デイリーアーカイブ Nov 20, 2024

雪の中でもE-Bikeは楽しめる!スキー場でE-Bikeを試乗 それぞれの特徴や違いとは?

E-Bikeの楽しみ方には様々なのがあるが、その中でも人力自転車よりも楽しめるのが雪道走行、いわゆるスノーライドだ。通常の自転車だと雪道を走行することはできず、太いタイヤを装備したファットバイクを使う必要がある。それでも一般的なサイクリングと比較して行動が制限される。 しかし、モーターアシストがあるE-Bikeは、従来のファットバイクと比較して、大きく行動範囲を広げることができる。雪道走行を楽しめるE-Bikeの条件は、ある程度車体が重くない、タイヤが太い、モーターパワーがあるのが重要となるため、どんなE-Bikeでも楽しめるわけではないが、マウンテンバイクタイプのE-Bikeを中心に楽しむことが可能だ。 今回、2022年2月26日、27日に行われた「FANTIC eBike雪上試乗会in御嶽スキー場」で、街乗り向けE-Bike「ISSIMO」、フルサスペンションタイプのE-MTB「XTF」、ファットタイヤのE-MTB「FAT  SPORT」の3台のE-Bikeを雪の中で体験することができたので紹介する。また、今回試乗できたモデルは全車EU仕様(日本国内での公道走行不可)となる。 車体が重く、スキー場を走るのはあまり有利ではない「ISSIMO」 トラスフレームで特徴的な街乗りE-Bike「ISSIMO」は、4インチと太いタイヤを装備しているので、雪に強いと思う人が多いと思う。普通の雪道なら特に問題ないが、スキー場のように踏み固まれていない雪道を走るのは、それほど得意ではない。 一番の理由は重量。ISSIMOの車体重量は約30キロと重い。ここまで車体重量が重いと、走行中に車輪が雪に沈んでいくという事例が発生してしまう。一旦、車輪が雪に少しでも埋まってしまうと走行できなくなり、車体を持ち上げて移動しないといけない。 車体重量が重く、ギア比も高いISSIMOは、スキー場の上り坂を上るのも楽ではない。BAFANG M500は非常に力強いドライブユニットとして知られているが、車体構成やパーツ構成が街乗り用のセッテイングとなっているので、E-MTBのように軽々と上るのは難しい。 今回のスノーライドでISSIMOならではの独特の楽しみ方がテールスライドだ。ISSIMOはクランク軸から後輪中央部までの距離を表すリアセンターが短く、後輪に荷重がかかりやすいので、意図的にテールスライドを行いやすい。ただし、車体が重いため、テールスライドを発生させてから車体を立て直すのが難しいと感じた。スノーライドでスポーツライドを楽しむのなら、E-MTBが良いだろう。 普通のE-MTBでのスノーライドが楽しめる「XTF」 スノーライドといえば、タイヤが太いファットタイヤの方が雪に沈み込みにくい。そのため、スノーライドを楽しむのならお勧めと言われている。しかし、筆者が乗った限りでは、ある程度整地されていれば一般的なE-MTBでも楽しめると感じた。 XTFのような一般的なE-MTBは、先程紹介したISSIMOよりもスノーライドを楽しむことができる。これは、XTFのような一般的なE-MTBは車体重量が車体重量が20キロ前半と軽いため、雪の上でも沈み込みにくいためだ。また車体重量が軽いということは、軽く曲がることができるため、雪の上でテールスライドなどを運転しやすい。また、パワフルなドライブユニット「Brose Drive S」を搭載しているだけでなく、軽いギア比を搭載しているため、上り坂でも一番軽いギアを使用すれば楽々と上ることが可能だ。 ただ、注意したいのは、タイヤが細いので雪が固まっていない場所では埋まりやすいこと。ISSIMOと比較して車体が軽いので走れる場所は多いが、ファットバイクと比較すると埋まりやすい。スキー場の場合、ゲレンデ整地車が整地している部分の端は、E-Bikeの場合は意外と埋まりやすいので注意が必要だ。 E-MTBなら整地している雪道でも走ることができ、春夏秋冬の4シーズンを楽しむことができるだろう。 スノーライドでおすすめなファットタイヤE-MTB「FAT SPORT」 スノーライドを自転車で楽しむ場合、一般的にはタイヤが太くて埋まりにくいファットバイクが良いと言われている。今回、ファットバイクタイプのE-MTB「FAT SPORT」を雪道で試してみたが、E-Bikeでもファットタイヤの恩恵を感じることができた。 FAT SPORTは26×4インチのタイヤを装着し、車体重量は推定で20キロ台前半と、ISSIMOよりも軽いため雪に埋まりにくい。そのため、スキー場のように整地された場所を走るだけでなく、あまり整地されていない雪があるエリアを走ることも可能だ。実際、XTFに乗った時と比較して、様々な場所に入ってみたいと思うようになり、ふかふかの雪の中に躊躇せず突入することもあった。 ここで注意したいのが、ファットタイヤのおかげで、雪に埋まりにくくても走れることはできる一方、どんな場所でも走れるわけではないこと。 E-Bikeはオートバイや自動車とは違い、人間の力で簡単に持ち上げることができる。そのため、通常のオートバイや自動車だと、スタックしてしまうような侵入するのを躊躇うような雪でも、E-Bikeなら躊躇せずに入ることができてしまう。 FAT SPORTが、いくら雪に強くても走れない場所は当然ある。今回の試乗会で体験したのは、走れると思った場所でも走っていくうちに予想以上に雪がふかふかしていてスタックしてしまうこと。この場合、E-Bikeから降りて、車体を持ち上げて脱出できるのはまだ良く、E-Bikeから降りようとした時、足が雪にはまり、にっちもさっちも行かないという場合もあった。 ファットバイクタイプE-MTBは、自動車やオートバイよりも機動力が高いが、決してキャタピラーが付いた乗り物のように雪の中を自由自在に走れるわけではないため注意が必要だ。 E-Bikeで雪の中を自由自在に走るには、進入スピードや雪質、雪が降ってない時の路面の判断など総合的に考える力が必要だろう。また、ファットタイヤE-MTBのように、スノーライド性能が高いE-Bikeの能力を限界まで発揮しようとすればするほど、ライダーの判断能力が必要になる。 もし、E-Bikeでスノーライドを楽しめる機会があるのなら積極的に参加するのをお勧めする。従来のファットバイクを使ったスノーライドとは違い、できる事が増えるだけでなく、車体重量の重要性、ギア比の重要性、車体設計の重要性などがよく分かるようになるだろう。E-Bikeでスノーライドを楽しめる試乗イベントは少ないため、もし見つけたら積極的に行ってみよう。 文:松本健多朗 関連リンク FANTIC e-BIKE | 電動アシストMTB 日本国内総代理店 MOTORISTS (fantic-ebike.jp)

