デイリーアーカイブ Nov 20, 2024

高速バス/路線バス輪行まとめ 輪行可能なバス路線も紹介

小さいニーズにも対応した豊富な路線や低価格により、日本の主要交通機関の1つになっている高速バス。場所によっては高速バスで行ったほうが便利な場所も存在するが、自転車乗りにとって高速バスは使いにくい交通機関だ。自転車乗りにとって高速バスが使いにくいのは、殆どの高速バスは輪行(自転車を袋に入れて積む)を行うことができないからだ。 一般的に高速バスや路線バスで輪行を行うことができないのは、荷物スペースが小さいためと言われている。例えば、伊豆大島内を運行している大島バスは、一部車両では自転車の積載を行うことができるが、上の写真のバスには輪行袋に入れた一般的なスポーツサイクルを載せることはできない。写真のバスに折りたたみ自転車のTern Link N8を折り畳んだ状態で、荷物スペースに入れた時はLink N8を寝かす必要があった。 20インチ折りたたみ自転車「Tern Link N8」の折りたたみ時のサイズは奥行き38x幅79x高さ72cm。大きくもなく小さくもない一般的な折りたたみサイズだが、Link N8で輪行に手こずるのでは、バス輪行は難しいと思う。しかし、一部の高速バスや都市間バス等では、条件付きで輪行を行うことができるようだ。そこで、今回は公式に輪行が可能な高速バスをまとめてみた。規約はバス会社により違うため、予約を行う時は必ず公式サイトやバス会社に確認を行ってほしい。 ウィラーエクスプレス 幅広く高速バスを展開しているウィラーエクスプレスは、事前予約制の自転車積み込みプランを発売している。事前予約していない場合など注意事項があるため、輪行を行う際は注意しよう。 ウィラー公式サイト 利用区間:東京-大阪便など複数あり、公式サイト参照 自転車積載方法:輪行袋に入れる 自転車積載料金/1台:¥1,500 自転車積載可能台数/バス1台:2台 座席/車内設備:4列/ブランケット・コンセントもしくはUSB・カノピー、仕切り 函館バス「サイクリングバス」:函館-江差間 函館バスは函館・江差間で「サイクリングバス」を運行している。これは、車内後方に自転車を10台積み込みできるスペースを持たせた路線バス。土日祝日のみの運行だ。 サイクリングバスについて(PDF) 利用区間:函館-江差間 自転車積載方法:自転車をそのまま載せる 自転車積載料金/1台:500円 自転車積載可能台数/バス1台:10台 座席/車内設備:- JRバス東北:『おいらせ号』 八戸駅⇔十和田湖(十和田市内・奥入瀬渓流)等 JRバス東北は2020 年 4 月 1 日運行便から、一部路線バスで輪行が可能になる。詳しくは以下のページから。 https://www.cyclorider.com/archives/34803 岩手県北バス:東京-久慈(岩手きずな号)、宮古-盛岡(106急行バス)等 東京圏から東北圏の高速バスや東北圏の都市間バスを結ぶ岩手県北バスは、東京-久慈間(岩手きずな号)、宮古-盛岡間(106急行バス)等のバス路線で輪行が可能。高速夜行バスBEAM-1号は輪行不可だが、予約の必要などについては書いていない。但し、繁忙期やトランクの空き状況によってはお断りさせていただく場合があるとのことなので注意。 ご利用案内 | 岩手県北バス(公式サイト)路線バス・高速バス・貸切バスの情報 利用区間:東京-久慈(岩手きずな号)、宮古-盛岡(106急行バス)、県北バス(盛岡-岩手・青森等) 自転車積載方法:輪行袋に入れる 自転車積載料金/1台:特に無し 自転車積載可能台数/バス1台:不明 座席/車内設備:バスにより異なる ブルーライナー:関東-関西・関西-金沢 関東-関西便、関西-名古屋便を運行しているブルーライナーはバス1台につき輪行袋入り自転車を2台まで積めることが可能。輪行は事前電話予約制で、料金は1台1,500円が必要となる。また、ナイトライナー(関東-関西、関東-仙台)は、輪行不可のため注意が必要だ。 輪行しよう│高速バス・夜行バス予約サイト【バスのる.jp】 利用区間:関東-関西便、関西-金沢便 自転車積載方法:輪行袋に入れる 自転車積載料金/1台:¥1,500 自転車積載可能台数/バス1台:2台 座席/車内設備:4列スタンダート/ブランケット・コンセント(一部便) アミー号:関東-大阪・関東-名古屋・関東-新潟 関東-大阪便、関東-名古屋便、関東-新潟便を運行しているアミー号は、バス1台につき輪行袋入り自転車を2台まで積めることが可能。ブルーライナーと同じく料金は1台1,500円が必要となる。輪行は完全予約制で、席予約後に電話で事前予約を行う必要がある。ブルーライナーと違うのは、4月28日(金)発~5月6日(土)発の期間は輪行プランの受付を中止するため注意が必要だ。アミー号の場合、輪行時の注意事項は各便の輪行プランバナーをクリックすることで閲覧できる。 夜行バス(高速路線バス・高速乗合バス)の予約ならアミー号 利用区間:関東-大阪便、関東-名古屋便、関東-新潟便 自転車積載方法:輪行袋に入れる 自転車積載料金/1台:1,500円 積載可能台数/バス1台:2台 座席/車内設備:4列スタンダート・4列のびのびシート(一部便)/ブランケット・コンセント(一部便) JRバス関東:東京・新宿-草津温泉間、東京・新宿-佐野間、新宿-佐久・小諸間、東京・新宿-館山・安房白浜【折りたたみ自転車のみ】 JRバス関東では、東京・新宿-草津温泉間、東京・新宿-佐野間、新宿-佐久・小諸間、東京・新宿-館山・安房白浜間では、折りたたみ自転車のみ輪行が可能となっている。輪行を行う場合有料手荷物料金(500円)を支払う必要がある。 高速バス利用時のご注意 | ジェイアールバス関東 利用区間:東京・新宿-草津温泉、東京・新宿-佐野、新宿-佐久・小諸、東京・新宿-館山・安房白浜 自転車積載方法:輪行袋に入れる(折りたたみ自転車限定) 自転車積載料金/1台:500円 積載可能台数/バス1台:2台 座席/車内設備:バスによる。 東京空港交通リムジンバス:成田空港線(関東圏-成田空港)・羽田空港線(関東圏-羽田空港) 東京、神奈川、埼玉等の関東エリアと成田空港・羽田空港を結ぶ東京空港交通リムジンバスは、条件を満たせば自転車の積載が可能とのこと。但し、当日の状況により、お預かりできないことがございますので、事前に荷物運搬をお約束することはできないため注意が必要だ。 よくあるご質問|リムジンバスの東京空港交通 利用区間:成田空港線(関東圏-成田空港)・羽田空港線(関東圏-羽田空港) ...

