デイリーアーカイブ Nov 18, 2024

世界的E-Bikeレース「ワールドE-Bikeシリーズ ボローニャ・アペニーノ」がイタリアで6月5日、6日に開催【海外E-Bikeニュース】

UCI E-マウンテンバイクワールドカップ「ワールドE-Bikeシリーズ ボローニャ・アペニーノ」がイタリアで6月5日、6日に開催される。 WES「ワールドE-Bikeシリーズ」は、2019年にモナコで誕生した、初のE-Bikeの国際的な大会を企画・推進するためのシリーズ。 2020年に「ワールドE-Bikeシリーズ」は、初のUCI E-Mountain Bike Cross-Country World Cupとしての権利を得て、上位へのステップアップを果たした。E-XCシリーズは、UCI世界選手権への参加資格となるポイントを提供し、誰もが憧れるレインボージャージの獲得を目指す。 E-Cross-Country (E-XC)はWESの中心的な種目だが、WESイベントは、E-Gravityレースやシティトラック競技、さらにはRide WESと呼ばれるプロと一緒に走るアマチュアライドも開催される。 国際的なネットワーキングやワークショップは、地方自治体や電気業界と一緒に開催され、E-モビリティの選択肢や「新時代」におけるE-Bikeの重要な役割、エレクトリックスポーツやサイクルツーリズムの発展について話し合う。以下、リリースから。 WES(World E-Bike Series) Bologna 2021 Round Bologna 2021年6月5日(土)、6日(日)にカスティリオーネ・デイ・ペポリで開催されるWESボローニャ・アペニーノ(スズキ・ハイブリッド プレゼンツ)は、ワールドE-Bikeシリーズのイタリアでの初開催となります。 2021年のWESの新フォーマットでは、UCI E-MTB XCワールドカップの2レースが予定されており、土曜日にレース1、日曜日にレース2が開催されます。 前回のイベントではエキサイティングなアクションが見られましたが、WESの有名選手がモナコラウンドの主人公たちと一緒に今シーズンのデビューを果たします。 2012年ロンドンオリンピックの銅メダリストである地元のスター、マルコ・アウレリオ・フォンタナ選手(Focus)は、スズキ・ハイブリッドが提供するWESボローニャ・アペニーノの第2戦に参加するビッグネームの一人です。"WESは設立当初からE-Bikeを信じていました。毎年、素晴らしいショーと素晴らしい競争を提供するために、ますます良くなっています。2019年と2020年の過去2回の開催を経て、今回のボローニャ・アペニーノラウンドでは、ライダーたちがアペニン山脈を最大限に活用することで、また新たな一歩を踏み出すことができると確信しています!」。フォンタナはそう宣言しました。 世界やヨーロッパのイベントで10回以上の表彰台を獲得し、2019年のWES E-XCタイトルを獲得したイタリア人は、WESボローニャ・アペニーノ大会で、E-XCスペシャリストであり、WES男子の現在のランキングリーダーであり、2020年UCI E-MTB世界選手権の銀メダリストであるジェローム・ジルー選手(ETeam・Moutache)と再び戦います。フォンタナのイタリア人仲間であるアンドレア・ガリボ(HaiBike)も、WESのホームラウンドでシーンに参加します。 女子では、2019年UCI E-MTB世界チャンピオンで、2020年WESモナコ大会で優勝したナタリー・シュナイター(TREK)が並び、WESランキングトップのソフィア・ヴィーデンロス(Specialized)、世界チャンピオンに輝いたメラニー・プーギン(BH E-Racing Team)、同胞のカトリン・スティルネマン(Thömus RN Swiss Bike Team)と対戦します。 WES Bologna-Appennino, Presented by Suzuki Hybridは、ファクトリーチームからプライベーターまで30の国際的なチームが参加し、E-Bikeのトップメーカーがサポートします。 WESの概要は以下の通りです。 - ワールドクラスのトップアスリート50名以上(女子・男子 - 3人のオリンピックメダリスト - 4名の世界選手権および国内選手権優勝者 - 1 ダカールドライバー選手 - 30の提携・ファクトリーチーム - バイクメーカー19社 - エンジンメーカー6社 WESでは、COVID-19対策規定に基づき、イベントの中心となるエキスポエリアを設置し、技術点検などのレース前のアクティビティを行うパドック、e-bikeのデモエリア、レースディレクション、プレスルーム、スポーツオフィスなどを備えたロジスティックスハブを古代から続くユニークな会場内に設置します。 WES Bologna-Appennino, Presented by Suzuki Hybrid HQは、中世の町の中心部であるPiazza della LibertàにあるCastiglione...

