デイリーアーカイブ Nov 15, 2024
サイクルベースあさひの電動アシスト自転車「エナシスシリーズ」の実力をチェック 大手ブランドとの違いは?
大小様々なブランドが入り乱れている電動アシスト自転車。その中でも力を持っているのがブリヂストン、パナソニック、ヤマハの大手3ブランドだろう。これら電動アシスト自転車は、販売店が多くあり、ラインナップも豊富なため、他のモデルと比較して多少高価でも売れている。
その牙城を崩そうとしているのがサイクルベースあさひだろう。サイクルベースあさひはオリジナルの電動アシスト自転車を製造、販売しているが、2019年に独自モーター「PLUS-D」を搭載した電動アシスト自転車を展開。大手三社よりもお手頃な価格を実現しつつ、大容量バッテリーの搭載をアピールしている。2022年11月12日(土) 、13日(日)に東京都大田区で行われた「OTAサイクルフェスタ」で、サイクルベースあさひの電動アシスト自転車に試乗することができた。
サイクルベースあさひの電動アシスト自転車に搭載されているモーター「PLUS-D」の特徴は、クランク軸が直接動く1軸式を採用していること。ヤマハやパナソニックの電動アシスト自転車はクランク軸ではなく、モーターに装着されているギアが駆動してアシストを行う方法を採用している。これは、シンプルな構造で力強いトルクを発生することができるためだが、ペダルを速く漕ぐとアシストが追従しないという欠点がある。
一方でPLUS-Dモーターの特徴であるクランク軸が直接動く1軸式は、クランクを直接アシストするため、ペダルを速く漕ぐとアシストが追従するため、きめ細やかなアシストを行うことができるが、構造が複雑になため、高出力、高トルクのアシストを実現させるためには、モーターの価格が高価になるという欠点がある。
今回、PLUS-Dモーターを搭載した電動アシスト自転車に何種類か試乗したが、モーターのフィーリングは国産2軸式モーターよりもきめ細やかなアシストを実現しており、ペダルを速く漕いでもアシストが追従する傾向にはある。ボッシュ アクティブラインプラスやシマノ ステップス 5080などのEバイク用モーターと比較すると、ペダルを速く漕いだときのアシストのスポーティ感は劣ると感じる。発進時のトルクに関しては、国産2軸式モーターの強烈なトルク感は無いだろう。
筆者が今回試乗した限りではPLUS-Dモーターが活きる電動アシスト自転車は、オフィスプレスEだろう。ライバルはブリヂストンサイクル TB1eなどの通勤クロスバイクタイプ電動アシスト自転車だが、PLUS-Dモーターのきめ細やかなアシストは、このクラスではスポーティな感覚があり、バッテリー容量も363Whと大容量を実現。ボッシュ アクティブラインプラスやシマノ ステップス 5080など、本格Eバイク用モーターを搭載したEバイクを知っていると、頑張って漕いだときのアシスト時の追従が少し足りないと思うかもしれないが、ブリヂストンサイクル TB1eの、もっさりしたアシスト感と比較すると、軽快でスポーティに感じるだろう。価格も14万8500円(税込)と、この構成を考えるとお買い得だろう。
プライベートブランドの電動アシスト自転車は、ブリヂストンサイクル、パナソニック、ヤマハ発動機といった大手三社と比較すると見劣りしている物が多いが、サイクルベースあさひのPLUS-Dモーター搭載の電動アシスト自転車は、プライベートブランドの電動アシスト自転車では一歩抜き出ている性能、大手三社の電動アシスト自転車と比較するとバッテリー容量が大きいという利点がある。特にオフィスプレスEは、他社の同クラスの通勤クロスバイクタイプ電動アシスト自転車よりもスポーティなフィーリングと大容量バッテリーを搭載しながら価格が安いので、競争力は高いだろう。
文:松本健多朗
関連リンク
サイクルベースあさひ 総合サイト (cb-asahi.co.jp)
Amazonがブラックフライデーを12月1日まで開催 自転車用品をピックアップ
Amazonは11月25日から12月1日23時59分までブラックフライデーを実施している。ブラックフライデーではAmazonプライム会員に登録していると、ポイントアップキャンペーンや最大50,000ポイントが当たるプライムスタンプラリーに参加することができる。この記事ではAmazon ブラックフライデーセールの中でもの商品を紹介する。
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コストパフォーマンスが高いことで有名なOLIGHTは、高性能LEDヘッドライトで有名なRN1500や、コストパフォーマンス重視のRN400とテールライトのセットを用意。
LEZYNEは最大1000ルーメンのLITE DRIVE 1000XLなどがブラックフライデーで登場。
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メンテナンス関連
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その他商品
KGモーターズ 超小型モビリティ「ミニマムモビリティコンセプト」公開 前後対象の車体を採用した超小型車
KGモーターズは11月23日、公式サイトで開発中の「ミニマムモビリティコンセプト」のティザー写真を発表した。
ミニマムモビリティコンセプトは1人乗りの超小型モビリティ。同社は、自動車業界で電気自動車の普及が求められている中、開発されているEVの多くが長距離走行を行うために、大容量バッテリーを搭載しており、製造時にも廃棄時にも大量の二酸化炭素を排出する状況の一方、国土交通省が発表する自動車の利用実体では、日常的な車の利用では7割が10キロ以下、7割が1人利用に着目し、「1人乗り短距離」にターゲットを絞った小型モビリティを開発し、自動車の最小単位を目指す。
KGモーターズは東京オートサロン2022でプロトタイプを発表。公開されたモデルは、前後モーターを搭載した四輪駆動の小型電気自動車で、コンセプトが注目されメディアから多くの反響を集めた。
量産型は、ドア付きで1人乗りセンターポジションを採用したモデルで、前後対象の形状を採用する特徴的な形状となっている。規格は、50CCエンジンを搭載した原付ミニカー規格。道路運送車両法においては自動車でなく原動機付自転車としての扱いで、運転を行うには普通自動車運転免許が必要となる。また、自動車専用道路と高速自動車国道を走行することはできない。1人乗りで車検不要で税金や保険の負担額も安いのが特徴だ。
ミニマムモビリティコンセプトは、2023年1月の東京オートサロン2023で量産試作を発表。発表後は2025年を予定している量産販売・シェアサービス展開に向けて、性能テストを名古屋大学山本教授の協力のもと行い、2023年10月より市場での実証実験を開始する予定となる。
https://youtu.be/5F5ffsl--vM
関連リンク
KG Motors(KGモーターズ) (hunfooli.jp)