デイリーアーカイブ Oct 31, 2024
奈良県下北山村のアウトドア複合施設Angler’s Base SHIMOKITAYAMAに宿泊施設が登場
株式会社ラインシステムが運営するアウトドア複合施設「Angler's Base SHIMOKITAYAMA」は、2023年夏に新たな宿泊施設「フィッシングロッジ&グランピングロッジ」を奈良県下北山村にオープンします。
2022年8月にオープンしたAngler's Base SHIMOKITAYAMAは、アウトドアショップとカフェ&ダイニングが併設された複合店舗で、オリジナルグッズや釣具、キャンプ用品、地域物産などを取り扱っています。カフェ&ダイニングでは、アングラーズベースの名物である大ぶりのチキンレッグやゴボウ揚げが入ったスープカレーやナポリピッツァやおしゃれなサンドウィッチ等を提供しています。
新宿泊施設は、北米の世界観をイメージしたウッドロッジで、全棟の前には桜並木と川遊びができる清流が流れています。「フィッシングロッジ」は「釣り人の基地」をコンセプトにしており、バスフィッシングの本場北米の雰囲気を基調としたデザインで、内装にはヴィンテージの釣具や釣り雑貨を多数展示しています。また、登山やハイキングのベースキャンプとしての利用も想定しています。
「グランピングロッジ」は、Aフレームと呼ばれる特殊な形状のウッドロッジで、正面の壁面が全て窓になっているため、部屋の中から大自然を十分に味わうことができます。さらに、宿泊者専用のプライベートBBQデッキとプライベートジャグジーを併設しており、自然を満喫しながらリラックスできる環境を提供します。予約開始は7月末を予定しているとのことです。
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アングラーズベース (anglersbase.jp)
特定小型原付で注目の電動キックボードは安全ではない? ドイツのテスト調査の衝撃の結果
ここ近年、電動キックボードが新たなモビリティとして注目されています。特に2023年7月1日からは、道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)のうち、特定小型原動機付自転車(いわゆる電動キックボード等)の交通方法等に関する規定が施行され、性能上の最高速度が自転車と同程度であるなどの一定の要件を満たす電動キックボード等は、特定小型原動機付自転車として、走行場所が自転車と同様となるなどの新たな交通ルールが適用されました。
非常に注目されている電動キックボードですが、様々な所で安全性に関する問題点を挙げている声が数多くあります。ヨーロッパ最大の応用研究機関であるドイツのフラウンホーファーは、2022年10月に電動キックボードの安全テストを実施しました。
ドイツ連邦統計局のデータによると、2020年には、ドイツで2,155件の電動キックボード関連の事故が発生し、その結果5人が死亡し、386人が重傷を負いました。これらの事故の75%は、電動キックボードの運転手が原因で、運転手が車両の制御を失う事故が特に多く、スピード違反や逆走が主な原因でした。また、酒気帯び運転も一因となっていたとのことです。
フライブルクのフラウンホーファー高速力学研究所(EMI)とフラウンホーファー材料力学研究所(IWM)の研究者たちは、HUMAD(ヒューマン・アクシデント・ダイナミクス)プロジェクトの一部として、電動キックボードの衝突安全性についての研究を実施。その目的は、典型的な事故シナリオを研究し、それに伴う負傷リスクを特定するとともに、ヘルメットや膝プロテクターなどの保護具の適性を評価するとのことです。
「自動車業界で行われる衝突試験のように、衝突試験用のダミーを使用した。ダミーを電動キックボードのレプリカモデルに乗せ、60°と90°の角度で、時速10km、20km、30kmで縁石に衝突させました」とボルジェンは説明します。
高速カメラで撮影したテスト中の映像では、身体が宙に舞い上がり、ハンドルバーを飛び越え、衝撃速度に応じて数メートル飛ばされた後、地面に激突する様子が捉えられています。衝突テストでは、特に頭部が重傷を負う可能性があることが全てのシナリオで示されました。「分析中のビデオを見ているだけでも苦痛でした」とボルジェンは言います。また、膝にも傷害のリスクがあるとされました。
