デイリーアーカイブ Oct 31, 2024

白馬岩岳が電動アシストマウンテンバイクを使用した観光振興を開始

白馬観光開発はパナソニック サイクルテック株式会社と協業を白馬岩岳を「電動アシストマウンテンバイクの情報発信拠点」にしていくため、電動アシストマウンテンバイクを導入・普及する取り組みを行うこととなった。 白馬観光開発は、オールシーズン楽しめる世界有数の“マウンテンリゾート”の構築を進めるため、様々な取り組みを積極的に展開している。岩岳では、かつて休止していた「白馬岩岳MTB PARK」を2015年に再開。ワールドカップコースに携わるオーストラリア人トレイルビルダーによって、国内唯一の国際基準に沿った初級者からエキスパートまで楽しめるコースを2本(最長6,850m)造成し、昨年のグリーンシーズンは約1万人が来場し、今年は120%増の約1万2千人の来場者数を予定している。 今回の取り組みでは、パナソニック社製の電動アシストマウンテンバイクを活用した白馬エリアにおけるガイドツアーや、白馬岩岳マウンテンリゾートでの試乗会イベント、またレンタルなどを行う。また、ガイドツアーでは、白馬を知りつくしたスタッフが案内するとともに、訪日外国人旅行者にも対応する。従来のガイドツアーコースよりも村内を回る範囲を広くすることができ、岩岳から白馬村内の名所を多く回り、より充実したコースが楽しめる。 また、南北に広がる北アルプスを一望できる絶景テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR(ハクバ マウンテンハーバー)」を有する白馬岩岳マウンテンリゾートでは、電動アシストマウンテンバイクの様々なイベントを開催予定。レンタルでは、高い走破性と機能美を実現した電動アシストマウンテンバイク「XM1」「XM2」「XM-D2」が体験でき、「白馬岩岳MTB PARK」のコースの一つである岩岳山頂を360°一周する、マウンテンサイクリングコースの上り返しをストレスなく走り、3,000m級の北アルプスの絶景を眺めながら周遊可能だ。 白馬観光開発株式会社は、パナソニック サイクルテック株式会社と協業して白馬岩岳を「電動アシストマウンテンバイクの情報発信拠点」としていくため、今後も様々な取り組みを行っていくとのこと。 【『白馬岩岳 MTB PARK』概要】 営業期間:4月27日(土)~11月10日(日) 営業時間:8:30~16:00 (季節によりOPEN時間が変わる事があります) 料金:1日券 大人4,200円、小児3,000円(ゴンドラ片道含む)

パナソニックが横浜のスマートタウンでIoTシェアサイクルの実証実験を開始

パナソニック サイクルテック株式会社(は、2019年5月20日より、神奈川県横浜市港北区にある「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」にて、地域住民や学生などを対象としたIoT電動アシスト自転車のシェアリングサービスを通し、実際の生活環境におけるIoT電動アシスト自転車の技術や有用性に関する実証実験を開始する。 使用する自転車は、フロントバスケット搭載で利用者に使いやすく、小径でスタイリッシュな電動アシスト自転車「グリッター」をIoT化。通信機能を備え、インターネットに繋がることで、スマートフォンによる電子錠の開錠や、電池残量情報の取得ができるほか、走行データの記録、GPSによる高い防犯性・追尾性と駐輪位置管理を実現する。 シェアリングサービスによる実証実験では、綱島SST内の3カ所と慶應義塾大学日吉キャンパスに駐輪場を設置し、地域住民や学生などを対象に30台のIoT電動アシスト自転車を提供する。実証期間は3年間を予定。2019年9月30日までは、綱島SST内の住民や学生などから募集したモニター会員を対象に実施し、定期的なアンケートで、モニター会員の意見をサービスに反映し、2019年10月以降は周辺地域の住民へと拡大する。 今後、IoT電動アシスト自転車から収集したデータを分析し、ショッピングモデル、子育てモデル、スポーツバイクなどへ車種を拡大することで、利用者の多様なライフスタイルにあったサービスを展開するとともに、シェアリングサービス利用システムの操作性、利便性などを改善を行う。 また、将来的なIoT電動アシスト自転車の販売を見据え、自転車の走行データ、電池残量、故障状況などのデータを蓄積し、分析をすることで、新たなサービスに活用。さらに、位置情報を自動車に知らせることによる事故の軽減や、盗難防止などの取り組みも検証していく予定。 http://tsunashimasst.com/JP/

