デイリーアーカイブ Nov 19, 2024

タイカワサキからロードバイクとE-Bikeが登場 E-BikeはシマノEP8を搭載したフルサスE-MTB

タイにあるカワサキモータース エンタープライズ タイランド(以下、タイカワサキ)では、オートバイだけでなくロードバイクやE-Bikeが販売されている。 タイカワサキでは大型オートバイや125CCの小型オートバイ、ジェットスキーだけでなく、自転車も用意している。自転車に関しては、現時点ではカーボンフレームを採用したロードバイクとE-Bikeの2モデルを展開している。 E-Bikeに関しては、日本では販売されていないシマノEP8を搭載したフルサスペンションE-MTBとなっている。 Kawasaki RoadBike タイカワサキのロードバイクは、車体にカーボンファイバー素材を採用したエアロフレームを採用。コンポーネントは、Shimano Dura-Ace Di2(R9150)を搭載している。 ホイールはVision METRON SL55。タイヤはIRCのロードバイクタイヤ「ASPITE PRO」700x26Cを採用。価格は34万9000バーツ(日本円で約113万円)。 Kawasaki E-MTB タイカワサキのE-MTBは、サスペンションを搭載したアルミフレームのフルサスペンションタイプのE-MTB。コンポーネントは、Shimano SLX M7100 12スピードドライブユニットを搭載している。 ドライブユニットは、2021年7月19日現在、日本では展開されていないShimano EP8を搭載。定格出力は250W、最大トルクは85Nmとなっている。 関連記事:シマノから新型E-Bike用ドライブユニット「EP8」が登場 トルクアップしカスタマイズ性強化【海外E-Bikeニュース】 フロントフォークはX-Fusion Sweep RC、160mmトラベル。リアショックはX-Fusion O2 PRO R、63mmストローク。タイヤはIRC TANKENで、サイズは27.5x2.3インチ。価格は21万8000バーツ(日本円で約73万3000円)。タイカワサキのロードバイク、EーBikeの日本での発売は不明だ。 関連リンク タイカワサキ:https://www.kawasaki.co.th/

XROSSからハードテイル/フルサスE-MTB「AXシリーズ」登場 STEPS E5080を搭載し、アドベンチャー仕様も用意したE-MTB

自転車ブランド「XROSS」は、ハードテイル/フルサスペンションのE-MTB「AXシリーズ」を7月20日に発売する。 XROSSは栃木県宇都宮市にあるライフサイズモビリティの自転車ブランド。2021年7月現在、E-Bikeを展開しており、MTBタイプのフルサスペンション/ハードテールタイプのE-Bike「DXシリーズ」を販売している。 今回登場したAXシリーズは、STEPS E5080を搭載した低価格モデル。フレームは先行販売されているDXシリーズと同じく、モーターハウスと障害物とのクリアランスを拡大させ、モーターハウスとダウンチューブを直線的にレイアウトし、コンパクトなトライアングルフレームを実現した「XROSS PERFORMANCE コンパクトトライアングルフレーム」を採用。 DXシリーズは27.5×2.6インチのブロックタイヤを採用しているのに対し、AXシリーズでは29×2.2インチの「PANARACER DriverPro PR」タイヤを装備した。 ドライブユニットはShimano STEPS E5080で定格出力250W、最大トルク40Nm。バッテリーはBT-E8010で504Whバッテリーを搭載している。 ラインナップはハードテイルモデルのAX511とフルサスペンションモデルのAX611の2モデル。また、握れる所が多いアドベンチャーサイクリング向けのハンドルを装着した、AX611A、AX511も用意している。価格はAX511、AX511Aが34万2000円(税抜、以下同)で、AX611、AX611Aが41万9000円。 XROSS AX511のスペック フレーム:Aluminum 6061 T6, Boost 148mm, E-Thru Axel, Semi Integrated Battery, Integrated Routing, フロントフォーク:MANITOU MACHETE COMP, 27.5 BOOST, 7050 Alloy Stanchions, Axle 15x110mm, Travel 140mm 重量:17kg ブレーキ:SHIMANO DEORE, BL-M6000, BR-M6000, RESIN PAD(W/FIN)+SHIMANO SM-RT64, 203mm ギア(前):SHIMANO SM-CRE50, 34T ギア(後):SHIMANO CS-M5100-11, DEORE, 11-SPEED,...