ツーリング向けグラベルロードタイプのE-Bike「Miyata ROADREX6180」をインプレ

日本のE-Bikeブームの先駆者と言える自転車ブランド「Miyata」。2021年4月現在、20万円を切るお手頃価格のクロスバイクタイプのE-Bike「クルーズ5080」から、フルサスペンションE-MTB「リッジランナー8080」まで多種多様なE-Bikeを取り揃えている。 そんな数あるミヤタ製E-Bikeの中でも、特徴的なのがグラベルロードタイプのROADREX(ロードレックス) 6180だ。ROADREX 6180は650Bホイールを採用したグラベルロードE-Bike。バッテリーを縦置きした車体には、油圧ディスクブレーキ仕様のドロップハンドルを採用。ドライブユニットはShimano STEPS E6180を搭載し、グラベルライドやツーリング向けのE-Bikeとなっている。 筆者はYamaha YPJ-MT pro(記事)、Specialized Turbo Levo SL(記事)、Corratec E-POWER X VERT CX(記事)、執筆時点では発売されておらずプロトタイプの「STROKE Cargo Trike T4」(記事)など、様々なE-Bikeを試乗したことがある。また、E-Bikeの所有に関しては、Specialized Turbo VADO SL 4.0(記事)を所有している。 ミヤタ ROADREX 6180の車体をチェック 今回借用したROADREXは市販モデルとは違いフロントフォークにボトルケージ台座は無く、フロントフォークとタイヤの隙間が狭く市販前の最終プロトタイプかもしれない。実際の市販モデルはフロントフォークにボトルケージ台座が装着されており、フロントフォークとタイヤの隙間が広めで進化している。 車体をひと目みて特徴的なのが縦置き式のバッテリーを採用したこと。一般的なE-Bikeはバッテリーをダウンチューブに搭載しているが、普通にダウンチューブにバッテリーを搭載すると重量バランスが変わり、前輪過重が過大になるため、ハンドリングが可怪しくなることが多い。 安定したハンドリングを実現するには、Corratec E-POWER SHAPE PT500(記事)のように、バッテリーをダウンチューブに内蔵する、Specialized Turbo Vado SL(記事)のようにバッテリーを小型化、完全内蔵バッテリーを採用し軽量化を行う、バッテリーの縦置き化を行うのがメインだ。 コスト、使い勝手などを考えると、縦置き式バッテリーを採用しハンドリングを向上させるのは良い選択だろう。しかし、縦置きバッテリーを採用するE-Bikeは世界的に見てマイナー。日本では、東洋フレームAEB(記事)ぐらいで、海外ではBMC Alpenchallenge AMPシリーズ(URL)のみ。 これは、バッテリーを縦置きするとダウンチューブを短くすることができないため、サドル装着位置が低くできないのもあるだろう。そのためROADREX6180のフレームサイズは2種類しかなく、一番小さいサイズの適応身長が165センチメートルからとなっている。残念ながら小柄な人はROADREXに乗車できない。バッテリー容量は417Whと舗装路走行では必要十分の量となっている。 車体設計はグラベルロードスタイルでMERIDA SILEXを意識している。グラベルロードタイプのE-Bikeと言えばBESV JG1、Specialized Turbo Creo SL EVO等があるが、これらグラベルロードタイプのE-Bikeが前傾姿勢でスポーティな走りを重視しているのに対して、ロードレックスはハンドル位置が高いツーリングスタイルとなっている。 人力自転車で前傾姿勢を取るのは上半身の筋肉を使って速く走るためだが、E-Bikeの場合は、前傾姿勢を取らなくてもそれなりに走れるため、アップライトな姿勢でも問題無いだろう。 ハンドル周りは、ドロップハンドルのため、スマートフォンホルダーなどの装着ができるスペースが少ない。さらに、アシスト変更スイッチはステムにアダプターを装着するタイプのため、スマートフォンを装着するスペースが少ないため工夫がいる。 また、フロントフォークには泥除け装着用の穴は無い。日本でもブッシュ&ミューラーなどからShimano STEPS対応のE-Bike専用ライトが登場しているが、ハンドルに装着するにしてもスペースが少ないため、バッテリーライトを装着するのが厳しい。 また、サイドスタンド取り付け台座は無い。ROADREXは一般的なE-Bikeとしては車体重量が18.3キロと軽いため、社外品を装着する事例もあるが、ここは専用台座を使用したサイドスタンドが欲しい所だ。 ROADREX6180の走りはどんな感じ?走りをもっと良くする方法とは? 今回のインプレでは、東京の離島「八丈島」へMIYATA ROADREX 6180、YAMAHA YPJ-ER Specialized Turbo Vado SL4.0(筆者所有)の3台で走ることとなった。八丈島E-Bikeサイクリングのレポートは後ほど紹介するが、今回はROADREX 6180単体のレビューを紹介しよう。 ROADREX 6180の良い所はハンドリングだろう。30万円台の定格出力250Wクラスの一般的なE-Bikeの場合、バッテリーの重さが車体前方にかかる欠点があるが、ROADREX 6180には、そのような感覚は少ない。これは重いバッテリーを縦置きにすることで、前輪に荷重が少なくなったのもあるだろう。 前輪の荷重が少ないということは、加速時もアシストに頼る感覚が少なくなり、ハンドリングも軽快になる。グラベルの場合、少し大きい石を通過しても乗り越える力が少なくて済む。Specialized Turbo...

