デイリーアーカイブ Nov 4, 2024
JRバス東北の一部バス路線で輪行が可能に 2020年4月1日から
JRバス東北は3月13日、一部路線バスで「事前予約」による折り畳み自転車や輪行袋入り自転車の積込み(輪行)を行うと発表した。
実施時期は2020 年 4 月 1 日運行便から電話予約を受け付け。ただし、繁忙期等で自転車の積込みをお断りする場合がある。また、トランクルーム内に自身で収納・取り出す必要があり、自転車や付属品の破損・盗難は免責となる。対象路線は、青森県の「おいらせ号」 八戸駅⇔十和田湖(十和田市内・奥入瀬渓流)や、岩手県の「白樺号」 盛岡駅⇔平庭高原・葛巻・久慈等。料金は、通常大人運賃にプラス 500 円で利用できる。支払い方法は乗車時に運賃箱へ支払う。
以下、プレスリリースから
1.実施時期
2020 年 4 月 1 日運行便より電話予約を受け付けます。
※なお繁忙期等で自転車の積込みをお断りする場合があります。予めご了承くださいませ。
2.対象路線
【青森県】
『おいらせ号』 八戸駅⇔十和田湖(十和田市内・奥入瀬渓流)
『みずうみ号』 青森駅⇔十和田湖(八甲田ロープウェー・奥入瀬渓流・子ノ口・休屋)
【岩手県】
『白樺号』 盛岡駅⇔平庭高原・葛巻・久慈
『スワロー号』 二戸駅⇔道の駅おりつめ・久慈
『早坂高原線』 盛岡駅⇔岩泉・龍泉洞
3.料金
通常大人運賃にプラス 500 円でご利用いただけます。『乗車時』に運賃箱へお支払いください。
※子供運賃であっても、自転車追加運賃は 500 円です。
4.ご利用方法
・事前電話予約が必要です。「乗車日」「便名」「お名前」「乗車区間」をお伝えください。
【青森県】
『おいらせ号』『みずうみ号』ジェイアールバス東北青森支店 ℡017-723-1621
【岩手県】
『白樺号』『早坂高原線』 ジェイアールバス東北盛岡支店 ℡019-604-2211
『スワロー号』 ジェイアールバス東北二戸営業所 ℡0195-23-5229
※繁忙期、空き状況が無い場合など、予約をお断りさせていただく場合がございます。
5.その他
・当日積み込みについて
予約のお客様や、一般のお客様の手荷物を優先する為、空き状況によっては当日の積込みはお断りさせ
ていただく場合がございます。事前にご予約ください。
・積込み出来る自転車について、別紙を参照してください。なお、『折り畳み自転車等』とは、専用の輪行
袋に収納された自転車類(ロードバイク含む)です。
・トランクルーム内にご自身で収納・取り出していただきます。なお自転車や付属品の破損・盗難は免責
とさせていただきます。
リンク:【お知らせ】一部路線にて、事前電話予約制での自転車積み込み開始します
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https://www.cyclorider.com/archives/20544
GIANTストアで「Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン」を実施 アンケートでオリジナルドリップバッグコーヒーをプレゼント
ジャイアントストアは3月11日、ジャイアントストアでE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)とクロスバイクを乗り比べるキャンペーン「Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン」を実施する。期間は3/14(土)~5/10(日)まで。
GIANTはクロスバイクタイプのE-Bike(E-クロスバイク)の「GIANT Escape RX-E+」や、フルサスペンションE-MTBの「TRANCE-E+」、ハードテールE-MTB「FATHOM E+」、女性専用ブランド「Liv」のE-クロスバイク「ESCAPE RX W-E+」で知られている。ジャイアントストアはGIANT、Livブランドの自転車のみを取り扱うコンセプトショップ。「Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン」では、GIANT製のE-Bike(電動アシストスポーツ自転車)とクロスバイクを乗り比べる事が可能なキャンペーン。
試乗後、アンケートに答えた人に、2種類の飲みくらべが楽しめるGIANT&Liv オリジナルドリップバッグコーヒーをプレゼントする。キャンペーンはEバイク試乗車取り扱い店舗のみの実施となる。「試乗車リスト」にて、「ブランドを選択(GIANTかLiv) >> 車種を選択(E-BIKE)」で対象店舗を簡単に検索することが可能だ。
リンク:Eバイク 乗りくらべ&飲みくらべキャンペーン、ジャイアントストア・試乗車リスト
革命のE-ロードバイク「Specialized Turbo Creo SL」をショートインプレ【E-Bike】
電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」の中でも、難しいジャンルがロードバイクタイプのE-Bike「E-ロードバイク」と言われている。モーターとバッテリーを搭載したE-Bikeは、車体重量が重くなるため、アシスト外の走行性能が人力自転車よりも落ちてしまうからだ。そのため、E-Bikeと言えば、クロスバイクタイプの「E-クロスバイク」やマウンテンバイクタイプの「E-MTB」が主流だ。
そんな中、Specializedから電動アシストロードバイク「TURBO CREO SL」が登場した。TURBO Creo SLはドライブユニットからフレームまで軽量化することで、最軽量モデルは12.2kgを達成したE-ロードバイクだ。今回、 埼玉県入間郡越生町の「オーパークおごせ ビオリゾートホテル&スパ」で行われた、TURBO Creo SLの試乗会「TEST THE TURBO in 関東(埼玉) 」で、Turbo Creo SL COMP CARBONに試乗した。
https://youtu.be/7dQtSOr51EQ
リンク:MISSION CONTROL、MISSION CONTROLに関するFAQ(Specialized)
