デイリーアーカイブ Jan 12, 2025

Carstay、「NEW ACOUSTIC CAMP 2024」に”動く高級ホテル”を提供・運営 ― キャンピングカー常設と車中泊エリア新設で宿泊施設不足を解消 ―

キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービスなどを展開するCarstay株式会社は、野外音楽イベント「NEW ACOUSTIC CAMP(ニュー・アコースティック・キャンプ) 2024」(開催地:群馬県利根郡みなかみ町、以下、ニューアコ)に協賛・提携し、会場付近の駐車場に"動くホテル"としてキャンピングカーを常設、車中泊エリアを新設し、管理と運営業務を提供すると発表した。ニューアコでのCarstayのサービス提供並びにキャンピングカーでの宿泊と駐車券の販売開始は初めてで、これまで以上の来場者の見込みと宿泊施設不足の解消のためだという。 Carstayは「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」というミッションを掲げ、キャンピングカーのレンタル・カーシェアと車中泊スポットのスペース・シェアリングサービス、車両製造・リノベーションなど、国内最大級の新しい旅と暮らしのライフスタイル「バンライフ」事業を展開するスタートアップ企業だ。 Carstayは、"動くホテル"として2台の外国製高級キャンピングカーと8台の国産キャンピングカーの計10台を提供。外国製には1台に大人最大4人、国産には6人、2日間で188,000円~利用可能で、10台で合計56人が宿泊できる。 車中泊エリアには、Carstayが提供する10台のキャンピングカーのほか、約50台のキャンピングカーが駐車可能。自家用キャンピングカーまたはレンタルしたキャンピングカーを駐車して、1日9,000円~車中泊することが可能だ。車中泊エリアにはCarstayスタッフも常駐、トイレや電源施設も整備・提供するため、初めての車中泊体験者でも安心して車中泊を楽しめる。 ニューアコは毎年9月に開催され、毎年約2万人の観客が集まる。9月開催に向け、開催地周辺の宿泊施設は混雑し価格が高騰、新たな来場者が見込まれることから、Carstayは新たな宿泊手段としてキャンピングカーと車中泊エリアを提供する。 Carstayは今後も、地方の二次交通や宿泊施設不足など、キャンピングカーによる課題解決案を提案していくとしている。 キャンピングカーレンタル・カーシェア予約はCarstay | バンライフ・ペット旅・ワーケーションを誰でもかんたんに New Acoustic Camp 2024 | ニューアコ 2024

スペシャライズド、e-ロードバイク「Turbo Creo 2」に高品質E5アルミ合金モデルを追加 ロードもグラベルも本格的に楽しめるEバイクに進化

スペシャライズドは2024年4月19日、ロードバイクとグラベルバイクの両方を本格的に楽しめるEバイク「Turbo Creo 2」に、高品質E5アルミ合金モデル「Turbo Creo 2 Comp E5」を新たに追加した。 「Turbo Creo 2」は、E-ロードバイクの代名詞とも言えるモデル。Creo 2 E5は自然な動作のペダリングアシスト、20mmトラベルのFuture Shock、最長5時間の航続可能時間を備え、どんな道やコンディションでも快適に走行できると謳うCreo 2カーボンフレームモデルの機能を継承している。 新登場の「Turbo Creo 2 Comp E5」は、E5アルミ合金フレームを採用。新しいTURBO SL 1.2モーターは、クラス最高の効率性により、航続可能距離が最長5時間と謳う。バッテリー容量は320Wh。モーターパワーは先代より33%増の320ワット、トルクは43%アップの50Nmとなり、パワフルな走りを実現しつつ、作動音は40%カットされた。 標準で700 x 38cのタイヤを装備し、最大700 x 47cまで対応。ハイボリュームタイヤとアシストパワーにより、グラベルなどの荷れた路面も安心して走れる。20mmトラベルのFuture Shock 3.0が手に伝わる衝撃を最大53%和らげ、疲労の蓄積を抑える。 プログレッシブなジオメトリーにより、舗装路からグラベルまで自信を持って走り抜けられる。フロントとリア、フォークにラック取り付けが可能で、目的に合わせて荷物を運べる。 Creo2 E5は、旧モデルのCreo E5よりも太いタイヤを装着でき、バッテリー容量は同じながらモーターのパワー・トルクアップ。重量は15キロで旧モデルよりも1キロ重量アップし、グラベルライドを重視したモデルとなっている。 「Turbo Creo 2 Comp E5」の価格は594,000円(税込)。カラーはSatin Taupe/Birchの1色で、サイズは49、52、54、56、58の5サイズを用意する。 関連リンク Made for riders, by riders. | Specialized.com

