デイリーアーカイブ Oct 28, 2024

コラテック Apple Find My機能を搭載した盗難防止トラッカーの搭載を発表(海外Eバイクニュース)

スポーツ自転車やEバイクで有名なブランド「Corratec」のブランド元である、南ドイツのIKO Sportartikel Handels GmbHは、KATHREIN Solutionsと協力して、AppleのFind Myネットワークに統合されたEバイクトラッカーを開発しました。 この開発により、corratecのEバイク所有者は、スマートフォンアプリを使用して、近くにいなくても自転車の位置を特定し追跡することができます。この技術は自転車のセキュリティにおいて重要な進歩を示しており、盗難防止と紛失または盗まれたEバイクの回収を大幅に向上させます。 このEバイクトラッカーはc-Finderとも呼ばれ、自転車のモーターカバー部分に組み込まれており、Eバイクのバッテリーから電力を供給されます。さらに、トラッカーには自分のバッテリーがあり、充電なしで最大1年間機能します。AppleのFind Myネットワークは10億以上のAppleデバイスで構成されており、互換性のあるアイテムを簡単かつ安全に特定することができます。ネットワーク内のデータ転送は匿名であり、高度な暗号化技術を使用してユーザーのプライバシーを保護します。 同社によると、技術的な実現は難しく金属製の自転車フレーム内でも機能し、最大の捕捉範囲を保証する特殊なアンテナを開発する必要があったとのこと。 販売店にとって、c-Finderは販売時のもう一つの品質特徴となります。一方、最終顧客は、紛失した場合に自転車を見つけられるという安心を得ることができるという利点があります。c-Finderに関しては日本での投入は不明です。 関連リンク Kathrein Solutions - Your Partner in RFID, AutoID, IoT, EVR & AVI (kathrein-solutions.com) Corratec Startseite | Corratec

日帰り温浴施設「極楽湯」 車中泊スポットシェアリングで有名な「Carstay」と提携し、県の温浴施設で車中泊スポット開設

全国に33店舗を展開する日本最大級の日帰り温浴施設運営会社である株式会社極楽湯は12月7日、キャンピングカーや車中泊スポットのシェアリングサービス、車両製造・リノベーションなどを行う国内最大級のバンライフのプラットフォーム事業者であるCarstay株式会社との提携を発表しました。 この提携により、極楽湯が運営する青森県青森市、千葉県柏市、静岡県浜松市など6県にある温浴施設「極楽湯」の駐車場がキャンピングカー向けの車中泊スポットとしてCarstayに登録されました。極楽湯とCarstayは1日平均20台の車中泊予約を目指しており、全国の他の「極楽湯」でも順次、車中泊スポットを開設する予定です。 バンライフとは、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たなライフスタイルです。 多くのキャンピングカー旅行者が入浴後、車中泊するための駐車場を探しており、これらの「極楽湯」施設は深夜過ぎまで営業しており、車中泊が可能な駐車場が施設に隣接しているため、観光を楽しんだ後でも利用しやすく、温泉での疲労軽減後、すぐに車中泊ができます。 Carstayのキャンピングカーと車中泊スポットの予約数は前年度比で約2倍に増加しており、現在約340箇所の車中泊スポットが登録されています。そのうち人気予約数のトップ20内の5か所は温浴設備が充実した施設です。 具体的な施設例としては、「RAKU SPA Cafe 浜松」があり、ここでは施設内で休憩しながら漫画や雑誌12,000冊が読み放題、コーヒーが無料で飲み放題で、コワーキング・スペースも利用可能です。車中泊の利用料金1,000円で、7:00~10:00の間、大人2人が風呂、岩盤浴、タワーサウナなどを利用できます。 極楽湯の青森店(青森県)には、青森市内唯一の炭酸泉やサウナがあり、天然温泉を備えた他の店舗にも豊富な設備があります。これらの施設を利用することで、キャンピングカー旅行者は疲れを癒やし、快適な車中泊を楽しむことができるでしょう。 【青森市内唯一の高濃度炭酸泉 極楽湯 青森店(青森県)】 ◆ 利用料金: 1泊2日 3,000円/1台(税込) ◆ 予約URL: https://carstay.jp/ja/stations/tohoku/station/64df1f3837a5bd200d2ba048/ ◆ 車中泊可能台数: 2台 ◆ 主な設備: ごみ処理 ◆ その他: ・源泉地下986mからの“ツルツル感”ある浴感の温泉、タワーサウナなど ・漫画コーナー、食事処、ボディケア、 カットサロン、キッズコーナーなど 【天然温泉 極楽湯 宇都宮店(栃木県)】 ◆ 利用料金: 1泊2日 1,000円/1台(税込)、温泉620円(平日)・650円(土日祝) ◆ 車中泊可能台数: 2台 ◆ 予約URL: https://carstay.jp/ja/stations/kanto/station/64c1108a8b403a073eae21dc/ ◆ 主な設備: フリーWi-Fiなど ◆ その他: ・天然温泉、宇都宮最大級の高濃度炭酸、サウナなど ・温泉は深夜3:00まで営業、食事処は深夜1:00まで営業 【天然温泉 極楽湯 柏店(千葉県)】 ◆ 利用料金: 1泊2日3,000円/1台(税込) ◆ 予約URL: https://carstay.jp/ja/stations/kanto/station/64eda290f39a6a476d2bf5ad/ ◆ 車中泊可能台数: 2台 ◆ 主な設備: 自動販売機、防犯カメラ、フリーWi-Fiなど ◆ その他: ・高濃度炭酸泉とサウナを完備。ジェットバス、蒸し風呂風の釜風呂など ・近辺には車中泊などの商品を取り扱う店舗含むショッピングモールもあり 【朝風呂無料!! RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県)】 ◆ 利用料金: 1泊2日 3,500円/1台(税込)(1泊1台(2名分)の朝風呂(7:00~10:00)無料利用込み) ◆ 予約URL: https://carstay.jp/ja/stations/chubu/station/649d2fe04f95919c768bef85/ ◆ 車中泊可能台数: 2台 ◆ 主な設備: 水道、電源、ごみ処理、調理可、ペット可、フリーWi-Fiなど ◆...

