デイリーアーカイブ Nov 17, 2024
ブロンプトン史上最軽量のE-Bike「Electric P Line」登場 チタン製リアフレーム等を採用し重量15.7キロを実現
ブロンプトンは7月12日、ブロンプトン史上最軽量のE-Bike「Electric P Line」を発表した。
イギリスの折りたたみ自転車ブランド「ブロンプトン」は、コンパクトに折りたたむことができるのに加え、走行性能の高さで多くの愛好家がいることで知られている。
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日本国外では電動アシスト自転車版が販売されており、今回登場したElectric P Lineは、チタン製のリアフレームと、軽量コンポーネントを採用することで、わずか12.7キロ(バッテリーパックを装着して走行可能な場合は15.6キロ)を実現。
モーターは、ウィリアムズアドバンストエンジニアリングと共同で開発された前輪インホイールモーターで、250Wの出力を発揮する。バッテリーはフロントに装着する方法で、フロントポケットとショルダーストラップが付いたバッグに入れて収納できる。バッテリーのスペックは36V電圧で300Wh。公称航続距離は30〜70キロ。
重量は従来の人力タイプのブロンプトンと比較すると重いが、ブロンプトンの設計をそのまま活用して作られているので、折りたたみ性能は従来の人力タイプと変わらない。バッテリーをショルダーバッグの中に入れることでブロンプトンの設計をそのまま活かしつつ、比較的きれいにまとめられている。
2019年のGuardianの記事で、Bromptonは、事業の半分が2029年までにE-Bikeで構成される(URL)と発表しているため、Brompton E-Bikeはこれからも残っていくと思われる。
Brompton Electric P Lineの価格は3695ポンド(日本円で60万4000円)。日本での発売は不明だ。
関連リンク
Brompton Electric P Line https://www.brompton.com/electric-p-line
シェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」、丸井錦糸町店にて体験イベント「はじめてのチャリチャリデー」を開催
neuetは7月11日、同社が運営する、シェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」のサービスを体験できるPOPUPイベント「はじめてのチャリチャリデー」を丸井錦糸町店イベントスペースにて開催すると発表した。
Charichariは、2020年9月より東京エリアでサービスを開始し、台東区〜墨田区を中心に、錦糸町、上野、浅草、押上などの各交通結節点や、観光・お出かけスポット周辺にポートを設置し、1分単位の料金設定や、手軽に使えるアプリ仕様から各エリアにて「ちょっとそこまで」の日常的な移動を中心に利用されている。
今回、まだCharichariを利用したことがない人や、登録はしてみたがまだあまり使い慣れていない、電動アシスト自転車には乗ったことがないといった人に向けて、Charichariを新たな移動習慣として取り入れていただく最初の一歩となる体験イベントを開催する。
当日は、丸井錦糸町店店頭に設置されている駐輪ポートの隣でイベントを開催。Charichariのスタッフがその場でアプリの登録方法などを手伝い、登録後はそのままポートから利用して観光やお出かけの移動手段として利用できる。
また、neuetは丸井の親会社である丸井グループと資本業務提携契約を締結し、協業の一環として当イベントが開催される丸井錦糸町店と上野マルイに駐輪ポートを設置している。当イベントの開催もその一環であり今後も、協業を進め連携を強化を行う。
開催期間は2022年7月17日(日)から2022年7月18日(月・祝)。営業時間は10時30分から18時。開催場所は丸井錦糸町店 1F 店頭イベントスペース。
また、イベント会場に来場し、サービスの会員登録やアンケートの回答、エポスカードを提示した人には最大3時間分(1170円相当)の今日から使える無料ライドチケットをプレゼントする。
関連リンク
Charichari https://charichari.bike
シマノ 新型E-Bikeユニット「EP6」、EP8の改良版「EP801」登場 パワーアップしたモーターに自動変速、ABSに対応したE-Bikeドライブユニット
シマノは7月12日、E-Bikeユニット「EP6」、「EP8」の新モデル「EP801」を発表した。
シマノは、海外市場向けでEP8、E7000、E6100、E5000など、様々なE-Bike用ドライブユニットやコンポーネントを製造している。
今回、登場したEP6は、最上級グレード「EP8」の内容を受け継いだ普及帯グレード。従来の普及帯グレードのモーターといえば、最上級グレードと比較して、ソフトウェア、システムやパワー、トルクを落とすのが一般的だったが、新しく登場したEP6は、最大トルク85NmとEP8と変わらず、アシストチューニングなどをスマートフォン上で行うソフトウェアや、オプションで用意されている自動変速システム、ABSなどを上位グレードである「EP8」と同じにしており、上位グレードのEP8を喰うほどの内容となっている。