今回の記事を読む前に注意してほしいのは、TURBO Creo SLに搭載されている「MISSION CONTROL」の調整を行っていない事。MISSION CONTROLは、スマートフォンで、TURBO Creo SLのアシストレベルや最大パワーなど、モーターの特性をカスタムできるだけでなく、走りたい距離や時間を設定し、モーターの出力とバッテリーの使用量を調整できるアプリ。本格的なインプレッションを行う場合、MISSION CONTROLを完全に理解して行う必要がある。今回、MISSION CONTROLアプリは使用できなかったため、大まかな内容だと踏まえて読んでいただきたい。
E-Bikeとは思えない自転車らしい軽量な車体重量と前後バランス
TURBO Creo SLに乗った最初の印象は、E-Bikeに乗っていると感じなかった事だ。押した時の感覚や持ち上げた感覚、実際に乗車してカーブを曲がった時の感覚は、重いバッテリーが搭載していると感じず、まるで人力ロードバイクに乗っている感覚だった。これは、ドライブユニット等、様々な部品を軽量にしただけでない。バッテリーを搭載していない感覚は車体重量だけでなく、前後重量バランスも良いのだろう。そのため、これだけ細いタイヤ(700×28C)を装着しても、前輪荷重の過大による不安定さが無い。
バッテリーを搭載していない感覚で真っ先に思い浮かぶのがヤマハ・YPJ-Rだ。しかし、TURBO Creo SLのバッテリー容量は320WhとYPJ-R(60Wh)よりも、5倍以上の大容量のバッテリーを搭載している。Bosch PowerPack300(300Wh)よりも大容量のバッテリーを搭載していても、バッテリーの重さを感じないのは、バッテリーを薄くして重心を下げているのもあるだろう。
バッテリーの着脱はドライブユニットを外す必要があり、充電は車体にケーブルを指す方法を採用しているため、充電場所が限られる。このあたりは、軽量化とバランスを追求したことで犠牲になった所だ。
グラベルロードの設計を採用したTURBO Creo SL
TURBO Creo SLシリーズのフレーム設計は、Open Roadジオメトリーを採用している。これは、グラベルロードバイク「DIVERGE」シリーズに採用されている設計で、機敏な走りとハイスピードでの安定した操作性や安心感を両立し、オンロードからグラベルまで幅広い用途に対応している。タイヤクリアランスは、700Cで最大で42mmのタイヤが装着可能。また、フェンダーを使用した場合は、最大で38mmのタイヤに対応している。650Bホイールの使用もでき、その場合、最大で47mmのタイヤを履くことが可能。フロントフォークはFuture Shock 2.0を搭載している。
ギアはフロント46T、リアスプロケットは11-42T。電動アシストロードバイク(E-ロードバイク)では、一般的なロードバイクと同じギア(前50-34T、後11-28T等)を搭載する場合が多い。しかし、アシスト切れからの加速を考えると、従来の人力ロードバイクと同じギアでは加速が鈍くなるため、グラベルロード用のギアが合っているだろう。
低トルク、軽量ドライブユニット「Specialized SL1.1」の特性は?
TURBO CREO SLに搭載されている「Specialized SL1.1」は、最大出力240W、最大トルク35Nmと、一般的なE-Bikeよりも低いトルクを採用している。スルスルと進むアシストは、人力自転車に乗っていて後ろから力強く押されている感覚に近い。
今回、最大アシストで走行したが、フラットなアシスト力を維持し続けながら走行する感覚だった。アシストが切れる速度までフラットにアシストするため漕ぎやすく、アシストが切れても車体重量が軽いため加速でき、従来型E-Bikeには無い特徴を持っている。一方で、高トルクユニットを搭載したE-Bikeとは違い、トルクに頼って楽に走れるわけではなく、人力を使う比率が高い。また、上り坂では従来型E-Bikeにある「坂道を駆け上がる快感」は少ない。
SHIMANOやBOSCH、YAMAHA等の高トルクユニットを搭載したE-Bikeの価値は落ちるか?
Specialized SL1.1の登場で、ShimanoやBosch、Yamaha等の高トルクユニット+大容量バッテリーを搭載したE-Bikeよりも、Specialized SL1.1のような低トルクユニット+小型バッテリーが良いという意見もある。しかし、高トルクユニット搭載E-Bikeと、軽量・低トルクユニットのE-Bikeは想定しているユーザーが違うため比較にならない。
主流の高トルク型E-Bikeの一番の大きな利点は幅広い使い方ができる事。高トルクを活かして楽に走れるだけでなく、人力では厳しい急坂を登る事ができ、ヒルクライムでは人力スポーツ自転車よりも高回転で漕いで追い込むことも可能だ。フルサスペンションE-MTBでも高いトルクのお陰で、舗装路でもスタートダッシュは人力ロードバイクよりも速く、平地は23km/hで巡航し、上り坂は18~19km/hで人力ロードバイクを抜いていく事ができる。E-Bike初心者や人力自転車よりも自由に動き回りたい、上り坂を駆け上がりたいのなら、主流の高トルクユニットがベストだ。
軽量・低トルクユニットのE-Bikeは、従来型E-Bikeとは違い人力自転車の発展型と言える。今回、舗装路でTurbo Levo SLに試乗することができたが、高トルクユニットを搭載したフルサスE-MTBのように、上り坂を18~19km/hで走行し、人力ロードバイクを抜いていくのは難しいだろう。その一方で、従来のE-MTBには無い車体のバランス感が良く、舗装路ではなくMTBコースで試乗したいと感じた。
高トルク型E-Bikeで人力を超えた自由な走りを求めるか、軽量・低トルク型E-Bikeで人力自転車のような自転車を振り回すスポーツライドを求めるかは人それぞれ。Specialized SL1.1ユニットが登場しても、ShimanoやBosch、Yamaha等の高トルクユニットを搭載したE-Bikeの価値は落ちない。もちろん、Specialized...