デイリーアーカイブ Oct 28, 2024

3万円台で電動アシスト自転車やEバイクは買える? お買い得な価格で買えるブランドを紹介

モーターのアシストで坂道や向かい風を快適に走ることができる電動アシスト自転車。街中でよく見かけることが珍しくなく、通学用としても注目されており、多くの人にとって魅力的な移動手段となっています。 これまで自転車で移動することにストレスを感じていた方も、電動アシスト自転車のおかげでそのストレスはほとんどなくなるでしょう。さらに、好きな道を選んで、人と密になることなく、自分のペースで移動することができます。 ただ、電動アシスト自転車を購入する際に気になるのが価格です。電動アシスト自転車を割安で購入したいと思う人は多く、3万円で購入したいと思う人もいるでしょう。かつてはインターネットの通販で検索すると3万円台で購入できるな中古電動アシスト自転車もありました。しかし、インフレで価格が上がっている現在、3万円台で中古の電動アシスト自転車を手に入れることは難しいでしょう。 また、新品の電動アシスト自転車に関しては、3万円台で購入できるのは不可能でしょう。 特に、Eバイク(電動アシストスポーツ自転車)は低価格で購入するのは不可能です。欧州ではEバイクが非常に高価ですが、これは、ドイツのボッシュがEバイク用部品に参入する際、従来の電動アシスト自転車にはないプレミアムな位置づけで販売して成功したという歴史があるためです(Eバイク事始め 次世代電動アシスト自転車がよくわかる本から) ドイツ「E-MOUNTAINBIKE Magazine」の2022年の読者調査では、読者の平均世帯年収は8万975ユーロで、1ユーロ140円で日本円に換算した場合約1140万円。2022年の日本人の平均世帯年収は中央値で437万円と、日本人の平均世帯年収の2.6倍を達成している。 ちなみに、読者の大半は男性で平均年齢は50歳、E-MTBを購入するための予算は、平均5500ユーロと、1ユーロ140円の場合、日本円で約77万円とのこと。海外では、オートバイよりもEバイクを選ぶ風潮があり、ドイツでは単年度で200万台の販売台数を達成し、MVアグスタやポルシェなど高級オートバイ、高級車ブランドがEバイクに参入している事態となっています。 16,251 readers have spoken – The most important findings of the 2021 E-MOUNTAINBIKE reader survey | E-MOUNTAINBIKE Magazine (ebike-mtb.com) 低価格で新車の電動アシスト自転車を購入する際、インターネット通販で無名ブランドの電動アシスト自転車を購入する人も少なくないと思いますが、基本的に電動アシスト自転車は実店舗で購入したほうが良いでしょう。電動アシスト自転車はトラブルが発生した場合、取り扱い店で対応する必要があるため、できるだけ取り扱い店が多いブランドを購入するのをお勧めします。 ヤマハ発動機、ブリヂストンサイクル、パナソニックの大手3社は10万円台前半で購入することができる電動アシスト自転車がありますが、大手3社よりも割安な価格で購入できる電動アシスト自転車ブランドが存在します。 子供乗せ自転車「ふらっかーず」で知られている丸石サイクルは電動アシスト自転車も用意しています。丸石サイクルの電動アシスト自転車の殆どはオープン価格となっていますが、殆どのモデルは大手3社よりも割安で、車種によっては10万円以下で購入することもできます。 ビューピッコリーノは小径タイプの電動アシスト自転車で、20インチサイズのホイールに、小さく設計された車体により、エレベーターにも簡単に載せられます。また低価格でありながら、デルタハンドルと呼ばれるアップライトな姿勢を保ちやすいハンドルに、洒落たファッションバスケットが装備されています。機能性とデザイン性を両立させています。 変速機はシングルギアで、モーターはフロントインホイールモーターを採用しており、24V 5.8Ah 139Whのバッテリーで、航続距離は15キロから23キロを実現しています。充電時間は4時間で、ちょい乗り用と言えるでしょう。実売価格は8万円台であり、BAAと3年間盗難補償が付いています。 他にも丸石サイクルは、スポーティ風モデル「ビュースポルティーボ」と「ビュースポルティーボex」の2モデルがあります。前者は実用性を考慮して、前かご、泥除けリング錠、フロントライトなどが装備されています。タイヤも一般的な27インチを採用し、通勤や通学向けの仕様となっています。バッテリーも24V 5.8Ah 139Whを採用し、航続距離は15キロから23キロ。充電時間は約4時間と、毎日の使用には十分です。 対照的に「ビュースポルティーボex」は、スポーティなライディングを求める人に向いています。前かごや泥除け、フロントライトは省かれ、代わりに700×32cとやや細めのタイヤが装備されています。モーターもリアインホイールを採用し、加速感が異なります。バッテリー容量も24V 8.5Ah 204Whとやや大きめで、航続距離も29キロから40キロとなっています。 価格面でも、両モデルとも9万円台か10万円台と、大手ブランドに比べて手が届きやすい価格設定となっています。BAA認証と3年間の盗難補償も付いており、安心感もあります。 結局のところ、どちらのモデルを選ぶかは、使用目的によります。街乗りや通勤、通学を主な用途とするなら「ビュースポルティーボ」、週末のサイクリングやちょっとした冒険に使いたいなら「ビュースポルティーボex」がお勧めです。 また、お手頃価格でホームセンターなどでよく見かける電動アシスト自転車ブランドがCYCOO(サイクー)です。CYCOOは日本電産製のモーターを採用。実売価格は10万円を切る場合もあり、手が出しやすいのが魅力です。 CYCOO Refna miniはタイヤサイズが20で、適正身長は150cmから。車両重量は約27kg、フレーム素材はL型スチールフレームとなっております。また、内装3段の変速機能も搭載しています。 航続距離は、26キロから35キロで、充電時間は約3.5〜5時間。バッテリー容量は24V、8Ah、192Wh。実売価格9万円台の電動アシスト自転車では容量が多いのも嬉しいところでしょう。 インターネット上では6万円程度で購入できる電動アシスト自転車を見かけると思います。しかし、このような電動アシスト自転車はお勧めできません。このような電動アシスト自転車は、故障した時に、取扱店が無いため修理ができないという問題が発生する可能性があります。電動アシスト自転車に使われている電子部品はメーカーによって違うため、取扱店でないと故障に対応することができません。そのため、値段の安さだけで取扱店が無い電動アシスト自転車を購入すると後々、大きな問題になる可能性が高いです。 また、新車が高い場合は中古の電動アシスト自転車を検討することもあるでしょう。中古での購入はいくつかのポイントを考慮する必要があります。 一番重要なのは、購入先を慎重に選ぶことです。個人から購入する場合、後々トラブルになる可能性が高いです。例えば、バッテリーの劣化や故障履歴などが不明確な場合が多く、保証も無いためリスクが非常に高いと言えます。中古電動アシスト自転車を購入する場合、専門のスタッフがしっかりと点検・整備を行っている可能性が高く、購入後も何らかの保証がある場合が多い、専門店で購入するほうが良いでしょう。 また電動アシスト自転車の重要部品であるバッテリーの状態も注意しましょう。新品と違って中古品のバッテリーは、使用状況によって劣化が進んでいる可能性があります。そのため、バッテリーの現状がしっかりと明記されているか確認することが重要です。劣化が進んでいるバッテリーを使用すると、予想よりも早く充電が切れてしまう可能性があります。 最後に、購入後の保証が付いているかどうかも確認するべきです。もし何らかの故障やトラブルが発生した場合、保証があれば修理費用や交換が容易になります。 電動アシスト自転車は3万円台で購入することはできませんが、お手頃価格の電動アシスト自転車は探せば見つけることができます。また、価格も重要ですが、電動アシスト自転車は頻繁に使用するため、価格よりも快適に移動ができる車種を選ぶことをお勧めします。