Eバイクの日本参入で一番の問題はモーター製造会社のやる気である理由

Eバイク(電動アシストスポーツ自転車)を、日本市場で販売する際に問題になるのがモーター製造会社が協力してくれるかということだ。 Eバイクの心臓部と言えるモーターは、大手から中小まで多くのメーカーが製造を行っている。ここで問題になるのが、モーター製造会社がどれだけ日本市場に興味があるのかが問題となる。基本的にEバイク製造会社が日本市場に参入を考えていても、モーター製造会社が日本仕様のモーターの開発を行わないと参入できないのが実情だ。 基本的に日本に参入していないモーター製造会社は、日本市場に興味を持っていないと思われる。多くのEバイク用モーター製造会社は、ドイツだけで単年200万台の販売台数を達成している欧州市場などを注力しており、日本市場に参入する価値がないと判断されているのだろう。 新型コロナウイルス感染症の影響で欧州や北米では自転車やEバイクの売上が大幅に上がった一方で日本での売上が上がらなかったというBIKE EU等の海外メディアの指摘や、中国のEバイク用モーターで有名なバーファンが日本支社を閉鎖し、とあるEバイク用モーター製造会社が日本仕様の開発を行っているが、欧州市場と比較して日本市場が小さすぎるため開発が遅くなっているという話も聞く。 Japanese bicycle market continues to slide; sales dip below 6 million units(BIKE EU) 日本市場に参入しているモーター製造会社も、シマノのように2017年に登場したモーター(STEPS E8080)を、2023年現在も同じモーターを投入している場合や、ボッシュのように頻繁に新型モーターの投入を行う企業があるので、企業によって違いがある。 因みに、スペシャライズド SLモーターのようにEバイクブランド独自のモーターが存在するが、このようなモーターも何処かの製造会社と手を組んで共同開発を行っているのが主流だ。例えば、スペシャライズド SLモーターはドイツの自動車部品会社で有名なマーレとの共同開発と言われている。このようなモーターに関しては、誰が主導権を握っているかで変わると思われる。マーレの場合、マーレブランドのEバイク用モーターが執筆時点(2023年12月12日)では日本市場に投入されていないのに対して、スペシャライズドとマーレが共同開発を行ったと言われているスペシャライズド SLモーターは2019年から登場している。そのため、あくまでも想像の範囲だがスペシャライズド SLモーターは、マーレではなくスペシャライズドが主導権を握っているのだろう。 日本市場に大手企業のモーター製造会社が参入するのかと気になる人もいると思うが、取材した限りでは新規参入は期待出来ない。これはアシスト比率の違いと言った法規の問題もあるが、そもそもアジア市場の市場規模が欧州や北米市場よりも小さいため参入する旨味が無い。実際、アシスト比率規制なしで時速25キロまでアシストでき、欧州法とほぼ同じ韓国でも、欧州や北米では有名なFAZUAやTQ HPR50といった軽量モーター搭載のEバイクは正規販売されていない。この流れを見ると日本市場は現状のままで大きなライバルが登場する可能性は少ないと思われる。