デイリーアーカイブ Oct 25, 2024

Lime、日本で電動マイクロモビリティサービスを開始 – 国内初の「電動シートボード」と業界初の「ヘルメットセルフィ」機能導入

世界280都市以上で電動マイクロモビリティシェアリングサービスを展開するLime株式会社は、2024年8月19日より日本市場でのサービスを開始しました。Limeは、日本で初めて座って乗る「電動シートボード」を提供するだけでなく、業界初となる「ヘルメットセルフィ」機能を導入し、安全性と利便性を兼ね備えたサービスを提供します。 Limeは、専用アプリを通じて電動マイクロモビリティを予約し、街中に設置されたポートで利用・返却できるシェアリングサービスを提供します。今回の日本進出では、まず東京都内の渋谷区、新宿区、目黒区、世田谷区、豊島区、中野区の6エリアに計40以上のポートが設置され、200台の電動マイクロモビリティが導入されました。Limeは、これらのエリアを皮切りに、今後さらにポートと車両の数を増やし、サービスの拡大を予定しています。 Limeが提供する電動マイクロモビリティには、立って乗る「電動キックボード」と、国内で初めてシェアリングサービスとして提供される「電動シートボード」の2種類があります。電動シートボードは座って利用できるため、キックボードに比べて安定感があり、特に電動モビリティ初心者や長時間の利用を考慮した設計が特徴です。さらに、車輪が通常の電動モビリティより150%大きく設計されており、縁石などの障害物にも対応しやすい構造となっています。 また、Limeは安全性の強化にも力を入れており、今回のサービスには業界初となる「ヘルメットセルフィ」機能が導入されました。この機能により、利用者はヘルメットを着用したセルフィ写真をアプリに送信することで、料金の割引などの特典を受けることができます。これにより、ヘルメット着用率の向上と安全な利用環境の整備が期待されています。 Limeは、世界280都市以上で得たデータと経験を基に、日本市場に最適化された車両とサービスを提供します。これにより、都市部での短距離移動手段としての利用だけでなく、渋滞緩和や公共交通が行き届かないエリアでの移動手段としての活用が期待されています。 さらに、Limeは行政や警察との協力を強化し、安全教育や交通ルールの啓発活動を推進する計画です。これに加えて、悪質な利用者には違反金や利用停止措置などの厳しい対策を講じることで、サービスの安全性を確保します。 Lime株式会社のカントリーマネージャー、テリー・サイ氏は、「Limeのサービスは、電動マイクロモビリティが公共交通手段として社会に根付くことを目指しており、日本の交通問題や環境問題の解決に寄与したい」と述べ、今後の日本市場での成長に意欲を示しました。 LimeのCEOであるウェイン・ティン氏も、「東京をはじめとする日本の都市でのサービス展開により、住民や観光客に安全で持続可能な移動手段を提供することで、都市生活の質を向上させる」との意向を表明しており、今後も地域の特性に応じたカスタマイズを進めながら、サービスの拡充を図る予定です。 Limeの日本でのサービス提供開始日は2024年8月19日で、現在は東京都内の6つのエリアにて展開中です。利用者は専用アプリを通じて電動キックボードや電動シートボードを予約・利用でき、料金は通常100円の基本料金に加え、1分ごとに30円が課金されます。また、2024年9月末までの特別キャンペーンとして、基本料金を無料とするサービスも提供されています。 日本国内では、電動キックボードのシェアリング事業で注目されているのがLuupでしょう。先行するLuupに対してLimeは、いち早く着座式のシェアモビリティを導入したり、ヘルメットを着用したセルフィ写真をアプリに送信することで、料金の割引などの特典を受けることで、先行しているLuupを追い越そうとしているようです。 Japan (Japanese) | Homepage (li.me)

