デイリーアーカイブ Nov 7, 2024

折りたたみ式電動3輪バイク「PXiD-F2」 立ち乗りも可能な小型電動バイク

株式会社グッズは1月27日、中国淮安市に本社を置くHuaian PX Intelligent Manufacturing Co., Ltd.が製造する折りたたみ式電動3輪バイク「PXiD-F2」の国内独占販売権を取得したと発表しました。 PXiD-F2は、株式会社グッズが、日本の道路事情や法規制に最適化するために改良・改造を施したモデルです。「PXiD-F2-600」は原付一種(50cc相当)に分類され、原付免許や普通自動車免許で運転可能で、「PXiD-F2-1000」は原付二種(125cc相当)に分類され二輪免許が必要なモデルとなっています。 PXiD-F2は、免許取得者が乗れるナンバー付き車両として販売される予定で、総輸入販売元である株式会社グッズが、日本国内仕様として改良・強化が施されています。また、購入後のメンテナンスやカスタマイズを容易にするため、日本全国に正規販売店を配置しています。 航続距離は、満充電で約45km、充電は家庭用コンセントで可能です。1回の充電にかかる電気代は約25円で、毎日フル充電しても月々の負担は約775円です。 PXiD-F2-1000は強力なモーターを搭載し、最高速度54km/h、PXiD-F2-600は最高速度40km/hを実現しています。また、コンパクトでシンプルな車体のため、街中での運転がしやすく、折りたたんで収納・運搬することも可能です。 価格は「PXiD-F2-1000」が268,000円(税込294,800円)、「PXiD-F2-600」が258,000円(税込283,800円)で、いずれも税込み価格です。2023年3月から全国の正規販売代理店を通じて発売される予定です。 関連リンク 折り畳み式電動3輪スクーターPXiD(ピクシド)F2/GOODS (goods-pxid.com)

オランダのEバイクブランド「ヴァンムーフ」 品質悪化で財務上の問題が発生か

オランダ アムステルダムに拠点を置くEバイクブランド「ヴァンムーフ」は、サプライチェーンと品質管理の問題から、財務上の難問に直面していたとTECH EUやバイシクルリテーラー等の複数のメディアが報じています。 VanMoof: The more they sell, the more they lose - Tech.eu Report: VanMoof needed cash bailout to continue operating | Bicycle Retailer and Industry News ヴァンムーフと言えば、スマートなデザインとハイテクを売りにしたEバイクブランド。2021年9月に1億2800万ドル(日本円で約160億円)の資金調達を行い、世界で最も資金調達したEバイク企業であると謳っていました。 オランダの金融メディア「Financieele Dagblad」が算出した2021年の売上高によると、ヴァンムーフの自転車を販売するためのコストは購入価格よりも大きく、粗利益の損失は1190万ユーロ(日本円で約16億8000万円)となり、2020年の670万ユーロ(日本円で約9億4600万円)の損失から拡大したとのことです。 また、ヴァンムーフは品質の悪さが浮き彫りとなっています。同社が2020年4月に発表したEバイク「S3」と「X3」は、配送中に発生した傷やさまざまな損傷、油圧ブレーキの不具合、電気系統の故障など様々なトラブルが発生が発生し、SNS上ではオーナーの怒りの声を見かけます。2021年のヴァンムーフの製品の保証期間中の修理・交換費用は、800万ユーロ(日本円で約11億円)と予測されています。 他にも、ヴァンムーフは低価格で最大3年間の無料メンテナンスと、盗難にあったバイクが2週間以内に回収できなかった場合の代替モデルを用意するプラン「Peace of Mind保証」という手厚いサービスがありますが、このサービスにより同社の経営難に拍車をかけているようです。 複数のメディアによると、ヴァンムーフは2023 年の第1四半期に存続が危うくなると予測した後、株主からの資本投資を求め、受け取る予定とのこと。今後が気になるところです。

海外でEバイクに興味がある人の平均世帯年収は約1140万円 日本人の平均世帯年収の2.6倍を達成

Eバイクで世界的に有名なメディア「E-MOUNTAINBIKE Magazine」は、2022年度の読者調査を発表しています。 E-MOUNTAINBIKE Magazineは、定期的に読者調査を行っていることで有名で、2021年に世界の1万6000人以上のE-MOUNTAINBIKE Magazine読者を対象にした調査を実施しています。このときの調査では、平均世帯年収は7万6000ユーロでした。2022年1月時点での1ユーロ130円換算で970万円となっています。また、読者の大半は男性で平均年齢は50歳、E-MTBを購入するための予算は、平均5500ユーロと、1ユーロ130円の場合、日本円で約71万円。国籍は、ドイツが約49%、オーストリアが8%、スイスが7%。英国が10%。ヨーロッパ以外では、アメリカの読者が最も多く、5%強を占めています。 16,251 readers have spoken – The most important findings of the 2021 E-MOUNTAINBIKE reader survey | E-MOUNTAINBIKE Magazine (ebike-mtb.com) 2022年の読者調査では、読者の平均世帯年収は8万975ユーロとのこと。1ユーロ140円で日本円に換算した場合約1140万円となりました。2022年の日本人の平均世帯年収は中央値で437万円と、日本人の平均世帯年収の2.6倍を達成しました。 Your voice has been heard: the E-MOUNTAINBIKE reader survey 2022 – Insights from 12,338 entries | E-MOUNTAINBIKE Magazine (ebike-mtb.com) https://youtu.be/jR_15ke5s04   海外では、オートバイよりもEバイクを選ぶ風潮があり、ドイツでは単年度で200万台の販売台数を達成し、MVアグスタやポルシェなど高級オートバイ、高級車ブランドがEバイクに参入しています。日本では感覚をつかむことは難しいですが、高級Eバイクは階級社会の新しいアイコンとなっていると言えるでしょう。