ダイハツ ジャパンモビリティショー2023の出展車両を発表 軽BEVやカーボンニュートラルを意識したオープンカーを用意

10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される第1回「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ)が出展することが明らかになりました。一般公開は28日から始まります。 このイベントへの出展にあたり、ダイハツは「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」という長年にわたるビジョンをテーマとして掲げています。同社のブースには、ダイハツがこれまで進化させてきた象徴的な車両と、未来のモビリティを形作るコンセプトカーが展示される予定です。 ダイハツは、少子高齢化などの社会課題に真摯に取り組みながら、環境に優しくサステナブルな「小さなクルマ」で、全ての人々により豊かなモビリティライフを提供するという思いをブースで表現する予定です。4台のコンセプトカーの内、3台は軽自動車でそのすべてがBEV(バッテリー電気自動車)となっています。 「me:MO(ミーモ)」は、"クルマと人の関係の再定義"をテーマに、ライフステージに合わせてスタイルや楽しみ方が変更できるという設計が特徴の軽BEV。 この新しいコンセプトでは、ゼロからクルマの作り方や楽しみ方を考え直し、単にデザインだけではなく、車両形態そのものも変更可能になるという先進的な手法が用いられています。具体的には、モジュール化された内外装部品の構造を採用することで、お客様のライフステージや用途に応じて、車両自体が進化するというサステナブルな設計が特徴です。車両のサイズは、全長2,955mm、全幅1,475mm、全高1,590mmで、ホイールベースは1,985mmとなっています。 軽商用車は「UNIFORM Truck(ユニフォーム トラック)」と「UNIFORM Cargo(ユニフォーム カーゴ)」と、軽トラックタイプと軽ワンボックスバンのBEVを用意。 この2種類の車は、働くクルマの原点に立ち返り、多様な働き方や用途に対応するための無駄のないデザインを採用しています。それにより、働く人々の誇りを高め、実用的な可能性を拡大することを目指しています。 特に、「UNIFORM Truck」には未来の「Nibako」を積載可能であり、BEV(バッテリー電動車)ならではの外部給電機能も備えています。これにより、移動店舗など、活躍の場が一段と広がることが期待されます。また、使いやすく清掃しやすいフラットで凹凸の少ないキャビンや荷室、着脱可能な内外装パーツの採用によって、多様な働き方に加え、多彩なプライベートシーンにも柔軟に対応します。 「UNIFORM Truck」は全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,885mm、ホイールベースは1,900mmです。一方で「UNIFORM Cargo」は全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,920mm、ホイールベースは2,450mmとなっています。 「OSANPO(オサンポ)」は、オープンエアの心地よさと、散歩に出かけるような手軽さを融合させた軽BEV。コンパクトなオープンカーとしての設計は、ゆったりとした楽しさを提供し、BEVならではの静粛性を活かし、少し高めの車高がもたらす開放感で、お散歩気分で自然をゆっくりと楽しむことができると謳っています。サイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,330mm、ホイールベースは2,440mmとなっています。 今回のダイハツのコンセプトカーで唯一の内燃機関車である小型オープンスポーツカー「VISION COPEN(ビジョン コペン)」は、初代コペンを思わせるスタイルに、電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を組み合わせているのが特徴。そして、FRレイアウトとカーボンニュートラル燃料の活用を見据えた内燃機関を採用しています。車両の全長は3,835mm、全幅は1,695mm、全高は1,265mmで、ホイールベースは2,415mm。排気量は1,300ccとなっています。 関連リンク ダイハツ工業株式会社

