デイリーアーカイブ Apr 20, 2025
JOeB、アクテックの4輪電動アシスト自転車のODM開発がスタート
E-Bike、電動オートバイ開発・製造会社のJOeBは2021年12月28日、4輪電動アシスト車両のODMの開発をスタートすると発表した。
JOeBは、日本国内で電動アシスト自転車、電動モーターサイクル専門のOEM/ODM会社。2021年10月に、電動アシスト自転車及び電動モーターサイクルのOEM/ODM専門工場建設のため、鹿児島銀行、沖縄振興開発金融公庫より資金調達を実施し、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社をファイナンシャルアドバイザーとして起用。同年11月には、静岡県藤枝市に技術開発本部を先行設置を行った。
今回、JOeBはアクテックの4輪電動アシスト車両「いーちゃりかー」の量産に向けたODM開発を開始したと発表した。
いーちゃりかーは4輪タイプの電動アシスト自転車。コンセプトモデルは、運転手1人、乗員2人の3人乗りで、同乗者を乗せる部分に専用の板をはめることでフラットな状態にすることができ、1800ミリまでの長尺の資材を運ぶことができる、ワンボックススタイルの電動アシスト自転車となっている。
アクテックは、本車両を活用した実証実験パートナーを募集している。
関連リンク
JOeB - The first and only OEM/ODM ebike manufacturer in Japan
アルミケース・アタッシュケース製造販売【アクテック】 (actec1972.co.jp)
ポルシェデジタルからE-Bikeブランド「サイクラー」登場 スマホと繋がるコネクテッドE-Bikeを提供
自転車企業以外の異業種も参入事例が多いE-Bike業界。その中でもドイツのスポーツカーメーカー「ポルシェ」の子会社「ポルシェデジタル」がE-Bikeブランド「Cyklær(サイクラー)」を立ち上げた。
同社の目標は、サイクリング体験のためのデジタルサービスを提供するプラットフォームを構築すること。Cyklærは、ライダーに革新的なソフトウェアソリューションを提供するスポーティなe-bikeで、これらのサービスを実現すると謳っている。
Cyklærは、ドイツの自転車ブランド「Storck」、クロアチアのコネクテッドE-Bikeブランド「Greyp」、ドイツの軽量E-Bikeドライブユニットを製造する「Fazua」と共同で開発した。
ポルシェ デジタル社のカスタマーイノベーション責任者であるフロリアン・ロスフスは「このe-bikeは、デジタル技術がもたらす可能性を最大限に活用しています。スポーティで軽量、そしてeドライブにより快適な通勤を実現します。さらに、ライダーはベンチマークとなる数々の機能を享受することができ、ポルシェの協力のもと、今後もさらに開発を続けていきます」と述べている。
CyklærブランドのE-Bikeは、ユーザー自身のスマートフォンとサイクレールアプリを介して、さまざまなデジタルサービスを利用することができる。例えば、リアカメラ機能は、サイクリストがデジタルバックミラーにアクセスすることを可能にし、道路上での安全性を向上させる。さらに、ナビゲーション、ビデオ録画、位置情報サービスなどの機能も利用可能。ハンドルバーには誘導充電パッドがあり、走行中にスマートフォンを充電できる。そして、これらの機能は、いわゆるOTA(オーバー・ザ・エア)アップデートにより、常に更新・拡張されるようになっている。
サイクレールバイクは、ポルシェ デジタルがこの有望で急成長する市場に参入する最初のステップとなります。サイクリング体験に関連したさらなるデジタルサービスは、サイクレールプラットフォームに統合される予定とのこと。
ラインナップはグラベルロードバイクタイプの「Cyklær E-Gravel」、泥除け、荷台を装着した「Cyklær E-Urban mit Streetwear-Kit」、フラットハンドルタイプの「Cyklær E-Urban mit Streetwear-Kit」の3モデル。価格は6999ユーロ(日本円で91万9000円)から。日本での展開は不明だ。
関連リンク
Cyklær https://www.cyklaer.de/
スペシャライズド 東京五輪マウンテンバイク競技に出場した山本幸平が同社アンバサダーに就任
スペシャライズド・ジャパンは1月6日、2020東京五輪に日本代表として出場したマウンテンバイク・クロスカントリー競技の現アジアチャンピオン、山本幸平のアンバサダー就任を発表した。
山本幸平は、4度の五輪出場や10度のアジア選手権優勝など、長年にわたり日本のマウンテンバイクシーンを牽引してきた人物として知られている。日本及びアジアでのさらなるマウンテンバイクの普及や、世界に通用する若手選手の育成活動を強化を行う。また、以前より山本氏が指導していた北林 力選手、北林 仁選手の2名は今期よりスペシャライズド・ジャパンがサポートする「 Athlete Farm SPECIALIZED」の所属として競技活動を行う。
山本幸平は引退後のセカンドキャリアとして「Yamamoto Athlete Farm」を設立し、後進の強化・育成のほか、イベントやスクールの開催など、自転車競技の普及のための様々な取り組みを実施。すでに標高1800mという高地に位置する山荘をトレーニング拠点として整備するためにクラウドファンディングを行い、多くの支援金を獲得。さらにオリジナルコーヒーを販売してその売上げの一部を若手選手の活動資金に充てるなど、既存の枠にとらわれない精力的な活動を展開している。
スペシャライズド・ジャパンは共同で、ローカルトレイルの支援、マウンテンバイクのエクスペリエンスセンターの開設、それぞれの地域に根差したローカルレースの開催サポート等、マウンテンバイクが誰もが気軽に楽しめるスポーツとして日本社会に根付くように様々な取り組みを共同で行うとのこと。
山本幸平はリリースで以下のようにコメントしている。「かつて僕はSpecialized Racing Teamのライダーとして五輪やワールドカップなどを戦いました。優秀なプロダクトと共に印象に残っているのが良い意味での「自由」な社風です。それぞれの分野のプロフェッショナルがそれぞれの目標に向かって邁進し、結果的にチームとして大きな力を発揮する、それが僕のスペシャライズドに対するイメージなんです。革新をためらわず常に世界一にこだわる企業姿勢は、強い選手を育てることはもちろん、より多くの人々にマウンテンバイクの魅力やカッコ良さを知ってもらう上でも重要な資質だと思っています。長い競技生活で培った経験やスキルがスペシャライズド・ジャパンとのパートナーシップによってどのようにアウトプットされるのか、いまからとても楽しみです」
関連リンク
スペシャライズド https://www.specialized.com/jp/ja/
Yamamoto Athlete Farmウェブサイト https://www.athletefarm.net/