デイリーアーカイブ Apr 2, 2025

自転車トラブルで有名なチェーン落ち E-Bikeならどう対応する?「Specialized Turbo VADO SL」編

自転車のトラブルで有名なのがチェーン落ち。チェーン落ちとは文字通り、走行中にチェーンが外れてしまうこと。ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなど、様々な自転車で発生する現象だ。 このチェーン落ちはE-Bikeでも発生する。ある時、筆者が所有しているE-Bike「Specialized Turbo Vado SL」で峠の下り坂を走っていると、漕げなくなったため止まってみたら、チェーンリングからチェーンが落ちていた事があった。 驚いたのがチェーンがフレーム側に落ちていたこと。人力自転車ならフレームとクランクの間には隙間があるため、チェーンが落ちても簡単に戻すことができるが、E-Bikeの場合、フレームとの隙間が殆ど無い物が多く、チェーンが落ちてしまうと、戻すことができない事もある。今回、筆者が遭遇したチェーン落ちの場合、手や工具でチェーンを戻そうとしても、チェーンがハマってしまい戻すことができなかった。 Specialized製E-Bikeは、新車購入時に1年間のロードサービスが付帯されているが、チェーン落ちで貴重なロードサービスを使う気にはなれないため、自力でチェーン落ちを直すことにした。 チェーン落ちを直すには、引っかかっている部分を外すのが簡単。車体をよく見ると、チェーンがモーターカバーに引っかかっていたため、モーターカバーを外して直すことにした。まず、最初にモーターが動くのを防止するために、スイッチを切る。 次はモーターカバーを外す。Specialized Turbo Vado SLのモーターカバーは、T25サイズのトルクスネジ1本を外すと、カバーを外すことができる。T25サイズのトルクスレンチは自転車専用の携帯工具に入っていることが多いため、別途購入する必要は殆ど無いだろう。 モーターカバーを外せば、チェーンに引っ掛かる物が無くなるため、簡単にチェーンを戻すことが可能だ。当然ながらチェーン落ちを直したらモーターカバーは装着しよう。 自転車のトラブルでも厄介なチェーン落ち。E-Bikeに関しては車種により対処法が異なるが、参考になったら幸いだ。もし、対処できない場合は自転車用ロードサービスに加入しておこう。 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/44176 文:松本健多朗

THIRDBIKESから手軽に乗れる街乗りスポーツ自転車「SUPERSONIC」登場

総合自転車メーカーのホダカは2月11日、スポーツバイクブランド「THIRDBIKES (サードバイクス)」から、街乗り向け低価格クロスバイク「SUPERSONIC (スーパーソニック)」を発売した。 SUPERSONICは細身のフレームに、街乗りで必要なスタンドやバッテリーライトを装備した量販店向けのクロスバイク。車体色はレッドとダークブルーが単色でシンプルなもの加え、サイケデリックシルバーはシルバー地にカラフルな色やカタカナを取り入れた個性的なデザインとなっている。また、自転車業界の自主基準である BAA (一般社団法人自転車協会認証) を取得している。 適応身長は160センチメートルからで、カラーはサイケデリックシルバー、レッド、マットダークブルーの3植。重量は13.8キロ。付属品はベル、LEDバッテリーライト、リフレクター、キックスタンド、バルブアダプター、ペダル。取扱店舗は全国の自転車専門店、大手ホームセンター、家電量販店。価格は2万4000円(税抜)。 関連リンク THIRDBIKES

競輪用自転車を作る会社「山本製作所」が身体に障がいを持つ子供用のオーダーメイド自転車を製作

山本製作所は2月10日、身体に障がいがある子供向けの自転車「オーダーメイドハンディキャップバイク」を開発。2021年3月1日に発売する。 山本製作所は競輪選手や自転車愛好家向けにオーダーメイド自転車フレーム製造する仙台の会社。2015年に日本自転車振興会(NJS)の認定を取得。NJSの認定は、競輪選手用自転車フレームの製作事業所に必須。スチール製フレームでNJSの認定を取得している事業所は、ブリジストン、パナソニックなど全国で27メーカーあり、山本製作所は東北・北海道では当社が唯一のNJS認定フレームメーカーとなる。 「オーダーメイドハンディキャップバイク」開発のきっかけは、とある幼稚園の先生からの「先天的に手足が短い園児が乗れる自転車を作っていただきたい」という要望から。園児の体型を基に、通常の幼児用自転車よりサドルからペダルまでの距離を大幅に短く設計し、フレーム形状を工夫することで、他の園児が乗る幼児用自転車と同様の形状を保つことで完成。完成した際、家族や幼稚園の先生、園児自身が他の子供たちと一緒になって自転車に乗れることをとても喜んでくれたのをきっかけに、「オーダーメイドハンディキャップバイク」の開発が始まったとのこと。 オーダーメイドハンディキャップバイクは、股下約25センチの幼児が乗れるフレーム設計で、健常者と変わらぬフレームフォルムを実現。仙台ゆるキャラむすび丸でお馴染みのドット柄を採用し、オーダーメイドならではの、自分好みのカラーデザインを選択することができる。価格は8万円(税抜)。オーダーの流れは以下の通り。 ホームページ・メール・電話より予約 ご来店、または電話にて身長、体重、リーチ、股下の長さを測定 スチール素材等の設定 フレーム製作開始 カラーデザインの選択 パーツを組み上げ 完成(納期は混み具合により異なりますので、随時お知らせ致します。) 来店にて納品/発送可 商品概要 商品名 : オーダーメイドハンディキャップバイク 種類  : 幼児用自転車 価格  : 8万円(税別) 内容  : 塗装済み自転車フレーム・フォーク×1 サイズ : 幼児用自転車14インチ相当 重量  : フレーム&フォーク重量1.6kg       完成重量約9kg(補助輪含む) カラー : ネイビー×イエロー 素材  : スチール 提供開始: 2021年3月1日 販売場所: 山本製作所 〒981-1102 宮城県仙台市太白区袋原三丁目8-16 関連リンク 山本製作所