デイリーアーカイブ Nov 5, 2024

WBIA(世界自転車工業連盟)が自転車修理業務の継続許可を要請

WBIA世界自転車工業連盟:World Bicycle Industry Association事務局は3月30日、「世界各国の政府に対して、必要なあらゆる健康衛生上の注意が尊重されることを条件として、COVID-19危機の最中も自転車修理業務の継続を許可するよう要請した」と記載したプレスリリースを世界中の自転車メディアを中心に配信した。 WBIA世界自転車工業連盟:World Bicycle Industry Associationは、自転車、電動自転車、部品およびアクセサリー産業を代表する非営利団体。2017年12月にヨーロッパ(CONEBI)、日本(BAJ)、米国(BPSA)、および台湾(TBA)の業界団体によって設立された。現在、全インド自転車製造業者協会(AICMA)、メキシコ自転車製造業者協会、AC(ANAFABI)、およびロシアの自転車およびオートバイ産業開発協会( NADBM)が加わり、7カ国の団体で構成され、他の各国の協会と連絡を取り合っている。 日本語訳の文は、自転車協会の公式サイトで公開されている。 (以下、全文) 公式声明:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、自転車利用と自転車修理店 2020 年 3 月 30 日スイス WBIA とその加盟協会は世界各国の政府に対して、必要なあらゆる健康衛生上の注意が尊重されることを条件として、COVID-19 危機の最中も自転車修理業務の継続を許可するよう要請します。 世界各国の自転車、電動自転車、部品およびアクセサリー業界を代表する World Bicycle IndustryAssociation(WBIA)(世界自転車工業連盟)は、世界各国の COVID-19 蔓延という状況下において、 常に公式の公衆衛生保護規則を完全に尊重しながら、自転車および電動アシスト自転車の利用を奨励すべきと考えています。 自転車乗車中、人々は感染回避に必要な距離を保ちます。また、自転車利用者は、汚染のおそれがある公共空間の物体に接触する可能性がはるかに低くなります。それゆえに、感染リスクを最低限に抑えるために、Jens Spahn(イエンス・スパーン)ドイツ連邦保健相は自身による公衆への推奨事項の 1 つとして自転車通勤を挙げました。より一般的な留意点として、サイクリングのような習慣的運動は心血管系および肺を健康に保ち、疾病防止に役立ちます。したがって、人々がこの危機の最中も自転車利用を継続することができ、また、自転車の修理が必要になった場合に助けを求めることができることが重要です。 幸運にも、大半の国々においては、厳格な「ロックダウン」規則下においてさえも自転車修理店が営業継続可能なので、通勤や食料品購入などの必要な外出のための自転車利用の慣行継続が保護されています。しかしながら、一部の国々においては、感染リスクを最低限に抑えるような方法で営業可能な場合でも自転車修理店の営業は許可されていません。 CONEBI および WBIA の会長 Erhard Büchel(エアハルト・ビュッヘル) 「自転車修理店は公衆に基本的サービスを提供し、最も必要な場所でリスクを最低限に抑えた移動の継続を可能にします。し たがって、私は自転車修理店がこうした困難な時期においても、もちろん従業員と客の双方の健康を保護するかたちで、営業を継続することが必要と考えています。 一般社団法人自転車協会(BAJ) 「現在、世界はコロナウイルスの恐ろしい蔓延に直面しており、先行きが不透明で、家族、友人、お客様、私たちの周りの者全員が影響を受けています。こうした不確実な状況下において、公衆衛生保護指針をすべて重視して、他の交通手段や通勤通学手段からの代替手段として、持続可能で健康的な自転車利用の促進を継続したいと思います。」 People for Bikes(ピープル・フォー・バイクス)の Tim Blumenthal(ティム・ブルーメンソール)会長 「People for Bikes は COVID-19 蔓延管理において地方、州および連邦政府が直面している先例のない課題を認識しています。私たちの組織は各政府に対して、あらゆる自転車店を「不可欠な事業」として考え、交通またはレクリエーションのための自転車利用の継続を適宜許可するように要請することによって、この困難な時期における自転車業界の支援に尽力しています。そうした政府の決断によって多くの水準の経済的救済措置が企業にもたらされます。日常的生活において自転車が果たす、ますます重大で有益となる役割を取り上げた記事の数を目にして、私たちは励まされています。多くの人々が、いかに自転車が所要の場所に行くうえで優れた手段であり、また素晴らしいレクリエーション形態であることかを新たに発見しています。これと同時に、私たちはあらゆる自転車利用者ならびにあらゆる規模および種類の自転車業者を支援するために、できることを行っていきます。」 All India Cycle Manufacturers’ Association (AICMA)(インド自転車製造協会) 「私たちは COVID-19 危機の最中も、インド政府によって講じられている措置を考慮に入れながら、自転車修理業の継続を 許可することを支持します。インドの人口統計、国内の何百万人もの恵まれない階級の人々による自転車利用、ならびに彼らを COVID-19 から感染防止および保護するうえでの現在の優先事項を鑑みると、自転車修理店を利用できることは極めて重要です。」 Russian Association for the...

