豊田TRIKEとの「TRIKE CARGO」の共同開発にあたって、2019年3月より佐川急便営業所の複数拠点を対象にトライアルを開始し、実用化に向け改良を重ねながら検証を実施。トライアルの結果、取り回しを安易にするため車体を軽量化するなどの各種改良を実施することで、安全性の担保や集配業務の効率化に一定の効果を見込めると判断し、本格導入を決定。 従来、佐川急便で使用していた電動アシスト自転車と比べて、荷重の影響を直接車体に受けない牽引タイプを採用することで、積載可能重量が30kgから150kgへと大幅に増加。牽引部分には台車を直接搭載することができるため、積み替え作業の軽減にも繋がることで作業効率の向上に寄与するとともに、一度に運べる量が増えたことで集配拠点を何度も往復することを減らすことが可能となり、一人当たりの集配エリアの拡大も図れることから生産性向上に繋がるとのこと。 パワーユニットにシマノ製の業務用アシストモーターに加え、変速機を採用し、重い荷物を載せていても大きな漕ぐ力を必要とせず走行することができ、女性や運転免許未保持者といった幅広い人材の活用が期待できるとのことだ。 関連リンク 佐川急便    

川崎重工がビジネスアイデア社内公募の第1号「電動アシスト3輪ビーグル」を選定 2022年度の市販化を目指す

カワサキモータースジャパンは9月10日、川崎重工業が社内公募制度「ビジネスアイディアチャレンジ」で、電動三輪ビークル「noslisu(ノスリス)」を第1号案件に選定。 応募のあった約100件のアイデアから選び、現在のビジネスモデルの仮説構築・検証フェーズからマーケティングなど具現化判断に移行し、事業化を目指すとのことだ。以下、プレスリリースから。 電動三輪ビークル「noslisu」について https://youtu.be/XWJFtQRbc0Q 今回選定された電動三輪ビークル「noslisu」は、社会のより多くの人々が安全・快適・気軽に移動できるモビリティーを提供し、その豊かな生活に貢献したいという思いから開発が始まりました。公共交通機関でのアクセスが容易ではない地域での移動や、宅配事業者、高齢者など多様なニーズに応えられるよう、EV仕様と電動アシスト自転車仕様の2つの走行タイプが選べるほか、独自開発の前2輪方式による高い安定性と積載能力を実現しています。環境負荷低減・小型モビリティへの関心が高まるなか、新たな移動手段を提供します。 <特 長> (1)ペダル操作無しで走行可能なEV仕様(要普通自動車免許)と電動アシスト自転車仕様の2タイプからニーズに応じて選択可能。 (2)三輪ならではの安定性とモーターサイクル事業で培った小型モビリティ開発技術を生かした高い操縦性を実現する独自のリーニング機構(特許出願中)の採用により、転倒リスクの低いスムーズで安定した走行が可能。空車/乗車いずれの状態でも自立するため駐車時に車体を立てる操作が不要。 (3)フロントの2車輪間の低い位置に大容量荷物搭載スペースを確保し、荷物を積んでも低重心で安全に走行可能。 本プロジェクトでは、一般以外にも物流・公共交通機関など法人向けにも展開するほか、単なる製品販売にとどまらず、シェアリングサービスやフィンテックの活用なども視野に入れ、広く社会への普及を図ります。今後、2020年度下期から試乗会などのプロモーション活動、市場調査などユーザーとの対話を通じてユーザーベネフィットを訴求し、2022年度からの販売を目指します。 プロジェクトリーダー石井宏志のコメント 「町で出会った高齢者から聞いた『家族のところに駆け付けたいときに一人で気軽に乗れる乗り物がない』という声をきっかけに、当社のモーターサイクルのノウハウを生かしてもっと多くの人々を幸せにしたいと思って開発しました。今後、ユーザーの声を聞き製品に反映しながら、社会の人々の生活に役立つモビリティを提供していきます。」 社内公募制度「ビジネスアイディアチャンジ」 オープンイノベーション活動のさらなる加速や、社内に眠っている事業アイデアの発掘・活用を目的として2020年4月に開始しました。市場環境・顧客ニーズの急速な変化に対応するため、既存の製品・事業にとらわれないアイデアを広く募り、応募者自身や川崎重工の強みを活用するとともに、必要に応じてスタートアップや大手企業など他社との連携も図ることで多様な製品・事業を生み出します。企画と検証を短期間で繰り返す機動的な手法(アジャイル型)により、効率的かつスピーディに新たな価値を創出します。また、人材育成を目的としてビジネスモデルの創出に必要な財務会計や経営戦略などの教育をビジネスアイデア応募者に対して実施し、企業としての持続的な成長を目指します。 ●理念:あなたのアイデアが社会をそして会社を変える ・社内に眠っているアイデアと熱意(パッション)を発掘 ・世界を変えたい、そして川崎重工のビジネスを根本から変えたい、というアイデアを募集 ・従業員は、社内起業家マインドで覚悟と責任感をもってアイデアを推進 ・アイデアが次々と生まれ、活発に議論される企業文化を醸成 ●制度の仕組み ・社内の仮想ベンチャーとして概念実証(PoC)を実施 ・試作品等を用いてビジネスモデルの仮説を構築・検証 ・マーケットインの発想でニーズを検証しながら、製品・サービスを柔軟に変更 ・必要に応じて外部と連携 ・各ステージゲートで投資判断をし、段階的に事業化 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/46740 関連リンク 電動三輪ビークル「noslisu」ウェブサイト

SpecializedのE-ロードバイク「Turbo Creo SL」E-MTB「Turbo Levo SL」の2021年モデルが登場

SpecializedのE-Bike「Turbo SL」シリーズの2021年モデルが発表された。 2021年モデルはE-ロードバイクの「CREO SL」と、フルサスE-MTB「LEVO SL」のS-WorksとExpertの2モデルのパーツチェンジを実施。CREO SLには新たにRoad Remoteを装備し、ハンドルから手を放さずにアシストモードの変更が可能になった。LEVO SLはFloat 36とDPX2を採用し、下りをより楽しむ仕様にアップデート。またE-グラベルロードのCREO SL EVOは、新たにS-Worksモデルを追加された。 S-WORKS TURBO CREO SL CARBON EVO E-グラベルロード「Turbo CREO SL EVO」で初めてのS-WORKSモデル。クランクはカーボン仕様で、コンポーネントはSRAM Red eTapを採用している。価格は170万5000円(税込み、以下同)。 フレーム:FACT 11r carbon, Open Road Geometry, front/rear thru-axles, fully integrated down tube battery, internal cable routing, fender/rack mounts, Boost™ 12x148mm フロントフォーク:Future Shock 2.0 w/ Smooth Boot, Boost™ 12x110mmmm thru-axle,...