デイリーアーカイブ Oct 30, 2024

車輪と同じ大きさに折り畳める自転車「シルク・ウルトラ・コンパクト・キャンピング」

車体を小さく折りたたむことで行動範囲が広がる折りたたみ自転車は、大まかに2種類に分けることが可能だ。 1つ目は、折りたたみ時に部品が分解しないタイプ。Brompton、Dahonなど一般的な折りたたみ自転車に使われている方法だ。折りたたんでも部品がバラバラにならないため、多くの折りたたみ自転車が採用している。 2つ目は、折りたたみ時に部品を取り外せるタイプ。Tartaruga Type-S、Bikefriday New World Touristなどに使われてるこの方法は、展開に時間がかかる一方、折りたたみ時はコンパクトになるため、スポーツタイプの折りたたみ自転車によく使われている。今回紹介する絹自転車製作所 シルク・テンションUltra Compact Campingは後者に入るだろう。 出典:http://www.silkcycle.com/ 独創的な自転車で知られている絹自転車製作所。公式サイトは現在工事中だが、シルク・テンションUltraCompactCampingという自転車の分解動画が公開されている。 https://youtu.be/sYmHIBwqRkY https://youtu.be/0GfIA6RcOu4 この自転車の特徴は、縦折れ式フレームに、脱着式フロントフォークなどを装備することで、車輪サイズまで小さく折りたためる輪行式自転車。 動画や写真を見るとわかるとおもうが、フレームのダウンチューブには2本のワイヤーが使われている。この方式はSlingshotやDahonのDeltechテクノロジーで使われており、突飛ではない。しかし、折りたたみ時にコンパクトにするために採用した事例は珍しいだろう。 Silk CyclesのFacebookでは、グラベルロードやランドナー並みに荷物を積んだ状態のテンションUltraCompactCampingや、20インチミニベロタイプのUltra Compact Mini 20(406)を見ることができる。価格などは不明だが要チェックだ。 https://www.cyclorider.com/archives/33928

静岡県・伊豆の国市に サイクリスト向け宿泊施設た「コナステイ伊豆長岡」がオープン

自転車+観光に力を入れる伊豆半島。ここでは、メリダの自転車がフルラインナップで展示されている「メリダ・X-BASE」や伊豆半島の観光地にE-Bikeの充電スポットを作る、伊豆半島充電ネットワーク実証試験を行うなど、力が入っている地域だ。宿泊施設の例外でなく、古い温泉旅館をフルリノベーションした自転車宿「コナステイ伊豆長岡」が3月25日にオープンする。(予約受付は2月12日から) 「コナステイ伊豆長岡」は、自転車を持ち込めるサイクルホテル。後継者がいない廃業旅館のオーナーから譲渡を持ち掛けられ、オリンピックに向けて盛り上がりつつあるサイクリストをターゲットにし、E-Bikeを生かした様々なサイクルツーリズムの商品を開発を行い、宿泊とセットで提供する事を、今までにない旅館の集客コンセプトとして立案したとのこと。客室は畳敷きを活かしながら、インバウンドの客でも快適に利用頂けるように、ホテルライクなベッドスタイルや洋食ベースの朝食を提供する。また、2段ベッドを複数設置し、個人のお客様がリーズナブルに宿泊できるドミトリー(相部屋)も用意。館内には温泉掛け流し大浴場やお客様が自由に使えるシェアキッチン&シェア冷蔵庫(持ち込み可)、Wi-Fi、コインランドリーを用意し幅広い客層に対応している。 サイクルツーリズムに力を入れている「コナステイ伊豆長岡」は、自転車関連も力を入れている。 レンタル自転車はE-BikeのMiyata・クルーズ(40台)がメインで、その他にクロスバイク(20台) 、子供用スポーツバイクもラインナップ。レンタサイクルお届けサービスも行っている。それ以外にも、自転車預かり(月単位)、自転車洗浄、マッサージ、サイクルツアー、自転車パーツ販売を行うとのこと。宿泊客と地元客が交流できるパブリックスペースなど、サイクリストフレンドリーなサービスと設備を提供する施設を売りにしている。 【施設概要】 名称   : コナステイ伊豆長岡 住所   : 〒410-2201 静岡県伊豆の国市古奈307 サイト  : http://www.konastay.jp 客室数  : ツイン(トリプルに変更可)18室 離れ1室 ドミトリー3室(最大12名収容) 総収容人数: 95名 館内設備 : 温泉掛け流し大浴場(男女別各1) コモンダイニング(食堂) お客様が自由に使えるサイクルピット 自動販売機を組み合わせたKona’s Cafe & Bar お客様が自由に使えるシェアキッチン&シェア冷蔵庫(持ち込み可能) 全館Wi-Fi対応 空調完備 コインランドリー 客室設備 : Sartaブランドのベッド 羽毛布団 ソファ&テーブル 温水シャワー付きトイレ (一部:シャワーブース) TV 金庫 多機能ハンディ(Net接続機能 内線電話機能 外部発信機能等) サービス : 自転車預かり(月単位) 自転車洗浄 マッサージ サイクルツアー レンタサイクル レンタサイクルお届けサービス 自転車パーツ販売 レンタル自転車:Miyata クルーズ(40台) クロスバイク(20台) 子供用スポーツバイク 駐車場    :10台(先着順) イン/アウト :15時~22時チェックイン10時チェックアウト 利用の制約条件:小学生以下のお子様はドミトリーでのシングル利用不可(貸切の場合は可) 全室禁煙(喫煙スペースをロビー横中庭テラスに設置) ペットと同伴でのご宿泊はできません。 1室13,800円~(個室、平日、1泊朝食付、税別) 1名3,900円~(ドミトリー、1泊朝食付、税別)  

