デイリーアーカイブ Oct 28, 2024

量販店向け自転車と専門店向け自転車の大きな違いとは?

安売りスーパーに行くと、ペヨングソースやきそばというカップ焼きそばを見るだろう。ペヤングソースやきそばよりも安いのでコピー商品に見えるが、ペヤング・ペヨング両方とも製造元はまるか食品だ。ペヤングソースやきそばを製造するまるか食品が、低価格のペヨングを製造する狙いは、ペヤングソース焼きそばの安売りを防止して、ブランドイメージを落とさず、最終的にはペヤングの購入につなげていく戦略とのことだ。 売り切れ続出…ペヤングの「偽物風」ペヨング販売、密かな狙いは?「共食い」の危険も(Business Journal) 自転車の場合はどうなのか? 自転車には量販店向け自転車と専門店向け自転車の2種類がある。基本的に量販店向け自転車は価格を抑えるために、細部の部品の品質を落としている。有名なのがブリヂストン・アルベルトライトという量販店向け自転車。通常のアルベルトよりも部品の品質を落としており、多くの自転車店から批判されている。 https://www.cyclorider.com/archives/11934 量販店や安売り店のスポーツサイクルは、ルック車とも言われている。ルック車とはスポーツサイクル風のデザインを採用した1~2万円台の激安自転車だ。この手のルック車の問題は重い・進まない・直すのが大変なこと。舗装路しか走れないクロスバイクなのに重量13~15kg(オフロード走行できる6万円クラスのマウンテンバイクは13~14Kg)と重く、加速は5万円の折り畳み自転車にも負ける。直すにしても、価格を抑えるためにグリス(潤滑油)が少なかったり、変な部品を採用しているため、整備に時間がかかる。 https://www.cyclorider.com/archives/18451 https://www.cyclorider.com/archives/11270 専門店向け自転車を量販店に卸さない理由 電動アシスト自転車では、量販店にも卸しているブランドでも自転車専門店向けの特別仕様がある。パナソニックサイクルテックは、自転車専門店向け電動アシスト自転車「ビビPX」がある。これは、カタログに載っていない知る人ぞ知るお買い得モデルだ。 セオサイクルのブログ(2017年) スポーツサイクルの場合、本格的なモデルを製造するブランドの殆どは、自転車専門店にしか卸さない。これは技術面とブランド面の両方が考えられる。とある自転車ブランドは、量販店向けと専門店向けにラインナップを分けており、専門店向けのモデルはコストパフォーマンスが高いため、量販店向けでも専門店向けモデルを卸してほしいとの要望がある。しかし、専門店向けモデルを卸す場合はレース用自転車や部品を整備できる能力が必要で、さらに誓約書が必要だと語っていた。 ブランド面に関しては、安売り防止によるブランドイメージ向上が考えられる。近年、スポーツサイクルの世界では販売店を絞り、安売り防止を行ってブランドイメージを重視する動きがある。これは、自転車専門店向けの自転車の欠点とも言える部分で、身近な店舗で購入できなくなりつつある。      

スニークルロングシェアに最新型ロードバイクに乗れるテストライドプランが登場

定額制自転車レンタルで知られているスニークルロングシェアにテストライドプランが登場した。これは、最新バイクを1か月実際のシチュエーションで試すことができるプラン。7日間乗車すると乗り換えが可能となり、期間中最大4台まで試すことができるとのこと。価格は5,000円(税込)で、新車購入時に全国のワイズロードで使える5000円クーポンを貰える。 スニークルロングシェアは、2年契約で途中解約すると違約金が30,000円かかるため、筆者の評価は高くない(これが1年契約ならまた違う評価になる)が、5,000円で最新モデルを試乗できるのなら悪くない。1ヶ月5,000円なら、通常のスニークルロングシェアでもショートプランとして採用しても良い価格だ。 2018年6月時点はロードバイクのみのラインナップ。ブランドはピナレロ、コルナゴ、キャノンデール、ビアンキがある。取り扱い店舗は東京都目黒区にあるスニークル東京のみなのが残念だ。今後の展開に期待したい。 http://www.sneecle.me

