デイリーアーカイブ Oct 30, 2024
MTB・グラベルロードなどのホイールのインチアップ/インチダウンについて解説
一部のスポーツ自転車では、ホイール径を変更することで、走りの特性を変えられる物がある。ホイールをインチアップ・インチダウン化させて、走行特性を変えられる物と言えばグラベルロードが有名だが、それ以外の車種でも行える自転車もある。
26インチ→700Cインチアップ化(マウンテンバイク)
26インチマウンテンバイクが主流だった時代、マウンテンバイクで街乗りやサイクリングをする時は、幅の細いスリックタイヤにするのが一般的だった。
しかし、幅の細いスリックタイヤにすると、同時に車輪の径が小さくなる問題があった。そのため、マウンテンバイクに700Cの車輪を装着して700C化を行う人がいた。700C化MTBの利点は、スリックタイヤよりも細くて軽量なロードバイク/クロスバイク用タイヤが装着できることと、26インチに変更しオフロード走行が両立できること。700Cのインチアップ化に関しては、クリアランスが大きいMTBフレームに、幅の細いオンロード用タイヤを装備するため、干渉の問題は無かったようだ。
出典:http://www.louisgarneausports.com/07bike/dw-1.htm
この方法は、一般的にはユーザーがカスタマイズするのが一般的だった。しかし、写真のルイガノ・DWのように、700Cのホイールを標準装備し、あとから26インチMTBホイールを購入して、オンロードとオフロードの両方を楽しめる自転車も存在した。
26インチMTBに27.5インチ(650B)ホイールでインチアップ化
MTBのホイールが取り回しは良いが走破性が低い26インチと、取り回しは悪いが走破性が高い29インチの2極化だった時に、その中間と言える27.5インチが登場した。登場時は部品選択が少なかったため、26インチMTBに27.5インチのホイールを入れてインチアップ化する事例があった。
マウンテンバイクを26型から650B(27.5)にインチアップ!(ぶろぐであさひ):https://blog.cb-asahi.co.jp/maintenance/97/
2016年当時、主流だった26インチマウンテンバイクを、容易に27.5インチ(650B)マウンテンバイク化できる利点があった。しかし、インチアップ化によりフレームとの接触の危険性があるなどの問題があり、27.5インチマウンテンバイクが主流になると、見なくなったカスタマイズだ。
グラベルロードで27.5インチ(650B)⇔700Cホイールを両立する
https://www.youtube.com/watch?v=HzROZqxZz_Y
グラベルロードでは、27.5インチ(650B)と700Cホイールを両立できる車体が増えている。27.5インチ(650B)ホイールが搭載できる利点は、700Cよりも太いタイヤが装着でき、ホイールの直径が大きくなりすぎないため、ハンドリングが良好という利点がある。注意点としてはGT GRADEのように700Cホイールしか対応できないグラベルロードや、Cannondale SLATEのように650Bホイールしか対応できないグラベルロードがあるので、購入前には確認したほうが良いだろう。
神奈川県藤沢市と駐輪場シェアサービス「みんちゅう SHARE-LIN」が協定を締結
アイキューソフィア株式会社は、2019 年3月28日、スマートフォン等を利用して、空いている土地・スペースを誰でも貸し借りできる駐輪場シェアサービス「みんちゅうSHARE-LIN」の運用を、神奈川県藤沢市と連携して開始する協定を締結した。
交通の利便性が高く、都心や横浜への通勤・通学圏としても発展してきた藤沢市。通勤通学等で自転車が多く利用され、藤沢市も、通常の駐輪場に加えて公道に路上駐輪場を100台以上整備するなど、積極的な取り組みを行ってきた。そのような中で「みんちゅうSHARE-LIN」と提携することにより、藤沢駅の駅前を中心に小規模分散型の駐輪場を増やすことで、更に自転車の活用をしやすい街づくりを実現できると期待し、今回の提携に至ったとのこと。
「みんちゅうSHARE-LIN」はわずかな時間から空いている土地・スペースを誰もが貸し出すことができ、誰もが借りることのできる駐輪場のシェアサービス。スマートフォンアプリ(Android 版・iOS 版)、WEBから貸し出し、利用予約の全てを行うことが可能だ。「みんちゅうSHARE-LIN」の活用で、駅周辺のわずかな土地や店舗の空きスペースを駐輪場にすることができ、駅前店舗を利用する際などの短時間駐輪で必要とされる小規模分散型駐輪場の確保が可能となるとのこと。商業施設等の駐輪禁止にしている場所や、店舗前の小さな空きスペースを駐輪場として貸し出すことで、新たな駐輪スペースの確保ができるようだ。