衝突テストと並行して、ボルジェンとそのチームは有限要素シミュレーションを使用して事故シナリオを分析。電動キックボードとドライバーをデジタル化し、運動量、質量、エネルギー保存則、車両と人体モデルの材料特性を定義しました。この解析では、シミュレーションソフトが頭部と膝にどのような加速度が作用するかを示しており、専門家たちはこれらのデータを使用して、特定の部位に損傷が生じる確率を計算しました。
それによれば、一見遅く見える時速10キロでの衝突でも、角度が90度であれば、体には170Gという大きな加速度が加わるとのことです。
このため、ヘルメットや防具の着用が強く推奨されています。しかし、ボルジェン氏は「どんなヘルメットでも、直接的な衝突による頭部への加速度を完全に防ぐことはできません。厳密に言うと、ヘルメットを着用していても脳への外傷リスクは常に存在します」と警告しています。
専門家は、シミュレーションで測定した頭部への衝撃速度が、自転車用ヘルメットの安全基準DIN EN 1078で定められた最高衝撃速度5.4m/sを超えていることを発見しました。従来の自転車用ヘルメットは、衝撃を軽減することはできますが、硬い物体との衝突から完全に保護することはできないとのことです。
このような課題に対して、フラウンホーファーIWMの研究者は、実験室のテストで、バイオニクスから着想し昆虫のキチン質外骨格などで知られている、TPMS(三周期極小表面)構造を持つ素材が、運動エネルギーに対して優れた保護効果を示すことが確認され、そのような素材を使用したヘルメットやプロテクターを提唱しています。
このような例を見て、電動キックボードは安全な乗り物とは言えないでしょう。車輪が小さいため安定性が悪いだけでなく立ち乗りにすることで重心が高くなり、不安定さを助長します。また、転倒時のシミュレーション上で、低速でも大きな衝撃がかかり、自転車用ヘルメットを着用しても安全ではないというのを示しています。
電動キックボードで安全に運転する場合は、頑丈なヘルメットやプロテクターを着用する、非常に倒れにくい3輪タイプのキックボードや安定性が高い特殊な車種を使用する、自動車のように外装や衝撃吸収素材を採用した内装を装着したクローズドボディを採用するのを考えたほうがいいでしょう。
関連リンク
Crash test dummies for e-scooters (fraunhofer.de)
高級輸入車よりも国産スポーティーカーは高額買取傾向があり クイックネットワーク
クイック・ネットワーク株式会社は、同社が運営する愛車買取オークションSellCaで出品された1970~1980年代の車の買取状況を調査し、その結果を公表しました。177件の取引データをもとに、高額で落札された車種を上位5つ抽出したものです。
今回のデータでは、5車種の中でも3車種が輸入車で、さらに2車種がメルセデスベンツ製の高級車でした。1980年式のメルセデスベンツSクラス450SELは、走行距離は9.3万km、落札価格は約198万円。1989年式の300SLは走行距離7.4万kmで、非常に綺麗な状態で保管されていたことから、約364万円で落札されました。
高額買取された輸入車の1つである1989年式のフォルクスワーゲン タイプⅡは走行距離が0kmで、最終的に約303万円で落札されました。
国産車では2車種が高額買取を実現。1985年式のトヨタ カローラレビンGTAPEXの場合、走行距離は12.9万kmで事故車と評価されていましたが、最終的な落札価格は約283万円でした。
さらに、1974年式の日産 スカイライン2000GTは、走行距離は6.7万kmで事故車と評価されていましたが、最終的には約862万円で落札されました。
今回の旧車の買取価格は、新車時の価値ではなく、現在の人気により買取価格が上下すると見ればいいでしょう。両車は新車販売時は、輸入車と比較すると比較的手ごろな価格で購入でき、トヨタ カローラレビンはドリフト族やアニメなどの影響、日産 スカイラインは、新車販売時は「ケンとメリー」キャンペーンや後の改造車による影響で、買取価格が上昇したのだと考えられます。
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SellCa(セルカ)