和光輸送、新たなサイクルバスサービスを開始 – 自転車をそのまま積載可能、サイクリング観光の新たな選択肢に

株式会社和光輸送観光バスは2024年8月19日、2024年夏に新たなサービスとして「サイクルバス」を導入した。このサイクルバスは、特にサイクリング愛好者向けに設計されており、自転車をそのままバスに積み込むことができるのが最大の特徴である。 バスの車内には、自転車をそのまま立てた状態で積載できるスタンドが設置されており、最大12台まで分解不要で積載可能だ。さらに、バスのトランク部分にも8台の自転車を積み込むことができるが、この場合は前後輪を外す必要がある。バスには昇降機が備わっており、重量のあるE-バイクも容易に積み込むことができるため、幅広い自転車タイプに対応している。 このサイクルバスの導入は、日本政府が進める「自転車活用推進計画」にも合致しており、国内外のサイクリング観光を促進する一助となることが期待されている。特に、これまでサイクリングロードへの移動が困難であったために遠出を断念していたサイクリストにとって、新たな選択肢となるだろう。 実際に行われたモニターツアーでは、参加者の95.2%が「今後も利用したい」と回答しており、好評を博している。参加者からは「行けなかった場所に行ける」、「移動中に体力を回復できる」、「自転車の盗難を心配せずに済む」といった声が寄せられた。 和光輸送は、今後このサイクルバスを利用したツアーや定期便の展開を予定しており、サイクリングチームや個人の利用者に向けて様々なプランを提供する予定である。また、9月28日には「チャリ彩in戸田」イベントで車両の展示も行われる予定だ。 サイクルバスの中でも観光バスで行っているところは少ない。四国エリアや九州エリアでは運用を行っている事業者は存在するが、東京、埼玉エリアでの観光バスタイプのサイクルバスを運営する企業は、和光輸送ぐらいだろう。 和光観光バス (wakokanko.com)

フォードモーター アメリカで「マスタング」「ブロンコ」のEバイクを発売へ

フォードモーターカンパニーは8月15日、SUVの「ブロンコ」や、スペシャリティーカー「マスタング」の精神を、電動自転車の世界にも広げることを発表。N+ Bikesとの提携により、フォードは「ブロンコ」と「マスタング」からインスピレーションを得た新しい公式ライセンスのEバイクラインアップを展開します。 フォードのグローバルブランドライセンスマネージャーであるタイラー・ヒル氏は、これらの新しいEバイクについて「ブロンコやマスタングに乗るときに感じる情熱とスリルを、さらに多くの人々が体験できるようになります。このEバイクを通じて、ブロンコの冒険心やマスタングの興奮を、ハンドルを握る瞬間から味わっていただけます」と述べています。 ブロンコeバイクは、ブロンコSUVの頑丈な性能とデザインからインスピレーションを受け、750Wのハブマウントモーターが85Nmのトルクを生み出す強力なモデルです。G.O.A.T.™(Goes Over Any Type of Terrain)をテーマにしたデュアルサスペンションシステムと、快適なオートバイ風のシートが搭載されており、ブロンコの冒険心を感じさせるライディング体験を提供します。このブロンコeバイクは、750Wハブマウントモーターにより優れた性能を発揮し、最高速度は28MPHで、約60マイルの航続距離を実現します。さらに、四輪ピストン油圧ブレーキ、ピレリタイヤとランニングライト、そしてリアルタイムの情報を提供するフルカラーLCDパネルが装備されています。 一方、フォードはマスタングの60周年を記念して、2種類のマスタングeバイクを発表します。そのうち1つは、フォードのディーラーでのみ限定販売される「マスタング60周年記念モデル」です。これらのeバイクは、マスタングの伝統的なデザインと技術を受け継ぎ、アイコニックなスポーツカーのハンドリング特性を再現しています。750Wのハブマウントモーター、四輪ピストン油圧ブレーキ、ピレリタイヤ、フルカラーLCDパネルが装備され、特に「マスタング60周年記念モデル」は限定数で提供されます。 フォードブランドのEバイクは、北米仕様のため、このままの状態では日本国内法では電動アシスト自転車としての走行は不可となります。 Official Ford licensed eBikes (ford-bikes.com)