回生充電で航続距離は最大1000キロの電アシ 太陽誘電 FEREMOはヤマハ発動機、パナソニックに続く第3の勢力となるか

日本国内の電動アシスト自転車に使われているモーターで大手と言えるのが、ヤマハ発動機とパナソニックサイクルテックだろう。両社のモーターの特徴は、車体中心に搭載したパワフルなモーターを搭載しているのが特徴だ。 そんな、国内2強の大手電動アシスト自転車モーターに食い込もうとしているのが太陽誘電だ。太陽誘電はコンデンサ、インダクタなどの受動部品を提供している。電動アシスト自転車で太陽誘電は一般ユーザーには知られていないが、ブリヂストンサイクルのBSデュアルドライブは太陽誘電が開発に関わっている。このような事例は様々な例があり、スペシャライズドのSLモーターもドイツの自動車部品会社「マーレ」との共同開発で知られている。自動車だとソニーの電気自動車「VISION-S」や、BMW5シリーズ(G30)はマグナシュタイヤが開発を行っており、共同開発を行っている事例はよくあることだ。 太陽誘電が新たに発表したFEREMOの一番の特徴は回生充電機構が進化したということだろう。同じく回生充電機構を搭載したブリヂストン・BSデュアルドライブでは一充電で最大200キロを走行することができると言われているが、FEREMOはなんと一充電で最大1,000キロ走行できると唄っている。 前代未聞の航続距離1,000キロを達成した理由は、回生充電の改良だけでなくモーターやコントローラーの省電力化を行ったのもあるようだ。 メーターには、他社のEバイクでは見られない発電量を表示する欄がある。実際にサイクルモードの試乗コースを1週走行すると、消費電力の半分近くを発電しているようだ。 一番驚いたのが、アシストパワーと発電を両立している事だろう。試乗した時のモーターのパワー感は、日本国内の電動アシスト自転車用前輪駆動モーターではパワー、踏んだときのレスポンス共に、日本国内の前輪駆動の電動アシスト自転車用モーターでは一番スポーティだ。回生充電機構に関しても、試乗コースで走行した限りでは、不用意に回生充電が作動するような不安感はなく、ブレーキを強力に握らずとも減速して下ることができるので、実際の公道でも有効に活用できそうだ。 太陽誘電のFEREMOは、ヤマハ発動機、パナソニックサイクルテックの大手電動アシスト自転車用モーターに並んだだろう。日本国内の前輪駆動の電動アシスト自転車用モーターではトップクラスのレスポンスとパワーを持ちながら、パワーモードで100キロ、エコモードで1,000キロの航続距離は魅力的だ。実際、前輪駆動モーターのEバイクや電動アシスト自転車は嫌いの筆者が初めて金を出して購入したいと思ったほどだ。 太陽誘電のFEREMOの欠点は前輪インホイールモーターのため、街乗り以上の拡張性を持ったEバイクを作るのは難しいこと。構造的に前輪インホイールモーターは、車体中心に搭載されたミッドモーターや、後輪にあるリアインホイールモーターと比べて、同クラスのミッドモーターやリアインホイールモーターと同等のレスポンスやパワーを出すのは難しい。実際、パワーやトルク、レスポンスは、ミッドモーターのヤマハ発動機、パナソニックサイクルテックの電動アシスト自転車用モーターのほうが上だ。また、前輪に重いモーターを装着することで前後荷重バランスが崩れるので、高価なスポーツモデルに搭載するのも難しいだろう。 個人的には、ヤマハ発動機Y-01W AWDのように、ミッドモーターと前輪インホイールモーターを組み合わせたAWD仕様を作るのも面白いと思う。ミッドモーターの開発が難しいなら、他社のミッドモーターを組み合わせるのも1つだろう。 個人的に試してみたいのが、本当に航続距離1,000キロを達成できるのかということ。本当に航続距離が1,000キロがあるのか実際に乗って試してみたい。 関連リンク FEREMO™(フェリモ) 回生電動アシストシステム|太陽誘電株式会社 (yuden.co.jp)