デイリーアーカイブ Jan 16, 2025

【自転車漫画】自転車あるあるが豊富な「ママチャリなカコ」 Part2

只野うささんが、クロポタNOTEで公開している自転車4コマ漫画「ママチャリなカコ」を解説しながら紹介する企画。Part2も自転車あるあるが豊富で解説します。 釘が無くてもパンクします:ママチャリなカコ06・パンクって… ママチャリなカコ06・パンクって…から 一般的にパンクと言えば、釘やガラスなど突き刺し系のパンクを思い浮かぶのが一般的。しかし実際のパンクは、段差に乗り上げた時に路面とリムにチューブがはさまれて発生する「リム打ちパンク」が多いと言われている。リム打ちパンクの対策は空気を入れるだけと簡単だ。定期的に空気を入れて確認しよう。 因みに、空気を入れるのが大変だと思う人は、良い空気入れを買うのを薦める。ディスカウントストアで数百円で買える空気入れもあるが、そのような空気入れは空気が入れにくかったり、スポーツサイクルに使われている仏式バルブ(タイヤチューブに空気を入れる弁の形)に対応していない物が殆どだ。ブリヂストンのスマートポンプが筆者の最低ラインだ。 サドルを上げるのは少し怖い:ママチャリなカコ07・サドルの高さ ママチャリなカコ07・サドルの高さから 自転車のサドルを下げすぎると、脚の筋肉を効率良く使うことができず、膝に負担がかかる。一方で、サドルを上げると脚の筋肉を効率よく使え、楽に走れるが足つきが悪い欠点がある。サドルを高くすると怖いと思うのなら、少しずつ上げていくのが良いだろう。 出典:Electra サドルを高く上げても、足つきが良い自転車はある。Electra Townieや豊田トライクのように、ペダルの踏む位置を前に出すことで、足つき性と漕ぎやすさを両立した自転車はできる。 https://www.cyclorider.com/archives/24167 サドルを上げることで新しい扉が開く:ママチャリなカコ08・坂道チャレンジ ママチャリなカコ08・坂道チャレンジから ママチャリのサドルを上げて、試しに自転車に乗ったまま越えたことのない坂道に行くことに。毎回、押して歩いた記憶しかない場所を登ることができ、新しい扉を開けたようだ。 重量は重要です:ママチャリなカコ09・重さ ママチャリなカコ09・重さから 荷物をなくして走ってみると、走りが軽くなることに気づき、軽い自転車があればしまなみ海道の坂も楽に走れると思い、スポーツサイクルに興味を持つことに。 因みに重量に関しては、サイクリングメインの非競技ユーザーなら荷物を軽くするのが手っ取り早くて手軽。ただ、荷物の減らし方や軽量化は人によって様々な考えがあるので、ある意味では腕の見せ所とも言える。 自転車はスポーツ?:ママチャリなカコ10・スポーツ!? ママチャリなカコ10・スポーツ!?から インドア派でスポーツには縁が無い作者の只野うささん。自転車選びをしていくうちに、ロードバイクやクロスバイクは”スポーツ”と書いてあり、怖気づいてしまう。 出典:KOGA F3 3.0 ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクをひっくるめて「スポーツ自転車」と呼ぶのは、一般的なママチャリと区別を行うのもあると思う。しかし、高性能・高価格の街乗り自転車を普及させるのなら、ロードバイクとクロスバイクをまとめてスポーツバイクと分類するのではなく、ロードバイクは「レースバイク」など、棲み分けを図ったほうが良いかもしれない。写真のKOGA F3はトレッキングバイク(クロスバイクに泥除け、ライト、荷台を装備した自転車。)と呼ばれているが、CITY&TOURINGジャンルに分けられている。ドロップハンドルのロードバイクやフラットハンドルロードバイク(COLMARO SPORTS)は、RACEジャンルに分けられている。 体力が無い人で、スポーツ自転車に怖じ気つく人もいるかもしれないが、クロスバイクならママチャリよりも軽くて、ギアも沢山あるので軽く登れる。タイヤもそれなりに太く、フラットハンドルなので扱いやすい。前傾姿勢が気になるのなら、GIZAプロダクツのローライズハンドルをつけて、前傾姿勢を和らげるのも良い。 https://www.cyclorider.com/archives/19603 因みに、ロードバイクに関してはスピード重視の設計で扱いにくい所もあるので、初心者にはあまり薦めない。ずっと自転車をやってきた人によっては最初はクロスバイクに乗って、慣れてきてからロードバイクなどのドロップハンドルを薦める人もそれなりにいる。 それでも、体力が無くて不安なら電動アシストスポーツ自転車を選ぶのも1つ。価格は高いがモーターの力で楽に走れるのと、スポーツサイクルの走りを両方楽しめるので、1度は乗ったほうが良い。 続きがみたい人は、クロポタNOTEのママチャリなカコから見ることができます。 クロポタNOTE:作者のWebサイト 只野うささん|Twitter:作者のTwitter https://www.cyclorider.com/archives/24748

【自転車漫画】初めてのロングライドに向けて練習「サイクル。」Part10

レンゴクさんがTwitterやInstagramで公開している人気の自転車漫画「サイクル。」。今回は、初めてのロングライド「琵琶湖1週」に向けて練習する内容です。   View this post on Instagram   三色団子ちゃん 始業式 #4コマ#イラスト#illustrations #illustration #roadbike #コミックエッセイ #コミック#まんが#漫画#ロードバイク #ロードバイク漫画 #ロードバイク女子 #ロードバイク女子 #自転車#自転車漫画 #自転車女子 五十嵐英貴さん(@rengokulab)がシェアした投稿 - 2017年 9月月7日午前4時47分PDT   View this post on Instagram   三色団子ちゃん ロングライドの話をしているとどんどん距離が伸びる#自転車#自転車女子 #自転車漫画 #roadbike #ロードバイク #ロードバイク漫画 #ロードバイク乗り #ロードバイク女子 #illustrations #illustration #漫画#まんが#ビワイチ#ロングライド#サイクリング 五十嵐英貴さん(@rengokulab)がシェアした投稿 - 2017年 9月月8日午前3時31分PDT   View this post on Instagram   三色団子ちゃん #サイクリング#ロングライド#illustrations #illustration #roadbike #コミックエッセイ #コミック#漫画#まんが#自転車#自転車女子 #自転車漫画 #ロードバイク...

