デイリーアーカイブ Jan 15, 2025

クロモリフレーム版も登場!Fuji Jariシリーズについて解説【2019年モデル】

FUJIのグラベルロードは「JARI」シリーズは、日本語の砂利から取ったものとして知られている。設計は長距離走行と砂利道走行に重点を置いているのが特徴で、700Cでは最大45mm幅のタイヤ装着が可能。より太いタイヤを履く場合、700Cよりも一回り小さい650Bホイールに換装すると47cまで対応している。ボトルケージはフレームに3箇所、フロントフォークに2箇所の5箇所あるため、大量の飲み物を入れたりボトルケージに装着するためのラックをつけることもできる。トップチューブ上面は、様々なストレージを固定するマウントも搭載した。車体を担ぐ場面にも対応するためトップチューブ下には2mmの厚さのシリコンパッドを標準装備している。部品に関しては全モデル軽いギアを採用している。これは舗装路でのスピード重視ではなく、荷物を積んだ場合や砂利道走行を重視しており、軽めのギアを採用している。 JARIにはアルミフレームを採用した1シリーズ(1.1・1.3・1.5)とレイノルズ520を採用した2シリーズ(2.3)の2種類がある。A6アルミ素材を採用した1シリーズは、上級モデルから低価格モデルまではフレーム、フォークが全く同じ。最上位グレードの1.1はシマノのNEW105(油圧ディスクブレーキ仕様)となり、1.3はSRAM APEXフロント1段仕様。低価格モデルの1.5グレードはシマノTiagra仕様となっている。 クロモリ仕様の2.3は、1シリーズとは毛色が違うグラベルロードだ。1シリーズよりも、より低速でも漕げる軽いギアを採用した2.3は、ツーリング向けのグラベルロードといえる。JARI2.3ではReynolds520のダブルバテッドチューブを採用し、フロント剛性を上げるためにテーパーヘッド化することでヘッド周りの剛性を上げたのが売りだ。 JARIシリーズを選ぶとするのなら、将来はお遊びで良いのでシクロクロスレースなどに出たい人や、スポーティな走りや軽さを重視する人はJari 1シリーズ。荷物を積んだツーリングや一般公道などでタフさを重視するのならJari 2シリーズを選ぶのがいいだろう。 JARI 1.1 /¥ 280,000(税抜) フレーム:A6-SL Super-Butted Aluminum, semi-internal cable routing, flat-mount disc & convertible axle dropout   フロントフォーク:FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer, rack/water bottle mounts 重量:9.52 kg ブレーキ:Shimano 105 油圧ディスク160mm rotors ギア(前-後):FSA Omega Adventure BB386 EVO, 46/30T -Shimano 105,...

8速・9速・10速・11速を気軽にワイドレンジ化できるSunRaceスプロケットまとめ

マウンテンバイクの世界では定番となっているワイドレンジ化。フロントのギアを1枚のみにし後ろのギアを大きくしてワイドレンジにすることで、直感的に変速ができ軽量化が可能になるのが売りだ。また前変速機関連のトラブルが無くなる利点もあり、近年のレース用マウンテンバイクでは定番だ。 フロントシングル、リアワイドレンジの流れを始めたのはアメリカの自転車部品メーカー「SRAM」は、フロント変速機を過去の記憶と扱った動画を公開している。 https://youtu.be/ZiALL1fnolk   しかし、筆者のようにツーリングなど公道で使う場合は難しい。平地の高速走行から激坂を上るのをフロントシングルで対応するのは難しい。また、フロントシングル化はお金が沢山かかるため躊躇してしまう。 低価格でフロントシングル化やワイドレンジ化をしたい人に向いているのが、Sunrace社のワイドレンジスプロケット。8速、9速、10速、11速用のワイドレンジスプロケットがAmazonで売られており価格も安い。 筆者は、現在所有しているSpecialized DivergeにCSM680というスプロケットを装着した。リアディレイラーにはJGbikeブランドの22mmリアディレイラーリンクアダプタを装着しただけで、ホイールの変更などはしていない。今のところ使用した限りでは特に問題はなく変速してくれる。上り坂では一番軽いギアが役に立つ一方、ギアの間隔が大きいため、平地でスピードを出す人には向いていない。 Sunraceワイドレンジスプロケットの良い点は気軽にワイドレンジ化を試すことができることだ。フロントシングル化は勿論、筆者みたいに前2段でワイドレンジ化した感覚を試したい人にも向いている。前2段でワイドレンジ化する利点はある。重いギアは平地用、軽いギアは峠用と割り切って使用することで、ちょっとした坂道などで前変速機を動かさないで走ることができるのだ。 欠点は部品会社が定める規格から離れていること。この部分に関しては割り切って使うしかないだろう。また、Sunraceのワイドレンジスプロケットは今のところAmazonでしか売られていないようだ。 CSM680:8速/11-40T 互換性:SRAM /シマノディレイラー 重量:456g Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応 11-13-15-18-22-28-34-40 CSM990:9速/11-40T 互換性:SRAM /シマノディレイラー 重量:456g Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応 11-13-15-18-22-28-34-40 CSMX3:10速/11-40T 互換性:SRAM /シマノディレイラー 重量:382g Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応 11-13-15-18-21-24-28-32-36-40 CSMS3:10速/11-42T 互換性:SRAM /シマノディレイラー 重量:448g Shimano HGスプラインフリーハブのみ対応 11-13-15-18-21-24-28-32-36-42 CSMX8:11速/11-46T 互換性:SRAM /シマノディレイラー 重量:490g Shimano HGスプラインフリーハブ対応。SRAM XDドライバ互換性なし 11-13-15-18-21-24-28-32-36-40-46 CSMX80:11速/11-50T 互換性:SRAM /シマノディレイラー 重量:512g Shimano HGスプラインフリーハブ対応。SRAM XDドライバ互換性なし 11-13-15-18-21- 24-28-32-36-42T-50T