E-Bikeのアシストをスマホでチューニング Specialized製E-Bikeのアシストチューンのコツを解説

一部の電動アシスト自転車やE-Bikeのアシストは、スマートフォンに公式アプリを入れることでチューニングを行うことができるモデルが登場している。日本でアシストの公式チューニングを行うことができる機能があるE-Bikeは、2021年7月時点に関してはSpecializedが有名だろう。 日本市場でのSpecialized製E-Bikeといえば、軽量でコンパクトな自社ユニット「Specialized SL1.1」を搭載したE-Bike「Turbo SLシリーズ」が有名だ。Specialized Turbo SLシリーズには、ロードバイクタイプのTurbo Creo SLやマウンテンバイクタイプのTurbo Levo SL、Turbo Kenevo SL、クロスバイクタイプのTurbo Vado SL、シティタイプのTurbo Como SLがあるが、どのモデルでもアシストのチューニングが可能だ。 アシストのチューニングを行う際、スマートフォンアプリ「MISSION CONTROL」を入れて、E-BikeとBluetooth接続を行う。MISSION CONTROLには、アシストのチューニングだけでなく、E-Bikeの心臓部であるドライブユニットの診断などを行うことが可能だ。 https://youtu.be/dqiFUwKgvRw Turbo SLシリーズのアシストチューニングを変更できる項目は、サポートとピークパワーの2種類。MISSION CONTROLのアプリでの説明を簡単に訳すと、サポートはペダリング入力に対するモーターアシストの比率を指す。高いサポートレベルでは、多くのモーターパワーを出してサポートを行う。この場合、加速が速くなり、上りやすくなったり、速度を維持するのに必要な脚力が少なくなるとのことだ。一方で、バッテリーの消費量は増え航続距離が短くなり、緩い路面ではホイールスピンのリスクが高くなる。 ピークパワーはサポートモードごとにモーター出力を制限するモード。100パーセントの状態では全てのモーターパワーを使い、50パーセントの場合はモーターパワーの出力を半分に制限する。サポートを35パーセントに、ピークパワーを100パーセントに設定すると、モーターのパワーを100パーセント引き出すためにはライダーが多くの力で漕ぐ必要がある。一方で、モーターパワーを100パーセント以下に設定すると、ライダーがいくら力を出しても、モーターパワーを100パーセント出すことはできない。 サポート、ピークパワーの両方とも数値を下げるとバッテリーの減りが少なくなり、走行可能距離が伸びる。 アシストのチューニングを変えると乗り味はどれだけ変わるか 説明書にアシストのサポート・ピークパワーに関する内容が書いてあるが、チューニングを行ったことが無い人にとっては非常にわかりにくいだろう。 筆者は2021年秋にSpecialized Turbo Vado SLを購入し、スマートフォンアプリを使い、様々なアシストのチューニングを行ってきた。標準ではサポートとピークパワーの数値はそれぞれ35、65、100となっているが、MISSION CONTROLのアシストチューニングはシンプルにアシストの力強さを変えることができるだけでなく、サポートだけ数字を増やしたり、ピークパワーだけ数字を増やすことで、アシストの味付けを高ケイデンス重視、高トルク重視にすることができるようだ。 基本的にサポートだけの数字を増やすと(サポートが45、ピークパワーが35など)アシストの味付けは高ケイデンス重視になる。ピークパワーは同じだが、アシストの反応が良くなり、脚をクルクルと高回転で漕ぎやすくなる。 一方で、ピークパワーの数字を増やすと(サポートが35、ピークパワーが45など)アシストの味付けは高トルク重視になる。サポートの数字は同じなのでアシストの反応は従来通りだが、パワーが強くなるため、アシストが力強くなったと感じる。 筆者のSpecialized Turbo Vado SLは、どんなアシストのセッティングを行っているのか アシストチューニングで気になるのが、どんなアシストのセッティングを行っているのかと言うこと。標準設定ではサポートとピークパワーの数値はそれぞれ35、65、100だが、筆者のSpecialized Turbo Vado SLはサポートとピークパワーの数値は35/25、65/45、100/100となっている。 なぜ、サポートとピークパワーの数値は35/25、65/45、100/100となっているのかというと、ピークパワーを落としつつ、高ケイデンス重視で楽しく走り、アシストが切れる時速24キロまでスムーズに到達させることで、電池消耗を抑えるためだ。 因みに、サポートとピークパワーが共に100の最大アシストセッテイングを用意しているのかと言うと、峠道や力強い発進などに対応するため。特にSpecialized Turbo SLシリーズに搭載されているSpecialized SL1.1ユニットは、最大出力240W、最大トルク35Nmと、最大出力、最大トルク共に一般的な定格出力250WのE-MTB用ユニットと比較して半分以下のパワーとトルクで、最大サポートとピークパワーを多用することが多い。そのため、一番パワフルなモードは残しておくのが良いと判断した。 アシストチューニングは乗り味がガラッと変わるので、色々と数字を変えて試してみることをお勧めする。設定は最大で30個残せるため、自分好みのアシストチューニングが見つかったらすぐに残しておこう。 関連リンク Specialized:https://www.specialized.com/ MISSION CONTROL:https://www.specialized.com/jp/ja/missioncontrol-faq 関連記事 https://www.cyclorider.com/archives/44176