デイリーアーカイブ Oct 28, 2024

GTのグラベルロード「GRADE」シリーズまとめ 2019年モデルも紹介

マウンテンバイクを中心に製造しているアメリカのスポーツサイクルメーカー「GT」。その中で一番ロードバイクに近いモデルがGRADEシリーズだろう。2015年モデルから登場したGRADEは、グラベルロードと呼ばれる、ダート走行も可能なロードバイクの1つとして知られている。 GRADEは、未舗装路を走る自転車レース「シクロクロス」用自転車と比較すると、直進安定性を重視している。フレームには泥除けや荷台を装着するダボ穴があり、タイヤ幅は35ミリまで対応している。因みに主流のグラベルロードは40ミリ以上の幅広いタイヤを装着できるモデルが多い。筆者が所有しているSpecialized Diverge E5は、700Cなら42ミリ幅まで対応し、650Bにインチダウンすると47ミリ幅まで太くできる。その点に関しては今後の課題だろう。 GRADEにはカーボンフレームのGRADE CARBON EXPERTとGRADE CARBON ELITEの2種類、アルミフレームのGRADE ALLOY COMPの1種類がある。カーボンフレームのGRADE CARBONシリーズでも、泥除けを装着するためのダボ穴がある。 グラベルロードを購入するときに注意したいのが、車輪の取り付け形式。GRADE CARBONシリーズは前輪は15ミリスルーアクスル・後輪はクイックリリースレバーを採用。GRADE ALLOYは前後ともクイックリリースレバーを採用した。 https://www.cyclorider.com/archives/20176 GRADE CARBONシリーズの前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバーの利点は、前輪付近の剛性アップ、後輪なら既存のローラー台が使用できること。欠点は前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができないことだ。GRADE ALLOYの前後クイックリリースレバー仕様の利点は、低価格でホイールのアップグレードができること、前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができる。一方で剛性が低くなる欠点があるようだ。 輸入元のライトウェイプロダクツジャパンのブログでは、「GRADE CARBON」の王滝仕様やGRADE CARBONとGRADE ALLOYの違い(2016年モデル)を紹介しているので気になる人はチェックだ。  GT グラベルロード「GRADE CARBON」王滝仕様 山中真(ライトウェイ) あなたに合ったグラベルロード GT 「グレード」はどっち? カーボン VS アルミ 乗り比べインプレッション(ライトウェイ) ラインナップ(2019年モデル) GRADE CARBON EXPERT:318,000円(税抜) フレーム:GT エンデュロード カーボン フレーム 、 ディスク仕様トリプルトライアングルフレーム PFBB31(注:PFBB30の誤植?) ボトム ブラケット、 取り外し式フェンダー ブリッジ フロントフォーク:GTカーボンテーパード1-1/8to1-1/4スレッドレスカーボンコラム、ディスク仕様、15mmスルーアクスル 重量:- ブレーキ:Shimano油圧式ディスク、160/160mm ギア(前-後):Shimano 105 52/36-Shimano 105、 11-32、 11-speed タイヤ/ホイールサイズ:WTB Exposure...