GTのグラベルロード「GRADE」シリーズまとめ 2019年モデルも紹介

マウンテンバイクを中心に製造しているアメリカのスポーツサイクルメーカー「GT」。その中で一番ロードバイクに近いモデルがGRADEシリーズだろう。2015年モデルから登場したGRADEは、グラベルロードと呼ばれる、ダート走行も可能なロードバイクの1つとして知られている。 GRADEは、未舗装路を走る自転車レース「シクロクロス」用自転車と比較すると、直進安定性を重視している。フレームには泥除けや荷台を装着するダボ穴があり、タイヤ幅は35ミリまで対応している。因みに主流のグラベルロードは40ミリ以上の幅広いタイヤを装着できるモデルが多い。筆者が所有しているSpecialized Diverge E5は、700Cなら42ミリ幅まで対応し、650Bにインチダウンすると47ミリ幅まで太くできる。その点に関しては今後の課題だろう。 GRADEにはカーボンフレームのGRADE CARBON EXPERTとGRADE CARBON ELITEの2種類、アルミフレームのGRADE ALLOY COMPの1種類がある。カーボンフレームのGRADE CARBONシリーズでも、泥除けを装着するためのダボ穴がある。 グラベルロードを購入するときに注意したいのが、車輪の取り付け形式。GRADE CARBONシリーズは前輪は15ミリスルーアクスル・後輪はクイックリリースレバーを採用。GRADE ALLOYは前後ともクイックリリースレバーを採用した。 https://www.cyclorider.com/archives/20176 GRADE CARBONシリーズの前輪15ミリスルーアクスル・後輪クイックリリースレバーの利点は、前輪付近の剛性アップ、後輪なら既存のローラー台が使用できること。欠点は前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができないことだ。GRADE ALLOYの前後クイックリリースレバー仕様の利点は、低価格でホイールのアップグレードができること、前輪に既存のハブダイナモホイールの装着ができる。一方で剛性が低くなる欠点があるようだ。 輸入元のライトウェイプロダクツジャパンのブログでは、「GRADE CARBON」の王滝仕様やGRADE CARBONとGRADE ALLOYの違い(2016年モデル)を紹介しているので気になる人はチェックだ。  GT グラベルロード「GRADE CARBON」王滝仕様 山中真(ライトウェイ) あなたに合ったグラベルロード GT 「グレード」はどっち? カーボン VS アルミ 乗り比べインプレッション(ライトウェイ) ラインナップ(2019年モデル) GRADE CARBON EXPERT:318,000円(税抜) フレーム:GT エンデュロード カーボン フレーム 、 ディスク仕様トリプルトライアングルフレーム PFBB31(注:PFBB30の誤植?) ボトム ブラケット、 取り外し式フェンダー ブリッジ フロントフォーク:GTカーボンテーパード1-1/8to1-1/4スレッドレスカーボンコラム、ディスク仕様、15mmスルーアクスル 重量:- ブレーキ:Shimano油圧式ディスク、160/160mm ギア(前-後):Shimano 105 52/36-Shimano 105、 11-32、 11-speed タイヤ/ホイールサイズ:WTB Exposure...