デイリーアーカイブ Jan 23, 2025

輪行袋としても使用できる「Vistacy ハイスペック サイクルカバー」が登場

アドベンチャーエイドは高機能素材を使用した自転車カバー兼輪行袋「Vistacy ビスタシー ハイスペック サイクルカバー」を2020年1月6日に販売すると発表した。 「Vistacy ビスタシー ハイスペック サイクルカバー」は、生地に「リップストップ ナイロン 210D オックスフォード生地」を使用。耐水圧は3000mmを実現し、防水性の高さを売りにしている。また、リップストップ生地はテント、リュック、パラシュートなどのアウトドアでも多用されていることでも有名だ。 前後の裾部分にはドローコードがついており自転車に合わせて絞って使用可能、センター部分には固定用のストラップも採用した。そして、保管時のカバーとしてだけではなく、輪行袋としても使用可能。前後輪を外して車体にストラップなどで括り付け、逆向きにして入れることで輪行袋として使用できる。 サイズは一般的なママチャリから700Cのロードバイク、29インチのMTBまで対応。後部チャイルドシート有の場合はサイズが合わないため注意が必要だ。販売は楽天市場の直営ネットショップで開始する。  

E-Bike/電動アシスト自転車インプレッション記事まとめ シクロライダーの中でも注目のモデルをピックアップ

注目されつつある電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」。従来型の電動アシスト自転車は、E-Bikeが大々的なブームになっていない日本国内ですら、50CCの原動機付自転車よりもラインナップが多い状況だ。そこで気になるのが、実際にE-Bikeや電動アシスト自転車に乗った時の評価。E-Bikeや電動アシスト自転車は、アシストの追加により従来の自転車より車両特性が違いが簡単にわかる。また、車両価格も高額なため、見た目だけで簡単に購入するのも難しいため、インプレッション記事を読んだり、実際に試乗するのがベストだ。今回ばシクロライダーで紹介したE-Bikeや電動アシスト自転車のインプレ記事をまとめて紹介する。 クロスバイクタイプ YAMAHA YPJ-C YPJ-Rのフラットバーロードバイク版のE-BikeがYPJ-Cだ。こちらも超小型バッテリーの採用で航続距離が短くなった一方、マスの集中化を実現。車体設計も変えており、タイヤは太めの28ミリタイヤを装備するなど、YPJ-Rよりも公道走行向けのモデルを実現した。 https://www.cyclorider.com/archives/20982 Louis Garneau AVIATOR-E AVIATOE-Eは、シンプルなデザインにShimano STEPS E5080ユニットを組み合わせたクロスバイクタイプのE-Bike。20万円台前半とE-Bikeの中では手頃な価格を実現した。また、オプションも豊富なのが特徴だ。 https://www.cyclorider.com/archives/32143 Corratec E-POWER SHAPE PT500 ドイツの自転車ブランドで知られているCorratec。その中でもE-POWER SHAPE PT500は日本市場向けにデザインされたクロスバイクタイプのE-Bike。大容量の内蔵型バッテリー「Bosch PowerTube 500」を採用しロングライドも楽しめるようになっている。 https://www.cyclorider.com/archives/40010 Specialized Turbo Vado SL Turbo Vado SLは、日本市場で購入できるSpecialized製のクロスバイクタイプのE-Bike。価格は36万3000円(税込、以下同)と、Specialized製E-Bikeの中では一番安いのも特徴だ。軽さを重視した車体やバッテリー、モーターを採用することで輪行できる車体重量を実現した。 https://www.cyclorider.com/archives/44176 マウンテンバイクタイプ Benelli TAGETE 27.5 2017年春に販売開始したE-MTBの「Benelli TAGETE 27.5」。20万円台前半の価格で購入できる貴重なE-MTBの1つとして有名だ。 https://www.cyclorider.com/archives/26951 MIYATA RIDGE RUNNER 27.5×2.8サイズのワイドタイヤを採用したE-MTBがリッジランナー。ドライブユニットにはSHIMANO STEPS E8080の搭載し、リニアなフィーリングを実現した。また、ロングトレイルライドにも使用できる36V/14Ahの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、サイクリングからハードなオフロードライドを楽しめる。 https://www.cyclorider.com/archives/24764 YAMAHA YPJ-XC ヤマハ発のマウンテンバイクタイプのE-Bikeが「YPJ-XC」。大容量の大型バッテリーに、パワフルなE-MTB用ユニット「ヤマハ・PW-X」ユニットを組み合わせる事で、ロングライドとオフロードライドの両立が可能だ。 https://www.cyclorider.com/archives/21794 TREK Rail9.7 2020年モデルのE-Bikeで一躍話題となったのがTREK Rail 9.7。カーボンフレーム、カーボンホイールを採用し、日本初投入のBOSCH製E-MTBユニット「Performance Line CX」を搭載したフルサスペンションE-MTB。 https://www.cyclorider.com/archives/37082 Specialized Turbo LEVO SL 2020年に軽量フルサスE-MTBとして一躍有名となったSpecialized Turbo LEVO SL。軽量なSpecialized製ドライブユニットや、バッテリーを脱着不可能にして、軽量化を重視することで、カーボンフレーム仕様では車体重量は17キロ台を実現した。 https://www.cyclorider.com/archives/42176   Corratec E-POWER X VERT CX フルサスE-MTBは高価なモデルが多く、お手頃な価格でE-MTBを楽しみたい人もいるだろう。そんな人にお薦めしたいのがCorratec E-POWER X VERT CX。39万8000円と40万円を切る価格で、2.8インチの太いタイヤに、滑りやすいオフロードでもアシストコントロールしやすい「eMTBモード」を搭載したBosch Performance Line CXを搭載。 https://www.cyclorider.com/archives/38111 NESTO...