雨が降っても自転車が無くても安心!初心者にお薦めのサイクリングコースまとめ

サイクリングの魅力は、自分の力で遠くに行くことができ、狭い道でも迷惑にならずに走れ、他の公共交通機関とリンクすることで、移動効率が上がり幅広い楽しみ方ができることだ。レースをしない一般ユーザーでも、街中でのポタリングからサイクリングコース、林道のグラベルライド、三国峠を越えて行く1日300kmロングライドまで様々な楽しみ方がある。 しかし、これから自転車を初める場合、どんな走り方が合うのかわからない。また、高額な自転車や自転車用品を買うのは躊躇するだろう。 今回は、雨が降っても自転車が無くても安心して楽しめる初心者にお薦めのサイクリングコースをまとめてみた。基準はスポーツサイクルや電動アシスト自転車のレンタサイクルが豊富で、雨が降りサイクリングを中止しても観光できる場所をピックアップした。 長野・飯山エリア 北陸新幹線飯山駅には信越自然郷アクティビティセンターがある。ここではロードバイク、マウンテンバイクのレンタサイクルが豊富でサイクリングツアーも行われている。自転車だけでなくSUPやカヤック、ハイキングツアーなど様々なアクティビティツアーもあり、レインウェアやトレッキングシューズやバッグパック、テント、スノーシューなどもレンタル可能。 飯山エリアは豪雪地帯のため、冬になると自転車は走れないと思うかもしれないが、冬季限定でファットバイクで街中を走るツアーや、スキー場をファットバイクで下るツアーがあり、春夏秋冬楽しめる。雨が降った場合は、高橋まゆみ人形館や飯山市美術館など巡るのが良いだろう。 信州いいやま観光局 伊豆大島エリア 東京23区から気軽に観光できる島として有名なのが伊豆大島。東京・浜松町にある竹芝桟橋から最短1時間45分で行くことが可能だ。レンタサイクルはママチャリと低価格のマウンテンバイクの2種類が主流だが、大島1週するのならマウンテンバイクを選ぶのがベスト。自転車を持っていくのなら三原山ヒルクライムも良いだろう。 雨が降った場合、川端康成の「伊豆の踊子」で有名な波浮港や、火山の歴史がわかる伊豆大島火山博物館、入園料金無料の都立大島公園 動物園がベスト。公共交通機関は路線バスしかないが、路線バスは本数が少なくシーズンにより運休する路線があるため注意。レンタカーや観光タクシーを選ぶのが良いだろう。 伊豆大島ナビ 三島エリア 静岡県にある伊豆ゲートウェイ函南は、飲食施設だけでなく観光案内やジオガイドツアーが行われている。サイクリングに関してはスポーツサイクルや電動アシストスポーツサイクルのレンタサイクルがある。伊豆半島エリアはサイクリングコースだけでなく、グルメ、史跡など雨が降っても楽しめる観光場所が豊富だ。 伊豆ゲートウェイ函南 浜名湖エリア 静岡県にある浜名湖は1週65kmと手頃に走れるサイクリングコース。レンタサイクルは浜名湖から少し離れている浜松駅近くにある「はままつペダル」が良い。ロードバイク、クロスバイク、折り畳み自転車がレンタルできるからだ。浜名湖・浜松周辺には浜名湖ガーデンパーク、うなぎパイファクトリーやスズキ資料館などの観光地が豊富で、雨が降っても困らない。 浜名湖1週 ハマイチWeb 浜松だいすきネット 琵琶湖エリア 日本最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖は有名なサイクリングコースの1つだ。1週160kmと長く、観光スポットも彦根城、琵琶湖博物館や旧跡を中心に沢山あり、1日で1週するのは惜しいコースだ。レンタサイクルはJR米原駅にびわ湖1週レンタサイクルがあり、その他の場所でもレンタサイクルサービスが行われている。サイクリングコースに関しては湖西エリアは交通量が多く裏道が少ない。一方、湖東エリアはサイクリングコースが整備されており走りやすい。また、宿泊施設なども豊富で、短い時間で観光を楽しみたいのなら湖東エリアのみを楽しむのが良いだろう。 輪の国びわ湖 びわ湖1週 京都エリア 昔ながらの街並みが残っている京都。レンタサイクルは膨大にあり選ぶのが大変になるほどだ。観光地や公共交通機関は非常に豊富で雨が降っても問題にはならない。一部の観光地は非常に人が多く、駐輪禁止場所や難しい場所も多いので、公共交通機関を多用する旅も良いだろう。 京都よくばり自転車観光ナビ 淡路島エリア 大阪・兵庫エリアから近い淡路島。1週150kmと長く獲得標高1200mとアップダウンが多いため、初心者が楽しむのなら1泊2日で楽しむのが良い。本格的なスポーツサイクルが借りることができるショップが多数ある。「古事記」「日本書紀」の舞台となった神話ゆかりの名所や景勝地などが豊富にあり、雨が降っても大丈夫。1週160kmと距離があるため公共交通機関よりレンタカーを使うのがベストだろう。 あわじロードバイクサポーターズ 淡路島観光ナビ しまなみ海道エリア 世界7大サイクリングロードの1つとして知られているしまなみ海道。本州(尾道)から、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、四国(今治)と橋でつないだサイクリングコースは、サイクリングに興味がない人でも人生で1度は行くべき道だ。各島には、それぞれ特徴があり因島ははっさく大福、大三島は大三島神社や伯方の塩工場などがある。レンタサイクルは各島にあり、尾道(本州)と今治(四国)にはGIANTストアでレンタサイクルが提供している。 歴史やグルメ、景勝地といった観光地が地域ごとにあり、それぞれ特色を持っているので、雨が降っても観光には困らない。ただし、自動車を使用して島巡りを行うと、有料道路を使わないといけないため注意が必要だ。 SHIMAP しまなみ海道観光マップ https://www.cyclorider.com/archives/20504    