【自転車漫画】クロスバイクはどんな風にやってくる?クロスバイクな日々 Part1

リアルな自転車ライフをわかりやすく紹介する只野うささんの自転車漫画「クロスバイクな日々」を解説。今回は、クロスバイクが自転車店に届いた話を紹介します。 自転車は分解されてやってきます:クロスバイクな日々01・開梱の儀! 自転車店に来るスポーツ自転車の殆どは、分解されて箱に入って来る。この場合、一旦組み立てしないといけない。 ここで問題なのが一部のインターネット通販で、この状態で一般ユーザーに販売する事例がある。この状態は7部組みと言われる状態で、完成されておらず、ここから組み立てないといけない。自転車の組み立ては、自転車の知識がない人は適切に組み立てられない。また、箱に入った状態で販売された場合、製造時の不良(部品が無い、車輪がゆがんでいる、部品の形状がおかしい)を見抜けないまま、乗ってしまう可能性もある。一部の激安自転車ブランドでは7部組みや9部組み状態で販売する所もあるが、筆者なら買わないだろう。 取扱説明書は重要です:クロスバイクな日々02・活字中毒 自転車を購入すると、自転車本体や部品の取扱説明書が入っている。説明書は製品を正しく事故のないように、設計された性能を発揮させ使うために書かれているので、下手なメディアの記事や口コミよりも重要な書類。なくさないように取っておこう。 組み立ての重要性:クロスバイクな日々03・我慢 スポーツサイクルを中心に扱うショップは組み立てに力を入れている所が多い。そこで気になるのが本当に組み立てで変わるのかと言うことだ。 筆者の例を上げよう。現在メインで所有している2台(GIANT Escape RX4、Specialized Diverge E5)は、MTBレーサーのメンテナンスも行うプロショップで買った物だ。それなりに乗り、自分でメンテナンスを行っているが、ネット通販や量販店で購入した物と比較して、走行距離も割に車輪のフレが少なく、ネジの締めすぎが無くメンテナンスしやすいため、この店で購入して良かったと思っている。組み立ての違いが重要視されないのは、ある程度長く乗っていないとわからないのもあるだろう。 組み立ての違いは自動車でもある。1ドル360円で輸入関税があった時代の輸入車は、低価格の自動車でも高価にならざるを得なかった。そのため、価格に見合う品質を確保するために、日本国内で再組み立てを行っていた時代があったようだ。福野礼一郎「またまた自動車ロン」では、その時代の組み立ての話を紹介している。ボンネット・トランク・ドア・ガラス・モール・バンパー・インテリアまで分解し、内装は補修塗装を行い音止め、外板は徹底的に面合わせ、鈑金、オールペイント、バンパーは再メッキ、レザートップは張替え、エンジン・ブレーキ等を分解、組み直しも行っていたとのこと。福野礼一郎は日本国内とアメリカで同型のアメリカ製高級車(リンカーン・コンチネンタルマーク3-1970年式/コンチネンタルマーク4-1972年式)に乗ったことがあるが、まったく別の車に感じて驚いたと書いてある。 自転車業界の場合、自転車の組み立て品質は、そのショップによって品質が違うのが欠点。この問題を解決したいのなら、輸入車のようにPDIセンターを設立する必要があるだろう。 http://www.jaia-jp.org/attractive/pdi0803/ 自走でいきなり帰らないのも1つ:クロスバイクな日々04・納車その1 いよいよ組み立て完了したクロスバイク。只野うささんは、自走でいきなり帰ることはできないので車で取りに行ったとのこと。これも正しい判断だろう。新しい自転車を買った場合、いきなり全力で運転せず、安全な場所で慣らし運転を行うのを薦める。筆者もスポーツサイクルの知識を持っていて、一通りのメンテナンスができても、新しく買った自転車はゆっくり走り、自転車の感覚を確かめながら走っている。一通り慣れてからサイクリングを楽しもう。 わからない事がいっぱい:クロスバイクな日々05・納車その2 自転車を購入した場合、自転車について口答で解説する良い店がある。ただ、聞いていてもわからない事だらけの事も多いだろう。わからない事があったらスマートフォンなどでボイスメモ等をとっておくのもオススメしたい。 クロスバイクな日々は作者のWebサイトで見れます。 クロポタNOTE:作者のWebサイト 只野うささん|Twitter:作者のTwitter