デイリーアーカイブ Jan 17, 2025
ハイエース・キャラバンがアウトドアライフを楽しむ乗用ワゴンに ステルスの乗用仕様カスタム
2023年8月5日、8月6日に開催された「アソモビ2023 in Makuhari」。このイベントでは、アソビ×モビリティ(クルマやボート)をコンセプトにした日本最大のイベントで、アクティブな趣味(キャンプ・つり・サーフィン・ペット旅・天体観測・温泉巡り・サイクリング・トレッキング等)を重視した自動車やボート、ギアなどを体験・購入できるイベントです。
このイベントでは、キャンピングカーだけでなく、様々な車が展示されていましたが、今回注目するのは「トヨタ・ハイエース/日産・NV350キャラバン(以下、キャラバン)」の乗用仕様のカスタムです。
トヨタ・ハイエース/日産・キャラバンと言えば、ボンネットが無いキャブオーバータイプのワンボックスカー。主に荷物を運ぶクルマですが、室内空間の広さを活かしてアウトドア等のレジャー利用で使う人も少なくありません。
ステルスブースに展示されていたトヨタ・ハイエース/日産・キャラバンの一番の特徴が、乗用登録だと言う事。
近年、ミニバンの後席を外し、後席スライド機構など小加工を行い、荷室を増やすことで乗用登録から商用登録を行う事例があります。この改造は比較的有名で、3列目を使わないで沢山の荷物を積む、ハイエースやタウンエースのような商用車よりも乗用車のような走りを求めたい、1年車検になるが税金が安くなるという利点があります。
一方で、ハイエースやキャラバンといった商用車を乗用車として登録するには、強度試験などをクリアする必要があり、個人がDIYで簡単に乗用仕様に変更することはできません。ハイエースやキャラバンの乗用化は様々な企業が行っていますが、その中でもステルスは先駆者と言える存在です。
商用車であるハイエース・キャラバンをあえて乗用化を行う1つが、3列目の座席を装着してファミリーカーとして使用する方法です。
90年代前半までは、室内空間が広いミニバンはマイナーな存在で、そのようなクルマが欲しい人は商用車を豪華にした乗用ワンボックスカーを購入する必要がありました。ボンネットが無く、エンジンが前席下にあるワンボックスカーは室内空間が広いという利点がありましたが、騒音が大きい、衝突安全性や操縦安定性が低いという問題がありました。その後、ワンボックスカーはボンネットが付いたミニバンタイプに変化。室内空間は多少狭くなりましたが、多くのユーザーがミニバンに流れてハイエース・キャラバンの乗用車は消滅しました。
一方で、旧来の乗用ワンボックスカーを求める層も存在しています、特に、現行型のハイエースやキャラバンは、かつての商用車にあった仕事一筋のデザインではなくなり、乗用車風の立派なスタイリングを採用しているため、アウトドアを楽しむのならミニバンではなくあえてハイエースやキャラバンを選ぶ人も少なくありません。ステルスの乗用カスタムハイエースやキャラバンは、そのようなユーザーを捉えているのでしょう。
ステルスの7人乗り、8人乗り仕様のハイエース・キャラバンの後席は左右リクライニングが可能。シートの折りたたみ機構は装備されておらず、工具不要の脱着式となっています。現在のミニバンは座席をコンパクトに折りたたみ、床下や跳ね上げを行うのが一般的です。この辺に関しては、難しいためできなかったとのこと。荷物を積むのなら座席を外したり、3列目をフラットにしビニールシートを敷いて座席を保護して荷物を積むのを考えるのも1つです。
また、ステルスには2列シート版のハイエース・キャラバンも用意しています。このような仕様ならわざわざ乗用車仕様にしなくても、従来の商用車でも問題ないと思い質問すると、商用車の1年車検の煩わしさと乗用仕様にすることで荷室サイズの制限がなくなり、2列目にロングスライド機構を採用することができたとのこと。多少の税金の違いに拘らず、ライフスタイルにこだわりたい人に向いていると言えます。
ハイエース・キャラバンの乗用仕様カスタムは、今や様々な企業が参入している有名カスタム。ステルスは2列シート5人乗り仕様、3列シート7/8人乗り仕様、4列シート10人乗り仕様を用意。新車をベースにしたコンプリートカスタムだけでなく、現在所有している既存車種を乗用仕様にカスタムすることができるようです。
関連リンク
200系ハイエース専門店 STEALTH(ステルス)200系ハイエースのコンプリートカー新車販売 (stealth-jp.com)