今回は藤沢駅周辺にて開設し運営を行い、管理面に関しては、アイキューソフィアが駐輪場の看板設置、放置自転車の処分、トラブル対応を行い、藤沢市は実施区域内の提携駐輪場で不正駐輪が発生した場合に、市の交通安全巡視員による不正駐輪に対する警告、移動、保管作業を実施する。
利用の流れは、駐輪スペース貸し出し希望者が、駐輪場所や利用可能日時、利用料金等の情報を「みんちゅうSHARE-LIN」に登録を行い、駐輪スペース利用希望者が、利用したい場所や日時に利用可能なスペースを「みんちゅうSHARE-LIN」で検索し、予約登録(駐輪料金は予約時に支払い)する。
.今後は実施区域にて「みんちゅう SHARE-LIN」による駐輪場を順次開設し、藤沢駅南北で200台分の駐輪場の拡充を目指していくとのこと。また、サイクリングロードとの連携等、観光地としても人気の高い藤沢の地で広く「みんちゅうSHARE-LIN」を活用していただける取り組みを展開したいとのことだ。
みんちゅう SHARE-LIN:https://www.min-chu.jp
バーレーから新しい自転車用ベビーカー6モデルの販売を開始
高品質な自転車用ベビーカーを製造するアメリカの「Burley Design(以下 バーレー)」。日本での販売元を務める、ライトウェイプロダクツジャパン株式会社は、バーレーの新しい自転車用ベビーカー6モデルの販売を開始した。
ディー・ライトX
自転車でけん引する子供を載せられる「自転車用ベビーカー」は、自転車の後ろ車軸にバーを装着し、主に2輪の車両をけん引する構造だ。
左右の2輪で支え、重心が低いため、転倒の可能性が極めて低く、自転車のバランスを崩しにくいだけでなく、着座位置が低いので、子供が自分で乗り込め乗降時の事故が少ない。子供だけでなく荷物を積んで牽引ができ、自転車だけでは運べない荷物も運べる利点がある。
「自転車用ベビーカー」は、アメリカを中心に1980年代より普及が進み、昨今の安全意識の高まりで、日本でも注目を集めている。バーレーの製品は、けん引時に月齢12ヵ月から身長が約105cmぐらいまでのお子様が乗車可能。
今回、登場した6モデルは以下の機能が標準装備されている。
UPF 50+ のUVカットウィンドウで、日差しも安心。
1輪式手押しベビーカーキットが付属し、自転車から切り離して単独のベビーカーとしても利用可能。
金属スポーク + ゴムの空気入りタイヤを採用し、乗り心地と走破性を重視。
堅牢なアルミフレームで万一の転倒・衝突時も乗員を守る。
前面メッシュウィンドウおよびレインカバーが付属。本体は撥水仕様。
道具不要で簡単に折畳が可能。
・ディー・ライトX 2人乗り 138,000円
独立したリクライニングシート、幅を広げたフレーム、調整式サスペンション等、バーレーベビーカーのすべてを備えた最上位モデル
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/xdlite-x/
・キャブ X 138,000円
独立したリクライニングシート、幅を広げたフレーム、調整式サスペンション等、バーレーベビーカーのすべてを備えた最上位モデルに樹脂製フロアを採用した頑丈なモデル
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/cub-x/
・ディー・ライト ダブルv2 2人乗り 128,000円
ディー・ライトXから独立リクライニングを省略した上級モデル。
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/dlitedouble-v2/
・ディー・ライト シングル 1人乗り 108,000円
ディー・ライトの1人乗り。横幅を抑えて走行性能と取り回しが向上。
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/dlitesingle/
・アンコール X 2人乗り 99,800円
サスペンション・リクライニングなどの快適性能を備えたベーシックなモデル
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/encore-x/
・アンコール V2 2人乗り 79,800円
自転車けん引でも手押しベビーカーとしても使えるベーシックなモデル
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/product/encore-v2-green/
URL: https://www.riteway-jp.com/