デイリーアーカイブ Jan 13, 2025

シクロライダーがお勧めする一度は行きたいサイクリングコース【随時更新】

自転車を趣味にして、趣味をソコソコやっていくにつれて思うようになったのは、自転車生活はハードよりもソフトが重要だと思うようになったことだ。いくら高価な自転車に乗っても、自転車に乗って楽しいと思う場所を走れないのなら、自転車に乗りたくなくなるからだ。自転車生活の中でもサイクリングを楽しみたいのなら、自転車で走って面白いサイクリングコースを見つけるのがベストだ。 日本の色々な所を走ると、一度走っただけで十分と思えるサイクリングコースもあれば、もう一度行きたいサイクリングコースをある。今回は実際に走ったサイクリングコースの中で、もう一度走りたいサイクリングコースや、一度は走るべきサイクリングコースをピックアップしてみた。 伊豆大島(東京都大島町) 東京の伊豆諸島の中でも、伊豆大島は伊豆諸島の中でも一番大きい島だ。東京から高速船を使えば僅か1時間45分で行くことができるほど近いが、東京都は思えない景色を楽しめる場所だ。自動車も東京23区や奥多摩エリアと比較すると少ないので、東京の中ではサイクリングしやすい場所だ。 伊豆大島内のサイクリングで一般的に定番なのは伊豆大島1週だろう。伊豆大島1週は約50kmと距離は短いがアップダウンが多いため初心者よりもサイクリング経験者向けのコースだ。サイクリング初心者で1週50kmを走れないと思うのなら波浮港がお薦めだ。波浮港は、川端康成の小説「伊豆の踊子」のモデルとなった舞台で、昔の雰囲気を残した町並みや港を見ることができ、昔ながらの家を活用したカフェやゲストハウスもある。大島1週に飽きた人なら三原山ヒルクライムで力試しも良いだろう。 雨が降るなどの天候不良が発生してサイクリングが行えないのなら、レンタカーを借りて三原山を見たり、東京都立大島公園 動物園等の観光地や、波浮港等の観光地がお薦めだ。伊豆大島内にあるバスは、季節により運行本数が少ないため注意が必要だ。複数人で行動するのならタクシーを借りたほうがベストかもしれない。 レンタサイクルは大島の中心地である元町に多い。ママチャリとエントリーモデルのマウンテンバイクが殆どで、1日借りる場合はマウンテンバイクで2,000円ほどかかるようだ。 伊豆大島で注意すべき点はフェリー。海が荒れている等の事情により寄港地が変わるため余裕を持った行動が必要だ。東京(浜松町)で深夜発の客船に乗り、大島15時発の船に乗れば日帰りも可能だが、日帰りで行くにはもったいない場所だ。 コースレベル:初心者(元町~波浮港)から上級者(三原山ヒルクライム)まで レンタサイクル:元町に集中している。マウンテンバイクあり 注意点:フェリーの寄港地に注意 今まで行った回数:2回 佐渡島(新潟県佐渡市) 新潟県の西部にある佐渡島は、佐渡ロングライドなどのサイクリングイベントが行われていることで知られている佐渡島。1週200km以上ある佐渡島の一番の特徴は、地域によって島の雰囲気が変わることだろう。Wikipediaによると暖流と寒流の接点に存在するため北海道と沖縄の特有の植物が同居するとのこと。実際に佐渡島を1週すると北部と南部では違う景色を見ることが可能だ。 佐渡島で有名なサイクリングコースは佐渡1週だろう。1週200km以上と長く、1日で回るにはサイクリングを長年やっている人でないと厳しい。また、観光シーズンでないと佐渡発着のフェリーには深夜・早朝発が存在しないため1日で1週しても、何処かで野宿を行う必要がある。レンタサイクルは街乗り用の電動アシスト自転車しかないため、自分で自転車を持ち込む必要があるため中級者向けだ。 佐渡の観光地で有名なのはトキの森公園と佐渡金山だろう。どちらも佐渡の歴史を関連しているため見応えはあり、天候不良でサイクリングが中止になっても大丈夫だろう。佐渡1週内のコースには、個人商店や自動販売機はあるがコンビニはなく、基本的には田舎を走るためサイクリングを行うのなら経験者向けのコースだ。 コースレベル:サイクリング経験者以上 レンタサイクル:街乗り用の電動アシスト自転車が殆ど 今まで行った回数:3回(佐渡1週は2回) しまなみ海道(広島県・愛媛県) 広島県尾道市と愛媛県今治市を橋でつないだしまなみ海道は、最早定番のサイクリングコースの1つとなっている。尾道(本州)から、向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島を経由して今治(四国)まで自転車で行くことができ、他の地域にはない特徴を持っているサイクリングコースだ。橋に上るための道の傾斜は緩やかになっており、島内にはサイクルオアシスという自転車乗りのための休憩所や、自転車トラブルに対応するためのサイクルレスキューもあるため、初心者でも走ることができる。レンタサイクルは各島内にあるしまなみレンタサイクルと、尾道と今治にあるGIANTストアのレンタサイクルが有名だ。 天候不良により、サイクリングが中止になっても各島には観光名所やグルメスポットがある。例えば、大三島には伯方の塩の工場があり工場見学ができ、日本総鎮守と呼ばれる大山祇神社もある。大島には、瀬戸内海で活躍した村上水軍について知ることができる村上水軍博物館もあるなど、観光には事欠かない場所だ。欠点はレンタカーで観光を行う場合、島と島を繋ぐ道は高速道路しかないため高速道路料金が高くつくことだろう。 コースレベル:初心者でも走行可能 レンタサイクル:尾道と今治にGIANTストアあり。各島にレンタサイクルもある。 今まで行った回数:往復3回以上。  