SBI日本少短、NTTイフにて「みんなのスポーツサイクル保険」販売開始

SBI日本少額短期保険株式会社は5月10日、「NTTイフ」と代理店委託契約を締結し、「みんなのバイク保険」「みんなのスポーツサイクル保険」の販売を開始したと発表した。 「みんなのバイク保険」「みんなのスポーツサイクル保険」は交通事故による車両の全損・半損や盗難から車両本体を守るネット完結型の保険商品。今回の委託契約締結で、NTTイフの保険サイトを通じた保険料の見積もりや申込手続きが可能となった。以下、リリースから。 「みんなのスポーツサイクル保険」概要 購入金額が税込10万円以上のスポーツサイクルを補償する保険で、新車・中古車にかかわらず加入可能です。「みんなのバイク保険」と同じく、交通事故による車両の全損・半損や、自転車の盗難被害が起きた場合、購入時からの経過年数にかかわらず購入金額を補償いたします。 ※車両本体とあわせて、車両に定着・装備されているパーツ&アクセサリーに損害が生じた場合は、当該損害も補償の対象となります。 「みんなのバイク保険」概要 申込時に25歳以上かつ125cc超のバイクにお乗りの方に向けた保険で、新車・中古車、購入時からの経過年数にかかわらず購入金額を補償いたします。交通事故によって車両が全損・半損になった場合のほか、バイク自体が盗まれた場合も保険金をお支払いいたします。任意保険とあわせての加入はもちろん、「みんなのバイク保険」だけでの契約も可能です。 ※車両本体とあわせて、車両に定着・装備されているパーツ&アクセサリーに損害が生じた場合は、当該損害も補償の対象となります。 関連リンク みんなのスポーツサイクル保険:https://bicycle.nttif.com/ みんなのバイク保険:https://bike.nttif.com/kiso/case17.html