初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選

通勤通学などで駅から降りて目的地までのラストワンマイル問題は様々な解決策がある。この問題を解決するのに一番簡単なのは超小径折り畳み自転車を活用することだ。その中でも買いやすいのがBYA412シリーズ。元は中国DAHONで生まれた14インチ折り畳み自転車で、低価格で買え、バランスも良いため入門用にぴったりだ。 BYA412シリーズは、本家DAHONから、独自モデルとして有名なルノー・ライトシリーズ等があり、外装3段仕様や超軽量仕様といったタイプもある。今回紹介するのはBYA412シリーズの中でも、一般車(ママチャリ)に乗っている人をメイン層とし、改造はしないのを条件とし、軽さ・実用性などバランスが取れたモデル3台を紹介する。 ルノー・ライト8/重量8.3kg/¥40,000 Amazonで見る 楽天で見る サイクルベースあさひで見る ・折りたたみサイズ:70cm×36cm×54cm ・本体重量:約8.3kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く) ・変速機:シングルスピード(前46T・後ろ11T) ・タイヤサイズ:14×1.75インチ ルノー・ライト8は、低価格で超小径折り畳み自転車生活を楽しめる。実売価格は3万円台と安く、自転車専門店からホームセンター等の量販店まで、様々な店で売られているので買いやすい。上級モデルのウルトラライト7の登場で、ライト8はあまり軽くないと思われているが、本体重量8.3kgは一般的な折り畳み自転車(20インチの場合は10~12kg)と比較すると軽量だ。頻繁に持ち運ばない、軽さよりも価格を重視するのならライト8で大丈夫だ。 ルノー・ウルトラライト7/重量7.4kg/¥60,000 Amazonで見る 楽天で見る サイクルベースあさひで見る ・折りたたみサイズ:69cm×33cm×59cm ・本体重量:約7.4kg(ペダル/リフレクター/スタンド除く) ・変速機:シングルスピード(前47T・後ろ10T) ・タイヤサイズ:14×1.75インチ バランスが取れた軽量折り畳み自転車が欲しいのならウルトラライト7だ。この折り畳み自転車は、ライト8よりも軽量な部品を採用することで、ライト8よりも1kg軽くなった。また、ギアもウルトラライト7は重めのギアを採用しライト8よりもスポーティな走りを楽しめる。頻繁に折り畳んで持ち運ぶのならウルトラライト7を選ぶのが良い。 DAHON DOVE UNO:¥51,000 Amazonで見る 楽天で見る ・折りたたみサイズ:63cm×30cm×55cm ・本体重量:約8.8kg ・変速機:シングルスピード(前42T・後ろ11T) ・タイヤサイズ:14×1.75インチ 14インチ超小径折り畳み自転車で実用性を求めたいのならDAHON Dove Unoを選ぶべきだ。折り畳みサイズはルノー・ライト8/ウルトラライト7よりも小さく折りたたむことができる。それだけでなく、車体には飲み物を入れておくためのボトルケージ台座や、前荷台を装着するための台座がついている。服が汚れにくくなる泥除けも標準装備し、日常生活の実用性を求めるのならDove Uno一択だ。 なぜ、超軽量モデルは候補から外したのか? 初心者にお薦めの超小径折り畳み自転車(BYA412シリーズ)3選では、ルノー・ライト8、ルノー・ウルトラライト7、DAHON Dove Unoをピックアップした。一方で、近年ではDAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など車体重量6kgクラスの超軽量モデルが登場しているが、今回は対象から外した。 超軽量モデルを外した理由はタイヤだ。初心者にお薦めの3車種のタイヤ幅は1.75インチ(約4.4cm)と広い。これにより多少の段差や道が荒れても安心して走れる。一方、超軽量モデルのタイヤ幅は1.35インチ(約3.4cm)と狭い。軽くするために幅が狭いタイヤを採用しているが、一方で段差の衝撃がダイレクトに伝わり、シャープに動くため、今回は候補から外した。DAHON DOVE PLUSやルノー・プラチナライト6など超軽量モデルに乗っている人で、段差の衝撃やシャープなハンドリングが気になる人は、太いタイヤに交換しよう。ハンドリングの安定感が上がるはずだ。