デイリーアーカイブ Jan 12, 2025

Micro社、新モデルの超小型電気自動車「Microlino Lite」を発表 海外では運転免許不要の電気自動車

スイスの電気自動車メーカーMicro社は2月26日、ジュネーブモーターショーにおいて、新モデル「Microlino Lite」を世界初公開した。同社の人気モデル「Microlino」のL6eバージョンであるこの新型車は、運転免許を持たない幅広い層に持続可能なモビリティソリューションを提供することを目的としている。 Microlino Liteは、最高速度を45km/hに制限することで、欧州市場では運転免許不要で利用可能なことが特徴。Microlino共同創設者のMerlin Oubouterは、「Microlino Liteは、運転免許なしで安全かつ快適なモビリティを求める人々に、持続可能な移動手段を提供するための私たちの貢献です」と説明する。 デザイン面でも、Microlino Liteは標準モデルと差別化が図られている。鮮やかなオレンジ色のディテールを取り入れたフレッシュなカラースキームが、車両の現代的なコンセプトを強調している。 Micro社は、2024年初夏にMicrolino Liteの販売を開始する予定だ。Venice BlueとBerlin Anthraciteの2色展開で、月額149スイスフラン(約2万円)という魅力的な価格設定となる。各国の規制に従い、AM(原付)運転免許を持つ14歳以上が利用可能とのこと。日本国内での展開は不明だ。 関連リンク The electric bubble car from Switzerland - microlino-car.com

2024年問題の消費者認知は53.8% – 認知層ほど物流サービスへの要望が高い傾向 HMSモビリティジャーナル

ホンダモビリティソリューションズ株式会社(HMS)が発行するニュースレター「HMSモビリティジャーナル」の最新号では、物流業界の課題と同社のモビリティサービスが提供する価値について分析している。物流号②では、2024年問題に関する消費者の認識とHMSの取り組みが紹介された。 HMSモビリティジャーナル編集部の調査によると、消費者の53.8%が2024年問題を「知っている」と回答。2024年4月から施行される働き方改革関連法改正により、ドライバーの時間外労働時間の上限規制や勤務間インターバルの導入が義務付けられ、物流業界のドライバー不足に拍車がかかると予想されている。 興味深いのは、2024年問題を知っている消費者ほど、物流サービスに対する要望が高い点だ。「荷物を丁寧に扱ってほしい」など全ての選択肢で、「知らない」層よりも要望を上げる声が上回った。特に「特に期待することはない」という回答は、「知らない」層の35.1%に対し、「知っている」層は18.1%にとどまった。2024年問題を理解している消費者は、将来のサービス低下を懸念し、要望を上げているようだ。 こうした中、HMSは総合モビリティサービス「EveryGo」の一環として、デリバリードライバー向けサブスクリプションサービス「EveryGo デリバリー」を提供している。事業開始前の実証実験では、自転車からバイクに切り替えたドライバーの配達量が約1.5倍に増加したという。 「EveryGo デリバリー」の特徴は、利用開始までのスピードが業界トップレベルな点だ。申し込みから最短3日でバイクが自宅に届き、自賠責保険加入のための登録証もすぐに取得できる。コールセンターも整備し、ドライバーの"すぐに働きたい"というニーズに応えている。 関連リンク HMSモビリティジャーナル Vol. 2「物流号」―物流業界に求められる変革と、モビリティサービスがもたらす価値―|ホンダモビリティソリューションズ (global.honda)

アウトドアスポーツ、直近3年間の実施率は21% – 「自然の中で過ごす」「気分転換」「健康」が主な目的

株式会社クロス・マーケティングは、全国の20~69歳男女5,000人を対象に「アウトドアに関する調査(2024年)」を実施した。この調査では、アウトドアスポーツの種類別に実施率、目的、良かった点、今後の意向などを分析している。 調査によると、アウトドアスポーツの実施経験者は53%に上るが、直近3年以内の実施率は21%、1年以内は17%にとどまった。直近3年以内の実施率トップ5は、「サイクリング」「釣り」「登山・トレイルランニング」「トレッキング・ハイキング」「水泳(海・川など)」であり、男性の実施率が高い傾向にあった。年代別では、20代が「釣り」と「サイクリング」、30~50代が「サイクリング」、60代が「トレッキング・ハイキング」を最も実施していた。 アウトドアスポーツを行う主な理由は、「自然の中で過ごす」「気分転換」「健康」であった。特に、トレッキング・ハイキングや登山・トレイルランニングでは「自然の中で過ごす」ことが、サイクリングでは「健康」が重視されていた。実施して良かった点としては、全種別で「気分転換ができた」が最も高く、釣り以外では「体力がついた」も挙げられた。 今後のアウトドアスポーツ実施意向については、男性は「釣り」「サイクリング」「登山・トレイルランニング」、女性は「トレッキング・ハイキング」「登山・トレイルランニング」「サイクリング」への関心が高かった。実施のきっかけとしては、「もっと時間ができたら」が最多で、「一緒にしてくれる人が見つかったら」「収入があがったら」と続いた。特に女性は、一緒に活動してくれる人を求める声が多かった。 2022年との比較では、直近3年以内のアウトドアスポーツ実施率は全般的に同率もしくはやや低下していた。一方、直近1年以内では「サイクリング」と「水泳(海・川など)」が微増し、特に男性の40~50代でサイクリングが人気だった。 この調査結果は、コロナ禍での外出自粛の影響が残る中、人々が自然の中で過ごす時間や気分転換、健康づくりを求めていることを示唆している。アウトドアスポーツは、これらのニーズに応える活動として注目されており、時間や仲間、収入といった条件が整えば、さらに実施率が高まる可能性がある。特に、サイクリングや登山・トレッキングは、幅広い年代で関心が高く、今後の市場拡大が期待できそうだ。 関連リンク アウトドアに関する調査(2024年)アウトドアスポーツ編 | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング (cross-m.co.jp)