デイリーアーカイブ Nov 5, 2024
わずか500gで強靭な自転車用ロック「TiGr Lock BLUE」を先行レビュー
サイクリングで持っていく時に問題になるのが鍵だ。軽量で持ち運びやすいワイヤーロックは、ボルトクリッパーで切れやすい。頑丈なU字ロックは、ボルトクリッパーで壊しにくい一方、重いため持ち運びしにくい問題がある。軽量で頑丈な鍵を作るブランドは僅かなのが実情だ。
軽量で頑丈な鍵を作る貴重なブランドがTiGr Lock(タイガーロック)だ。TiGr Lockはチタン製の軽量で頑丈な自転車用ロックで有名だが、新たにカーボンスチール素材を採用したTiGR Lock BLUEが登場する。今回、正規販売代理店「アドベンチャーエイド」の協力で、開発中のベータバージョンを紹介することができた。
TiGR Lock Blueは、従来のTiGR Lockに使われていたチタンでは無く、カーボンスチール素材を採用。交渉重量は約500gで、実際に持ち上げた感覚も嘘偽り無しの500gだと感じた。この軽さなら自転車に装着するだけでなく、バックパックなどに入れても問題ないだろう。因みに、ロックにある黒丸は剥がす事ができる。
シリンダーは、シンプルながら強固な構造となっている。ボルトクリッパー等の工具でシリンダーを破壊するのは非常に厳しいだろう。
自転車に鍵をかける場合、シャックルを広げる必要があるが、ヘナヘナで壊れそうな不安は全く無い。
自転車にTiGR Lock Blueを装着してみたが、鍵の装着は一般的なU字ロックよりも素早く鍵をかけることができた。理由は3つあり、1つ目は鍵のスペースが大きい事。TiGr Lock BLUEの取り付け可能な大きさは約10x20cmと、その気になれば、ポールに地球ロックできるほどの大きさだ。
2つ目は構造。TiGr Lock BLUEは、1個のシリンダーを鍵を差し込みロックさせる方法のため、U字ロックのように2箇所の穴に差し込む必要が無い。U字ロックに慣れている人にとっては普通に感じるかもしれないが、ワイヤーロックやダイアルロックに慣れている人にとっては、U字ロックのように2箇所の穴に差し込むのが面倒な事もあるため、TiGr Lock BLUEのほうが便利だろう。
最後の3つ目が重量だ。工具で壊しにくい頑丈なU字ロックは800g以上の物が多い。重量が重いとバッグから出して自転車に装着するまでの一連の動作がスムーズでなくなる。また、重いU字ロックだと、スポークに過大な負荷がかかる不安もある。しかし、軽量なTiGr Lockはスムーズに自転車に鍵をかける事ができ、スポークへの負担が少なく安心して使う事が可能だ。
TiGr Lock BLUEの欠点と解決方法
TiGr Lock BLUEの欠点は自転車に装着できる場所が少ない事。なぜ贅沢な問題なのかと言うと、頑丈なU字ロックは重すぎてフレームに装着したく無い場合もあるため、それらのU字ロックよりは実用性があるが、装着場所は少ない。
TiGr Lock BLUEには、ボトルケージに取り付け可能な専用ホルダーが用意されている。今回、Specialized Diverge E5(フレームサイズ560ミリ、適応身長175~185cm)のシートチューブに装着した。ダウンチューブにAlterLock+Topeak モジュラーケージEXを装着し、干渉するか実験した。
モジュラーケージEXは、ボトルの大きさに応じてサイズを変更する事ができる(ボトル外径:φ53~74mmボトル対応)。この組み合わせの場合、ボトル外径を最大サイズにすると、TiGr Lockと干渉してしまう。
この問題を解決するには、様々な方法がある。1つ目がスペーサー等を使い、ボトルケージ台座の位置をずらすか、ボトルケージアダプター等を使用して、ボトルケージを増設し、専用ホルダーを装着する方法がある。
また、バイクパッキングで使われるフレームバッグや大型サドルバッグにTiGr Lock BLUEを入れる方法もある。頑丈なU字ロックだと大きすぎて入らなかったり、仮に入ってもバッグが垂れ下がる等の問題がある。しかし、軽量なTiGr Lock BLUEなら、フレームバッグや大型サドルバッグに入れて走ることも可能だ。筆者の場合、フレームバッグにTiGr Lock BLUEを入れて走行している。
街乗りからサイクリングまで365日使用できる頑丈な自転車用ロック
軽くて使いやすいが盗難防止には不安な自転車用ロックや、盗難防止になるが重くて使いにくい自転車用ロックはよくあるが、軽くて使いやすく盗難防止に効果がある自転車用ロックは非常に少ない。TiGr Lock BLUEは、軽くて使いやすく盗難防止に効果がある自転車用ロックと言えるだろう。予定販売価格は13,980円(税抜)と、同形状のチタン製モデル「TiGr Lock mini+」よりも割安な価格なのも良い。通勤、通学などの日常利用から、趣味のサイクリングまで365日使える鍵だと思えば高くないだろう。