電動アシスト自転車・Eバイクの寿命は? モーターは何万キロほど使用できる?

電動アシスト自転車は、近年の技術進化と環境への関心の高まりにより、多くの人々にとって欠かせない移動手段となっています。しかし、多くの人々が疑問に思うのは、その耐用年数、つまり「電動アシスト自転車は何年持つのか?」ということです。 電動アシスト自転車の耐用年数を一言で答えるのは難しいです。なぜなら、電動アシスト自転車に限らず寿命と言うのは使用頻度、保管状態、メンテナンスの頻度や質、そして乗り方など、多くの要因に影響されるからです。今回は、一般的な電動アシスト自転車やEバイクを例にして考えてみたいと思います。 まず、電動アシスト自転車の中心となる部分であるバッテリーに注目しましょう。バッテリーは消耗品であり、充電と放電を繰り返すことで徐々に性能が低下します。一般的にリチウムイオンバッテリーは500回から1000回の充電サイクルが可能とされており、毎日充電して使用する場合、約2年から5年の寿命だと一般的に言われています。 バッテリーの価格はサイズや形式などにより、価格が異なります。Amazonなどのネット通販では、通常価格よりも低価格でバッテリーを購入することができますが、互換性の確認などが必要です。また、バッテリーの中身だけを交換した物や、非純正品の互換バッテリーと呼ばれる物は設計不良で異常が発生した時、安全保護装置が作動せず発火に至るリスクが高いため使わないようにしましょう。不安がある人は、購入した店舗や取り扱い店舗で相談することをお勧めします。 モーターやコントローラーなどの電子部品は、一般的には頑丈で故障することは少ないと謳っています。しかし、水濡れや衝撃などの外部からのダメージには弱いため、適切な取り扱いと保管が必要です。参考としてスペインの自転車ブランド「BH」の取り扱い説明書には、Eバイクのモーターは通常の条件で使用する場合、10年から20年、または10万キロほど使用できると謳っています。 関連リンク 2023_ILYNX+_ENG_USER_MANUAL.pdf (bhbikes.com) 適切に設計された電動アシスト自転車やEバイクならモーターやバッテリーといった電子部品は耐久性があるため、僅か数年で故障する事例は少ないでしょう。しかし、電動アシスト自転車やEバイクは、電子部分だけでなく、フレームやタイヤ、ブレーキなどの機械的な部分も存在します。当然ながら、こちらは一般的な自転車と同じく、定期的なメンテナンスが必要です。人によっては通常の自転車を運転するのより航続距離が長くなるため、定期点検が重要となります。 さらに、電動アシスト自転車の寿命に影響するのは、使用状況です。例えば、坂道ばかりの地域での使用や、重い荷物を常に運ぶような使用方法は、モーターやバッテリーに大きな負担をかけるため、寿命を縮める可能性があります。 もちろんブレーキやギアの調整、タイヤの空気圧のチェックなど、基本的なメンテナンスを怠ると、安全性が低下するだけでなく、部品の寿命も短くなります。   参考としてシクロライダーが保有しているEバイク「スペシャライズド VADO SL」は約3年間で1万キロ走行しましたが、バッテリーの最大容量は100パーセントを維持しており、バッテリーのへたりは無く、モーターに関しても特に問題は発生していません。これに関しては、主に室内で保管している、強力なアシストはできるだけ使わないなど、Eバイクに優しい運転を行っているのもあるのかもしれません。