ウルトラライトの電動アシスト自転車版 TRANSMOBILLY ULTRALIGHT E-Bike

ルノーウルトラライトシリーズで有名なGicから、14インチ折りたたみ自転車のウルトラライトシリーズの電動アシスト自転車が登場した。TRANS MOBILLYというブランド名で登場した14インチ電動アシスト自転車「ULTRA LIGHT E-BIKE」が、通常の電動アシスト折りたたみ自転車と違うのは、車輪径が小さい14インチを採用し、折りたたみ時のコンパクト性能を重視したことだろう。 アシストユニットは中国製とのこと。かつてGicはFIATブランドでサンスター技研製アシストユニットを搭載した、14インチ折りたたみ自転車を販売していた時があった。中国製アシストユニットを搭載した理由は、軽量化と折りたたみ時のコンパクトさを重視したためと語っていた。 バッテリーは、ハンドル上部に装着するという珍しいタイプだ。バッテリー重量は僅か480gと軽いため、ハンドリングの影響は自分が試乗した限りでは非常に少ないと思った。 埼玉サイクルフェスタで試乗した限りでは、アシストユニットに関しては、踏み心地やアシストの違和感や遅れは特に問題になる部分は無いと思った。アシストレベルは1種類しかなく、アシストの感覚はマイルドと言ったところだ。アシストユニットのおかげで、従来版のウルトラライトではかったるい坂道も上れるのでアシストユニットを装着する効果はあるだろう。 バッテリー容量は2.8Ahと、一般的な電動アシスト自転車よりも容量が少なく、走行距離は約10~12kmと短い距離しか走れない。ただTRANSMOBILLY ULTRALIGHT E-Bikeは歩きよりも早く移動できる「ルノー・ウルトラライトシリーズ」の電動アシスト自転車バージョンのため、航続距離アップのために大容量バッテリーを積み重量アップさせるのなら予備バッテリーを持ち、車体重量を軽くしたほうがいいと判断したのかもしれない。(予備バッテリーの価格は税抜き15,000円) 個人的に気になるのが。バッテリー周辺部の高級感が全くないということ。ハンドルに質感が低いプラスチックケースが乗っていて、脱落防止のベルトで締まっているのを見ると、10万円の自転車とは思えないガッカリ感がある。デイトナ・ポタリングバイクのようにバッテリーを鞄のように見せるなど工夫が必要だろう。 コンパクトに折りたためることができ、重量11.9kgと電動アシスト自転車としては非常に軽いため持ち運びも容易だ。もっともニッチ商品のため購入する場合は、実車をよく見て購入したほうがいいだろう。 ULTRA LIGHT E-BIKE Collection|GIC BIKE COLLECTION / ジック株式会社

グラベルロードでマウンテンバイクコースを走ることはできるのか?ストック状態での性能を確かめる

流行のグラベルロードの一番の特徴と言えば、ロードバイクながら砂利道も走れる所だろう。今回、自分がSpecialized Diverge E5を選んだのも、舗装路も砂利道もオールマイティに走れる自転車を作りたいと思ったのもある。 ここで疑問に思うのは、グラベルロードでマウンテンバイクコースを走ることができるのかということだ。 タイヤを交換すれば長野にある富士見パノラマリゾートの初級ダウンヒルコース(Cコース)は走れると語っていた人もいる。ただ、一般的には富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースは、難易度が低い初級コースでも、前後サスペンションを装着したダウンヒル競技専用のダウンヒルマウンテンバイクや、前後サスペンションを装着しダウンヒルバイクよりは自走ができるフリーライドバイクが推奨されている。 下り重視のダウンヒルコースの走行に不向きなクロスカントリーマウンテンバイクで、ダウンヒルコースを走るのはチャレンジャーと言われるらしく、砂利道走行がメインのグラベルロードでダウンヒルを行うのは無謀ギリギリに近いと思う。ただ、グラベルロードやシクロクロスで富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースを下った人はいるらしいので、やれないというわけではないようだ。 今回は、国営アルプスあづみの公園(大川・松前地区)にあるマウンテンバイクパークで、安心して走ることができるグラベルロードを作るのを目標にしたい。そんなわけで取り敢えず、ストック状態のグラベルロード(Specialized Diverge E5)をマウンテンバイクパークを走行した場合、問題になると思われる部分は以下の通りだ。 舗装路重視のスリックタイヤは要交換 Diverge E5に標準装備されているスリックタイヤ(700×30C)は舗装路走行を重視していて、多少の砂利道はおまけで走れるレベルのタイヤだ。舗装路がほとんどの一般公道を走るのならこのようなタイヤで大丈夫だが、砂利道をメインで走るのならノブがある太いグラベル用のタイヤに交換するのがベストだろう。 ブレーキがかけにくいハンドル・乗車ポジション ブレーキの効きに関しては、従来のロードバイクと比較すると急ブレーキでタイヤがロックするぐらい良く効く。ただ、ドロップハンドルのブレーキレバーは抑えが効きにくく、強力な制動力を求めるには、ドロップハンドルの下部分を握らないといけないため、砂利道の下りでは不安定な走りしかできない問題がある。 MTBコースも楽しめるグラベルロードを作るには、どういうチューンナップを行えばいいか MTBコースを楽しむグラベルロードを作るには、現状の課題は 太めのグラベル用タイヤ アップライトな姿勢でも下ハンドルを握ることが可能なドロップハンドル が必要だ。上記の問題を解決するための部品を注文したので、オフロードも楽しめるグラベルロードを作る予定だ。