ファットスリック・ロードバイク/グラベルロードはどんな感じ?実際に試してみた

細いタイヤ・前傾姿勢・ドロップハンドルがついたロードバイク。今まではロードバイクと言えば、軽量な競技用モデルしかなかった。しかし、グラベルロードバイクがブームになり、従来のロードバイクとは違う「公道用ロードバイク」と言えるのが登場した。 従来のロードバイクよりも太いタイヤが装着できるグラベルロード。一般的に太いタイヤは砂利道など荒れた道を走るために装着するが、最近は太いスリックタイヤを履いてサイクリングを行う考えも登場した。 ファットタイヤ・ロードバイクという発想   今までサイクリング用のスポーツ自転車を選ぶとき、ロードバイク系統(ロードバイク・スピードクロスなど)の軽量な車体+細いタイヤか、マウンテンバイク系統(マウンテンバイク・デュアルスポーツクロスバイク)の頑丈な車体+太いタイヤの2種類から選ぶしかなかった。 ロードバイク系統(ロードバイク・スピードクロスなど)の軽量な車体+細いタイヤは、舗装路は軽快に走れる一方、舗装が荒れていると突き上げがあり、砂利道は慎重に通過しないといけない。また、ロードバイクなど舗装路を高速で走る自転車は、荷物が積めないため、長距離サイクリングには不向きだ。 マウンテンバイク系統(マウンテンバイク・デュアルスポーツクロスバイク)の頑丈な車体+太いタイヤは、車体が頑丈でタイヤが太いので荒れた砂利道が走れ、沢山の荷物も積むことができる。一方で舗装路は、ロードバイク系統の自転車と比べると軽快に走れない。 近年流行のグラベルロードは、ロードバイク系統(ロードバイク・スピードクロスなど)+αのソコソコ軽量な車体+細いタイヤという、今までの自転車には無い組み合わせを採用している。これにより、舗装路はマウンテンバイクよりも軽快に走れ、砂利道ならロードバイクより安心して走行できる。また、荷物の積載を想定した車種がほとんどなので、ある程度の実用性は持っている。 グラベルロードの登場により、一部の会社から「太いスリックタイヤを履いてサイクリングする」という考えのモデルが登場している。その考えは本当に良いのか試してみることにした。 https://www.cyclorider.com/archives/20408 ファットスリック・ロードバイク/グラベルロードの利点 今回、試してみたのはSpecialized Diverge E5に、タイヤにPanaracer GravelKing 38Cをチョイス。 8月に長野県の某林道を走行してみた所、上りは空気圧を落とせば比較的安定して走ることができた。下りは、マウンテンバイクのように安定して操縦できるわけではないが、ロードバイクやタイヤが細いクロスバイクでは押して歩くしかない所でも、走ることはできる。凹凸が無いスリックタイヤでも、タイヤが太いため普通の自動車が走れる砂利道なら走れるようだ。 舗装路は、ロードバイクのようにひたすら高速で走るのは向かないが、形に似合わず走る。サイクリングなら舗装路グラベルキング38Cのタイヤ重量は320gと、この手のサイズのタイヤにしては軽いのもあるだろう。因みにパナレーサーのクロスバイク用タイヤ「Comfy」は28Cで290g。32Cで310gだ。 舗装路で軽量でファットなスリックタイヤを装着する利点は、乗り心地と路面を選ばない所。ママチャリよりも幅が広い38Cタイヤは、スポーティなクロスバイクに搭載されている28Cタイヤと比べて、圧倒的に乗り心地が良い。特に荒れた舗装や段差を通過したときの衝撃は細いスリックタイヤを履いたマウンテンバイクに近い乗り心地。また、舗装路でもくぼみがある路面や、振動が大きいセメント舗装、濡れている舗装路でもリラックスして走ることができる。 ファットスリック・ロードバイク/グラベルロードの欠点 ファットスリック・ロードバイク/グラベルロードにも欠点はある。まず、タイヤを購入するときは軽量なタイヤを選ばないと楽しめない。クロスバイクなど細いタイヤは、3,000円クラスのタイヤを買えば、ソコソコ軽量な物が選べる。しかし、ママチャリよりも太いタイヤは1本3,000円程度だと重い物が多い。物によっては1本700gオーバーのタイヤもある。 また、一般的なロードバイクやクロスバイクはヒラヒラとコーナーを曲がることができるが、Diverge E5+Gravelking 38Cは、ヒラヒラ感がなく直進安定性が高いと感じた。これにずっと乗っているとヒラヒラ曲がるロードバイクやクロスバイクに乗りたくなるほどだ。 太いタイヤが合っている人は、オールラウンダーと初心者 ファットスリック・ロードバイク/グラベルロードが合っている人は、オールラウンダーと初心者だろう。太くて軽いスリックタイヤは、綺麗な舗装路から荒れた舗装路、そしてグラベルまで対応でき、日本の公道ならこれで殆ど対応できる懐の深さがある。また、スポーツサイクルに不慣れな初心者なら太いタイヤのほうが安心して走ることができるだろう。