BENELLIから、街乗り向け電動アシスト自転車「mini Loop 20シリーズ」発表 低価格低価格でデザインを重視した街乗りモデル

プロトは3月11日、同社のE-Bike、オートバイブランドの「Benelli」から、mini Loop 20を発表。2022年4月末に発売を予定している。 mini Loop 20は、Benelliの折りたたみ電動アシスト自転車「mini Fold 16」の特徴的なデザインを受け継ぎつつ、街乗り用に特化した電動アシスト自転車。 mini Fold 16の特徴である、内臓バッテリーにフレーム一体型ライトを採用することで、お洒落なデザインを実現。また、フロントカゴ、前後フェンダー、サイドスタンドを標準装備しており、日々の街乗りや通勤にも便利な仕様となっている。 ギアは、mini Loop 20はシングルギア、mini Loop 20+は内装3段変速を搭載。カラーはブリディッシュグリーン ライトブルー ホワイト ブラックの4色。フレームサイズは1540×590。車両重量19.0キロ。タイヤサイズは20インチ。アシストレベルは4段階。 価格はmini Loop 20が9万9000円(税込、以下同)で、mini Loop 20+は11万5390円。 関連リンク Benelli E-Bike https://www.benellibike.jp

DAHON 買うなら今でしょ!キャンペーン第2弾実施

DAHON日本代理店のアキボウは3月7日、期間中にCalm、D-Zero、Dove Plusを購入した人を対象に、リアラックを無料でプレゼントするキャンペーン「身軽にサイクリングしよう!買うなら今でしょ!キャンペーン第2弾」の実施を開始した。 このキャンペーンは、期間中にCalm、D-Zero、Dove Plusを購入した人限定で、リアラックを無料でプレゼントする。荷台のカラーリングはシルバーで統一感のある車体に仕上がると謳っている。 期間中、Calm、D-Zeroをご購入した人にはAdjustable Rear Rack(シルバー)を、Dove Plusを購入した人にはRear Rack 14"(シルバー)をプレゼントする。 実施期間は2022年3月5日(土)から3月27日(日)まで。全国のDAHON正規販売代理店で実施。 ▼Adjustable Rear Rack Color:シルバー 耐荷重:25kg 通常販売価格:8,250円(税込) ▼Rear Rack 14" Color:シルバー 耐荷重:25kg 通常販売価格:7590円(税込) 関連リンク キャンペーン告知ページ https://dahon-jp.blogspot.com/2022/03/c2.html