また、従来のEP8も、新たにEP801として登場。アシストチューニングなどをスマートフォン上で行うソフトウェアの進化や、オプションで用意されている自動変速システム、ABSなどを搭載できるだけでなく、最大出力の増加や放熱性を向上させたビッグマイナーチェンジモデルだ。
https://youtu.be/5X4RkhfCxDk
シマノのE-Bikeユニットの中でもかつての最上位モデル「E8000(日本国内仕様はE8080)」は、2016年に登場し、2020年にEP8にモデルチェンジした。E-Bikeはドイツで年間販売台数200万台を突破し、ポルシェがE-Bike関連企業を次々買収するなど、マイクロモビリティで一番白熱している市場で、海外では高い評価を得ているEP8が僅か2年でビッグマイナーチェンジを行うほど、いかに市場が加熱しているのかがわかるだろう。
上位グレード性能・機能を受け継いだ「シマノ EP6」
EP6は、上位グレードのドライブユニット「EP8」を受け継いだE-Bikeドライブユニット。DU-EP801と同様、軽量・静粛・コンパクトなモーターによる自然で洗練されたアシスト性能と低いペダリング抵抗を実現しており、上位グレードのEP8と同じく、E-TUBE PROJECTによる新たなカスタマイズオプションとFinetune Modeや、CAN/ACCポートや第2世代バッテリーマネジメントシステムに対応するなど、EP8のマイナーチェンジモデル「EP801」と同等の機能を搭載した。
スペックは、重量3キロ・定格出力250W、最大トルク85Nm。EP8よりは重量は重いが、最大トルクはEP8と同等を実現した。
シマノ EP8のマイナーチェンジモデル「EP801」
EP8は、アメリカ、欧州を中心に海外で展開されているE-Bike用ドライブユニット。シマノ製E-Bike用ドライブユニットの中でもEP8は、トップグレードに相当するE-MTB向けモデルだ。
https://youtu.be/hJLqidTvsVQ
今回登場したSHIMANO STEPS EP801は、新たにCAN/ACCポートや第2世代バッテリーマネジメントシステムに対応するなど、EP800の改良を施したビッグマイナーチェンジモデル。
スペックは、重量2.6キロ・最大トルク85Nmと、従来型のEP800と同じだが、EP801には、放熱性の高い素材の採用や成形面積の拡大、モーターハウジングの再設計により、放熱対策を実施。登り坂での温度上昇に対応し、最大トルクを長時間維持することができると謳う。
出力は定格出力250W、最大出力600W。従来型EP8(EP800)は最大出力500Wだったため、100Wのパワーアップを実現。
EP801、EP6は、自動変速やアシストチューニングの多様化などハイテク装備を搭載可能に
また、EP801、EP6にはCANポートとACCポートを新たに搭載。CANポートは、電子機器とEPドライブユニット間の高速通信を可能にし、CAN接続された機器は、SHIMANO STEPSと通信し、速度、SOCなどのデータにアクセスできるほか、DUに限定してアシストモードの変更、電源やライトのON/OFFをすることが可能だ。
E-TUBE PROJECT Appは、システム設定を個々のニーズに合わせてワイヤレスで調整し、ファームウェアを簡単にアップデートすることができる。また、2022年秋にリリース予定のE-TUBE PROJECT Version 5.1.2では「FINE TUNE MODE(ファインチューンモード)」が登場する予定。
FINE TUNE MODEでは、最大15パターンのアシストパターンを用意し、より精度の高い制御が可能となる。グループライダーのペースに合わせた快適なケイデンスでアシストしたり、特定のルートやコースに合わせたアシストパターンを設定することができる。
そして、EP801、EP6に搭載可能な電動コンポーネントでは、FREE SHIFTを搭載した12スピードドライブトレイン用のHYPERGLIDE+による迅速で軽量な変速と、FREE SHIFTとAUTO SHIFTを搭載した11スピードドライブトレイン用のLINKGLIDEテクノロジーによる滑らかで耐久性のあるシフティングの2種類を用意した。
https://youtu.be/99nSnczey7I
FREE SHIFTは、変速を行う際に漕ぐという従来の外装変速機の欠点を解消。シフティングを行う際、チェーンリングだけが僅かに動くことでペダルを踏まずにシフティングでき、どんな状況でもシフティングが可能なシステムを実現。
また、マニュアルオーバーライド搭載AUTO SHIFTはケイデンス、トルク、スピードを記録する先進のセンサー技術により、確実に正しいギアで走行することが可能な自動変速機を売りにしている。
他にも、E-Bike用ABSを製造する会社「Blubrake」とコラボレーションを行ったABSシステムも用意した。
シマノ EP6、EP801搭載車の日本での発売は不明。
関連リンク
EP6|E-BIKE COMPONENTS|SHIMANO BIKE-EU
EP8|E-BIKE COMPONENTS|SHIMANO BIKE-EU