ホダカ、スポーツ庁の「スポーツエールカンパニー」に5年連続で認定

総合自転車メーカーのホダカは2月10日、スポーツ庁から「スポーツエールカンパニー2022」の認定を受けたと発表。同社が認定を受けるのは2017年から5年連続で、連続認定企業として、「ブロンズ」認定を取得した。 「スポーツエールカンパニー」とは、社員の健康増進のためにスポーツ活動の支援や促進に向けた積極的な取り組みを実施している企業をスポーツ庁が認定し、スポーツに対する社会的気運の醸成を図ることを目的とした制度。 ホダカは全社員がサイクリングに取り組み、そこで得られた経験やノウハウを製品とビジネスにフィードバックするサイクリング活動を実施。このサイクリング活動は社員自身の健康の増進や、レクリエーションとしての役割も果たしているとのことだ。以下、リリースから。 ◇当社の主な取り組み 1.自転車通勤の奨励 ①   会社として自転車通勤奨励制度を定めたうえで、日常的に自転車に乗ることを推進しています。スポーツバイクに乗りサイクリングウェアに身を包んでの出勤も可能で、駐輪場には専用のスタンドを設け、自転車通勤環境を整えています。 ②   通勤した距離に応じて「通勤ポイント」が貯まり、直営店にて商品と引き換えることができる制度が導入されており、自転車通勤へのモチベーションを高めています。 ③   従業員の自転車の使い方に合わせて選べる自転車保険加入制度を準備しています。 これらが社員の健康増進のための積極的な取り組みであると評価され、「スポーツエールカンパニー」のほかに国土交通省「自転車通勤推進企業宣言プロジェクト」の認定企業に国内の自転車メーカーとしては初めて選ばれています。 2.サイクリングイベントへの参加 東日本復興支援サイクリングCYCLE AID JAPAN※、佐渡ロングライドなど全国有数のサイクリングイベントに参加しています。また、マウンテンバイクのクロスカントリーやシクロクロス、トライアスロンなどのサイクルスポーツにも積極的に参加しています。当社で参加費用を一部補助し、役員・社員の垣根を越えてサイクリングの楽しさを体験しています。 ※2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響により会社としての出場を自粛 3.レースチーム「ホダカファクトリーレーシング」の活動 2020年、当社社員のレース活動を束ねるチーム「ホダカファクトリーレーシング」を発足しました。この活動ではJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)のサイクルロードレース、Jエリートツアーに参戦し、会社の活動としてフルタイム勤務とレース活動を両立する経験やノウハウを蓄積することによって、製品やビジネスへのフィードバックを目指しています。 チーム紹介ページ:http://hodaka-bicycles.jp/hodaka_factory_racing/ 関連リンク ホダカ http://hodaka-bicycles.jp/

カーブに合わせてヘッドライトが電子制御で動くE-Bike用ライトシステム「Bush and Muller LEVAL」

一部の自動車・オートバイ用ヘッドライトには、アクティブライトシステムがある。これは、ハンドル操作に連動し、ヘッドライトの光をカーブの先に向けて安全性を高めるシステムだ。このアクティブライトシステムは、ドイツ「Bush and Muller 」が、E-Bike用を2022年に発売を開始する予定だ。 Bush and Muller LEVALは、E-Bike用イアクティブライトシステム。カーブを明るく照らし、快適で安全なサイクリングを実現するのを売りにしている。 https://youtu.be/AdHUrDdYRcs LEVALはカーブ走行時の自転車の傾きを補正し、電子制御により明暗の境界を水平に保ち、眩しさを感じさせない照射位置を確保する。ビームパターンを水平に保つだけでなく、ヘッドライトをカーブさせることで、より良い視界が必要な場所を正確に最適に照らすことができる。 マウントはユニバーサルマウントで、フォーククラウン、自転車ハンドルに対応。調整不要で組み立てて、起動させて、すぐに使用可能なのを売りにしている。オン/オフスライドスイッチ付きで、E-Bike用バッテリー6-15V接続用。ヘッドライトは各自で用意する必要があり、希望小売価格は99,90ユーロ(日本円で約1万2000円)。日本での販売は不明だ。 関連リンク Bush and Muller https://www.bumm.de/