マクラーレン子会社「ラヴォア」がヴァンムーフ買収 破綻からの奇跡の転機か? 経営はマクラーレン・アプライドへ
オランダのハイテク自転車メーカー「ヴァンムーフ」が、英国のスクーターブランドであるラヴォア(マクラーレン・アプライドの子会社)によって買収されることが確定しました。ロイター等の様々なメディアが報じています。
Eバイクの先駆者であるヴァンムーフが破産に至ったことが確認されました。同社は2021年9月に約160億円を調達し、一時は世界で最も資金を集めたEバイク企業とされていました。
しかし、同社が2020年4月に発表した新型Eバイク「S3」と「X3」の品質に関する問題が、破産の直接的な原因となっています。これにより、保証期間中に多数の修理や交換が必要となり、特別プラン「Peace of Mind保証」による損失も積み重なっていったのです。
https://youtu.be/zwGkSloHT0M?si=V0JzPN917ejWjpVC
イギリスに拠点を置くテクノロジー企業、マクラーレン・アプライド社は、グレイブル・キャピタルの子会社として、F1(フォーミュラ1)のエレクトロニックコントロールユニット(ECU)、センサーなど、モータースポーツに必要不可欠な電子制御部品の製造を手がけています。
2021年8月にグレイブル・キャピタルに売却されるまで、マクラーレン・グループの一員であり、2004年にはマクラーレン・コンポジットと合併。合併後の企業は、マクラーレン・F1やメルセデス・ベンツ・SLRマクラーレンなど、高性能素材の開発と生産に重点を置いて活動していました。
オランダのrtlnieuws.nlによると、マクラーレン・アプライド社のCEO、ニック・フライ氏は、この買収は同社の多角化戦略の一環で、ヴァンムーフが提供する高品質な自転車とブランド力が魅力であったとのことです。
Nieuwe eigenaar VanMoof: merknaam blijft, veel personeel niet | RTL Nieuws
ヴァンムーフはその優れたデザインと解決策の提供能力が評価され、買収が決定。フライ氏によると、ヴァンムーフの持つ課題にも既に対処するための方策がいくつか練られているそうです。
https://youtu.be/Uwch9xEku9s?si=0HIfseAOpfRbqFhY
ラヴォアによる買収後も、ヴァンムーフブランドは存続。フライ氏は、ブランド力が未だに強く、時間をかけて問題を解決する方針であるとコメントしています。また、財務面においても、数千万ドル規模の投資が行われる予定とのこと。
サービス面では、VanMoofの独自のアプリやログインシステムなどが継続され、サービス体系の拡大も検討されています。一方で、ヴァンムーフの創業者である兄弟は引退し、マクラーレン・アプライドの経営陣が新たに指揮を執る予定です。
Pioneering a better future – McLaren Applied
Ride the future with our Electric Bikes | VanMoof
Series 1 | LAVOIE (lavoielectric.com)
GORIX 超軽量TPU素材で作られたチューブを発売 ロードバイク、グラベルロード、クロスバイクに対応
GORIX株式会社は、自転車パーツブランド「GORIX」より新たに「自転車用インナーチューブ(G-2BE)」を発売した。この新製品はTPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)製で、高い強度と軽量性が魅力だ。
ゴムのような弾力性と高い耐パンク性能を備え、わずか28gの超軽量設計。転がり抵抗も低く、ロードバイクからクロスバイク、グラベルバイクに至るまでの700Cタイヤに対応。18cから32cまでの幅広いサイズをカバーするため、多種多様な自転車に適合する。
さらに、フレンチバルブ(仏式)を採用し、バルブ長は85mmのロングバルブとなっている。このため、エアロホイールやディープリムのホイールにも最適である。
装着に際しては、初めに空気を入れる場合、5psiまでに抑えることが推奨されている。過度な空気の注入は製品を損傷する可能性があり、慎重な取り扱いが求められる。
販売先はGORIX公式ストアで、楽天、Yahooショッピング、Amazonでも購入可能。販売価格は2,199円(税込、送料込)
関連リンク
GORIX(ゴリックス)公式オンラインショップ本店 自転車パーツ (gottsuprice.jp)