2020年2月29日から3月27日まで、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売キャンペーンを実施している。先行販売キャンペーンでは先着順で最大25%OFF割引が適用となるため、興味がある人は要チェックだ。
先行キャンペーンURL:https://www.makuake.com/project/adventure2/
協力:アドベンチャーエイド
BESV JAPANとNO COFFEEのコラボレーションキーホルダーが登場
BESV JAPANは、「NO COFFEE」とのコラボ企画で、オリジナルキーホルダーを個数限定で製作した。
NO COFFEEは、 “Life with good coffee”をコンセプトに コーヒーのライフスタイルを提案し、2015年のOPEN以来、国内外から多くのファンが訪れるSHOP。
BESV JAPANとNO COFFEEとのコラボ企画のテーマは「NO CYCLE」。NO COFFEEのキャラクターにBESVのサイクルヘルメットのキーホルダーは、下記の店舗で、期間限定で販売している。価格は900円(税抜)。
【福岡】
・NO COFFEE
・正屋
・Sputnik
・LORO CYCLEWORKS FUKUOKA
・ワイズロード福岡天神店
・蔦屋書店六本松
【京都】
・KON’SCYCLE蛸薬師店
【大阪】
・TOKYO Wheels大阪
【名古屋】
・カミハギサイクルささしま店
【横浜】
・グリーンサイクルステーション
【東京】
・TOKYO Wheels東日本橋
・ル・サイク渋谷
・ワイズロード神楽坂アーバンe-コミューター
・ワイズロード新宿アーバンe-コミューター
・ワイズロード銀座勝どきアーバンe-コミューター
リンク:besv.jp
コンセプトは「坂を駆け上がる楽しみ」 Bosch Performance Line CX搭載E-Bikeを紹介
ドイツを本拠にする「Bosch」は、自動車部品や電動工具等を製造するメガサプライヤーとして知られている。そして自転車に関しては電動アシストスポーツサイクル「E-Bike」用ドライブユニットの製造を行っており、ヨーロッパ市場で支持されている。
日本市場では、街乗り、サイクリング向けの「Active Line Plus」と、スポーティなサイクリングやオフロードライドを楽しむ「Performance Line CX」の2種類を用意している。今回紹介するPeroformance Line CXは、BoschのE-Bikeユニットの中でも、E-MTB等で使われているドライブユニットで、2019年にフルモデルチェンジを行い世界同時発売。また、日本市場初のPeroformance Line CXとなる。
「Uphill flow(坂を駆け上がる楽しみ)」がコンセプトのPerformance Line CXは、ドライブユニットにマグネシウム材を採用し、内部機構の新設計を行うことで25%の軽量化、48%の小型化を実現。ドライブユニットをコンパクトにしたことにより、自由度が高い自転車フレームの設計が可能になった。
アシスト時の最大トルクは75Nm。アシスト時のフィーリングはシャープで瞬時に力強くアシストを行う。そして、Performace Line CXを搭載した電動アシストマウンテンバイク(E-MTB)には、E-MTB用途に特化したアシストモード「eMTBモード」が搭載されている。eMTBモードではライダーの踏み込み力に応じた最適なアシスト力が瞬時に提供し、狭い箇所でのターンや滑りやすい斜面を駆け上るといったハードな場面で、一般的なE-MTBで生じやすいライダーの予期せぬアシストの挙動を排除。人工筋肉のように意のままに操る新世代のライディング体験「Uphill flow」を実現した。
Bosch Performance Line CX搭載クロスバイク(E-クロスバイク)一覧
TREK Allant+ 8/Allant+ 8 Stagger
Allant+ 8
Allant+ 8 Stagger
Performance Line CX搭載したE-クロスバイクがTREK Allant+ 8シリーズ。パワフルなPerformance Line CXユニットに長距離サイクリングやヒルクライムにも対応する500Whバッテリーを採用しロングライドを実現した。前後ライトや泥除け、リアサイドバックを装着するラックも装備しており、サイクリングだけでなく通勤等にも対応している。車体デザインは一般的なダイアモンドフレームのAllant+ 8と、またぎやすいデザインを採用したAllant+ 8 Staggerを用意。価格は430,000円(税抜)。
フレーム:Alpha Platinum Aluminum, Removable Integrated Battery (RIB), tapered head tube, Control Freak internal routing, Motor...