2万円クラスの安いクロスバイクと4万円クラスのクロスバイクの違いを解説

自転車に限らず専門店と量販店では売られている物が違うことが多い。クロスバイクの場合、スポーツ自転車専門店では、最低でも4~5万円は必要だ。その一方、ホームセンター等の量販店では2万円台でクロスバイクが購入できる。2万円クラスのクロスバイクと4万円クラスのクロスバイクの違いをまとめてみた。 2万円台のクロスバイクと4万円台のクロスバイクの違い(2015年の記事) 一般的な自転車マニアからは2万円台のクロスバイクは見向きされないため、この手の自転車の情報は少ない。今回、埼玉サイクルエキスポで、2万円台の街乗りクロスバイクMomentum iNeed 700-3に乗ることができたので、2万円台のクロスバイクと4万円台のクロスバイクの違いの違いを書いてみることにした。 こちらはMomentum iNeed700-3。28,595円(税込)の街乗りクロスバイクで、ライバル車種はサイクルベースあさひのウィークエンドバイク、サカモトテクノ オールストリートか。 こちらは、Momentum iNeed Z-3Air。45,800円(税込)のエントリーモデルのスポーツ自転車で、試乗した感覚だと、1ランク上の5万円台の有名ブランドのエントリーモデルに近い走りの軽さがある。 走りの軽さの違い 2万円クラスの街乗り用クロスバイク「iNeed700-3」は、一般的なママチャリよりは軽快に走行することができて、MTBルック車みたいな走りの重さは無い。しかし、本物のスポーツ自転車と比べると明らかに走りは重い。「iNeed700-3」のタイヤ幅はカタログでは28ミリ相当(らしいが、実車を見た感じだと32ミリ相当に見えた)と、ママチャリと比べると細いタイヤを採用している。4万円クラスのクロスバイクの「iNeed Z-3Air」は「iNeed700-3」と同じタイヤ幅だが、iNeed700-3のほうが走りは重い。感覚的には「iNeed Z-3Air」に、ママチャリ並に太いタイヤの38ミリ相当のタイヤをつけたような感覚だ。スタート時の走りの軽さや、速度が出たときの車速の維持も大きな差がある。 ギア比の違い 4万円クラスの「iNeed Z-3Air」は、前3段・後ろ8段を装備。これにより平地から上り坂など様々な場面で対処できるギア比を採用した。その一方、iNeed700-3は前1段のみの街乗り用ギアだ。キツイのぼり坂が出たら、押して上らないといけない。 材料・部品の違い 4万円クラスの「iNeed Z-3Air」は、フレーム素材にアルミを採用し、車輪の着脱を簡単にできるクイックレバー式ホイールの採用をしている。一方2万円クラスの「iNeed700-3」のフレーム材質は、アルミよりも重いハイテンを採用し、車輪も着脱するとき工具が必要なナット止めを採用している。 この手の2万円台のクロスバイクは、軽さや車輪強度には、一種の割り切りが必要だ。本物のスポーツ自転車のように長距離走行をするのなら、最初から有名ブランドのエントリーモデルのスポーツ自転車を購入したほうが良い。走りの重さ等を割り切って、街乗り用のセカンドバイクと考えよう。 2019年現在、かつての2万円クラスのクロスバイクは3万円クラスのクロスバイクに かつての2万円クラスのクロスバイクは、円安による値上げなどの影響で3万円クラスのクロスバイクになってしまった。2019年現在の2万円クラスのクロスバイクは2015年なら1万円台のクロスバイクだと思えばいい。実際にディスカウントストアで2万円のクロスバイクを見ると、部品の質や塗装が酷い物が多い。 2019年現在、サイクリングを目的に3万円クラスの街乗り用クロスバイクを買うのなら、4万円クラスのクロスバイクを買ったほうが良いだろう。 https://www.cyclorider.com/archives/24387