勢いづくE-Bikeブームを体感した2019年をまとめる

2019年の自転車界では、グラベルロードやディスクブレーキロードバイクが流行したが、一番大きいのがE-Bikeブームだろう。 2019年は、様々な企業がフルサスペンションE-MTBを発売し、BoschやShimanoから新型E-Bike用ユニットが登場するなど、少しづつE-Bikeが注目されている状況だ。 50CCの原付はスポーツモデルは死滅し、スクーター等を含めても17台(ホンダ:10種類、ヤマハ:4種類、スズキ:3種類)しか無く、地方にあるホームセンターの自転車売場みたいに魅力が無いラインナップだ。一方で、E-Bikeは大手4ブランドユニット搭載車(Bosch、Panasonic、Shimano、Yamaha)の場合、50台以上のE-Bikeが登場した。(Yamaha、PanasonicはE-BikeのYPJシリーズやXシリーズのみの集計)ラインナップも、本格的なオフロードコースを走行するフルサスE-MTBから、泥除けや荷台を装着したE-クロスバイク、ビーチクルーザータイプなど、様々なE-Bikeが用意されており、ファッションを重視したい人やスポーツ性を求めたい人にも満足するラインナップだ。クルマやオートバイでは無くなった「新しい時代が胎動している」感覚がE-Bikeにはあるだろう。 僅か数ヶ月で流れが変わる2019年の日本E-Bike界 「新しい時代が胎動する」感覚があるE-Bike。そのため、クルマやオートバイとは違い、僅か数ヶ月で流れが変わってしまう。 一例を挙げるとすれば、フルサスペンションE-MTBだろう。2019年2月に登場したパナソニック・XM-D2(60万円)は、日本国内初のフルサスペンションE-MTBとして注目を浴びた。しかし8月にインチューブバッテリーを採用し低重心化を実現したBESV TRS2 AMが44万5,000円と戦略的低価格で販売され、2019年後半にはカーボンフレームにBosch Performance Line CXを搭載したフルサスE-MTB「Rail9.7」が発表され、1年も経たずに洗練されたE-Bikeが登場した。この流れは当分続くだろう。 E-Bikeの鍵を握るドライブユニット E-Bikeの性能の中で、重要な物の1つが「電動アシストユニット」。クルマやオートバイで言う「エンジン」に当たる存在だ。 シマノは新たに中級グレードのE6180とエントリーグレードのE5080を投入し、20万円クラスのE-Bikeでシェアを増やそうとする状況だ。 一方でBoschは、2019年後半にBoschからE-MTB用ユニット「Performance Line CX」を登場させる。他の最上級E-Bikeユニットより静音化と、eMTBモードを搭載することで、日本市場ではヤマハ PW-Xを差し置いて、トップに立つE-Bikeユニットを実現。特にヤマハは執筆時点では他社にE-Bikeユニットを供給していない(GIANT SyncDrive SystemはヤマハとGIANTの共同開発モデル)ため、多種多様なメーカーに供給しているBoschのほうが有利だ。 https://www.youtube.com/watch?v=FgBPI2D_RC4 https://www.youtube.com/watch?v=Lg5-srDAdlQ しかし、ライバルも進化している。海外ではヤマハのPW-X2や、パナソニックのGX Ultimateといった新たなE-Bikeユニットが登場している。また、日本では知られていない48V電圧に最大トルク95Nmを叩き出す某E-Bikeユニットを作る某企業も日本市場に参入する噂も聞く。2020年も気が抜けないだろう。 日本の本格的E-Bikeブームはいつやってくるか 「新しい時代が胎動している」感覚がある日本のE-Bike界だが、第1次バイクブームのような本当のブームはやって来ていない状況だ。 https://www.cyclorider.com/archives/10266 その理由は様々あるが、一番の大きな理由は「E-Bike」という乗り物が社会に認知されていない事だろう。E-Bikeを認知させるには、乗って体験するのが一番簡単だが、どうしても限界がある。既存の電動アシスト自転車と比較して、どれほどの違いを打ち出すのか。従来の電動アシスト自転車や50CC原動機付き自転車と比較して、どのようなライフスタイルを提案できるかが鍵だ。