デイリーアーカイブ Jan 18, 2025
沖縄の産業にEバイク(電動アシスト自転車)がある理由とは?
「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本」では、Eバイクの歴史と未来の項目で、ボッシュ、ファンティック、ヤマハ発動機、JOeBテックの4社を紹介している。この4社の中でも、特徴的と言えるのがJOeBテックだろう。
JOeBテックは2023年から本格創業を行ったEバイク、Eモビリティ製造会社。製造業が少ないと言われている沖縄県で高単価のEバイク(電動アシスト自転車)やEモビリティの製造を行うのを特徴としている。
JOeBテック
日本国内では製造業の空洞化が発生していると言われており、特に沖縄県は観光業等の第3次産業の割合が大きい地域として知られている。
沖縄県で製造業が少ないのは、一般的には電気代が高い、工業用水の確保の難しさ、本州エリアに商品を送る際の物流コストが高額といった問題がある。
しかし、電気はソーラーパネルなどを駆使して電気代を抑え、工業用水は殆ど出さない技術が存在する。物流コストに関しても、沖縄は中国や台湾に近いため、海外輸出コストは中国と台湾と殆ど変わらない。環境意識や持続可能性が注目されているが、時代の流れや技術の進歩によって、沖縄でも製造業を行うことができるようになった。
そして、あまり知られていないのが中国生産のEバイクには70パーセントと驚くほどの関税があるが、日本生産のEバイクには関税が無い。欧州市場では何十万円のEバイクがオートバイの何倍も売れているが、プレミアムな製品を作ることができれば、中国製Eバイクは日本製Eバイクに勝ち目がない。
「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本」の「Eバイクの歴史、そして未来」では、ボッシュ、ファンティック、ヤマハ発動機といった歴史ある企業を紹介している中で、2023年に本格稼働したJOeBテックを入れるのは、普通に考えるのなら異例だろう。実際、JOeBテックに関しては自転車業界関係者からの情報は少なく、むしろオートバイ業界関係者のほうが詳しい情報が多く、自転車業界関係者からは謎が多い企業としての印象があるようだ。
いち早くJOeBテックに注目していた筆者は、2022年からJOeBテックを追跡しており、社長のインタビューだけでなく、詳細を知る関係者からの情報から、どのような企業や人材が関与しているのかを把握していた。さらに、2023年4月に開催された竣工式に取材し、組立ラインや塗装工程等の工場内部の見学に、使用するアルミ素材の確認までしている。JOeBテックから筆者が何を感じたのかは、実際に書籍を読んで確認してほしい。
「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本」では、JOeBテック等Eバイクに関する歴史を紹介。他にも、Eバイクとはどういう乗り物なのか、Eバイクを楽しく走らせる方法、Eバイクの選び方等を紹介している。
「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本」では、Amazon、楽天ブックス、紀伊国屋書店等の全国書店やインターネット書店などで購入可能だ。
トイファクトリー 輸入車キャンピングカーディーラー「EURO-TOY」で「エトルスコ」概要を発表
キャンピングカーの製造台数が国内首位である株式会社トイファクトリーは、岐阜県可児市に本社を構え、日本のRV業界をリードしています。ユーロトイと名付けられた事業を展開し、欧州のキャンピングカーブランドを厳選して日本へ輸入しています。
その第一弾として、ドイツのブランドであるエトルスコが発表され、2023年秋からの販売開始が予定されています。エトルスコは、エレガントなイタリアデザインと洗練されたモダンなテイストが特長で、これまでヨーロッパで愛されてきました。
このブランドは、ドイツ最大手のHYMERを中心とするアーウィンハイマーグループに属し、地中海風のデザインと、キャンピングカー製作におけるディテールへのこだわりが融合しています。エトルスコの日本初上陸は、そのエレガントなデザインを2023年から日本の四季を走らせる重要なステップであり、アジア圏への進出も初めてとなります。
トイファクトリーが日本総代理店となり、日本でのビジネスパートナーに選ばれた理由は、ハイエースベースのキャンピングカー国内シェアNo.1の実績や、欧州のNo.1 RVシートメーカーとの契約など、グローバルでの実績が評価されたからです。
エトルスコのラインナップからの販売開始モデルとして、豪華装備を完備したAクラスモーターホームや、7mサイズの大型キャブコン、フルスペックなキャンパーバンなど、計5モデルが選ばれています。
関連リンク
キャンピングカー&トラベルトレーラー専門店のトイファクトリー (toy-factory.jp)
エレクトラ・ポントゴー 大手自転車ブランドが作るオートバイ系Eバイク
Eバイク(電動アシスト自転車)には、様々な種類があるが、その中でもファッションとして注目されているのがオートバイ系Eバイクだ。このタイプは、オートバイ風のデザインを採用しているのが特徴です。新興企業が、このようなオートバイ系Eバイクで成功したことで、様々な企業が同タイプのEバイクに参入している。
https://youtu.be/Wy2n9LNGVkY
そして、自転車メーカーでトレックグループの1つであるエレクトラも、オートバイ系Eバイク「ポントゴー」を発表した。
この新しいユーティリティEバイクは、アメリカ向けのモデルで、750Wのリアインホイールモーターを搭載。また、トレックグループでは初めてのスロットルだけで走行可能なEバイクとなる。アメリカでは、スロットルだけで走行するEバイクも公道で走ることができ、ポントゴーは、スロットルのみで最高20マイル、ペダルを漕いでアシストを行う場合は26マイルに達することができる。
ポントゴーは長いリアラックや、2人目を乗車するためのベンチシートなどを装着し、ユーティリティEバイクの特徴を持っており、多様な用途に対応できる設計になっています。タイヤは20x4インチの舗装路用タイヤに、650Whの大容量バッテリーを搭載。
車体デザインは、新興メーカーのオートバイ系Eバイクとは違い、またぎやすくシート高を低くし、ロー&ロングのデザインを実現。他にはない独自性が高いデザインとなっている。
エレクトラ・ポントゴーの価格は2699ドル。日本仕様の発売は不明だ。
関連リンク
Electra Bicycle Company | Bikes & Accessories (trekbikes.com)