首が痛くならないアップライトに乗れるロードバイクの作り方とは?

ネットやメディアではロードバイクに乗ると首が痛くなる話をよく見る。その理由は乗車姿勢。前傾姿勢で長時間走るので首に負担がかかるからだ。首に違和感が出るのならまだ良いが、首が痛くなりまともに走れなくなる人もいるとのこと。レーサーなら鍛えて解決すると思うが、通勤・通学、休日のサイクリングがメインの一般ライダーからすると由々しき事態だ。今回はアップライトに乗れるロードバイクの作り方を紹介する。 フレーム(車体)から選んで首が痛くならないロードバイクを作る アップライトに乗れるロードバイクを作る場合、一番重要なのはフレーム(車体)。アップライトに乗れるロードバイクは、ハンドルの位置は高く、アップライトな乗車姿勢でも後輪に過大な荷重がかからないために、長いチェーンステーを採用し、前傾姿勢で乗るレース用ロードバイクとは様々な部分が異なっている。 🦁RIVENDELL ROADINI🦁クロモリのロードフレームって意外と無いんですよね。特にフェンダーやラックダボが充分にある現行品となるとピンとくるものがトンとない。そんな中で珍しくラインナップしてくれるのは、我らがカリフォルニアの大先輩、RIVENDELL。年配の方が昔慣れ親しんだこのスタイルを楽しむのも歓迎だけど、若い人にこそ、感性が豊かな人にこそ、こんな創造力を掻き立てられるバイクに乗って欲しいなーと思います。とても丈夫でとても汎用性が高くて決して色褪せないスタイルだから、本当に長く楽しめて、実に自分色に染まってくれる。増えるキズ跡も剥がれかけのお気に入りステッカーも全てがこのバイクの魅力になり、自分の愛着になる。10年以上は軽く乗って楽しんでほしいバイクです。 BLUE LUG bike shopさん(@bluelug)がシェアした投稿 - 2018年 3月月4日午後11時47分PST 海外モデルで挙げるとすればRivendell・Roadini。一般的なロードバイクよりも長いヘッドチューブやチェーンステーは、一般的なクロモリロードバイクとは違うスタイリングだ。荷台・泥除けが装着できるので通勤・通学やツーリングも行える。 出典:https://www.rivbike.com/products/roadini Rivendell Roadiniがランドナーやスポルティーフと呼ばれる古典的なツーリング用自転車と明確に違うのはハンドルの高さ。一般的なランドナーやスポルティーフは、ハンドルとサドルの位置が平行な自転車が殆どだが、Rivendell Roadiniは、サドル高よりもハンドル高を上げた状態にセッティングすることができる。このようなセッティングは競技用ロードバイクやランドナー・スポルティーフは想定していない。 Roadiniのようなクラシックデザインではなく現代的なモデルで選ぶなら、GIANT ANYROADやFELT VRなどのグラベルロード、GIANT DEFYといったエンデュランスロードを選ぶのが良い。通常の競技用ロードバイクよりもハンドルの位置が高いため、幾分か楽に乗れるはずだ。 Week #28 - 2547 miles down 703 to go (4099 / 1132 km.) New bike this week. No suspension and drop bars take a little getting used to, but I can now ride farther and keep...