メリダ独自デザインを採用した本気のカーボンフルサスE-MTB「eONE-SIXTY 9000」

様々なE-Bikeを送り出している台湾のMERIDA。日本国内でもE-MTBやE-クロスバイクを用意しており、フラグシップモデルとして「eONE-SIXTY 9000」も日本に導入している。 「eONE-SIXTY 9000」は、Design&Innovation Award(DI.A)で受賞したe.ONE SIXTY 10Kと同じフレームを採用したフルサスペンションE-MTB。メインフレームにカーボンを採用しただけでなく、前輪は29インチ、後輪は27.5インチと前後異径ホイールを採用する等、独自のデザインを採用している。 カーボンフレームには「サーモゲート」を搭載。バッテリーの放熱対策で穴が空いており、水が入ってもバッテリー自体がIPX5相当の防水性能を確保しており、下から水が排出されるため、高圧洗浄機を使わなければ大丈夫とのこと。 https://youtu.be/b6M-5le1T3k バッテリーは、カバー別体式で工具を使用してバッテリーを着脱を行う方式を採用している。BESV TRS2 AM等、バッテリーとカバーが一体になっているタイプと比較した場合、新たにバッテリーを購入し、バックパックに入れて持ち運ぶ事も可能だ。eONE-SIXTYのプロモーションビデオでは、バックパックに入れたバッテリーを入れ替えて使うシーンを見ることができる。 今回、「eONE-SIXTY 9000」を簡単に試乗することができたが、フレームサイズが小さい、想定比較車種「TREK Rail9.7」との条件が違いすぎるためノーコメントとなる。 TREK Rail9.7は、Bosch Performance Line CXを搭載したカーボンフレームのフルサスE-MTB。Rail9.7はトレイルアドベンチャーよこはまのプレス向け体験会で試乗しており、MERIDA eONE-SIXTY 9000と比較するのなら、トレイルアドベンチャーよこはまで乗らないと正当な比較ができない。 https://www.cyclorider.com/archives/34479 日本市場でトップのユニットである「Bosch Performance Line CX」(2020年4月14日時点)ドライブユニットと大柄な29インチを組み合わせたTREK Rail9.7か、Shimano STEPS E8080の現行ユニットを搭載し前29インチ・後27.5インチでハンドリングを重視したeONE-SIXTY 9000のどちらかを選ぶのかは悩ましい所。ユニット単体だけで言うのなら、Bosch Performance Line CXが上なのだが、E-Bikeは自転車なのでアシスト外での加速やコーナリング性能等、設計が非常に重要な部分が沢山ある。実際にオフロードコースで走らせないと、eONE-SIXTY 9000の本当の力はわからないだろう。 MERIDA eONE-SIXTY 9000のスペック メリダのフラグシップE-Bikeが「eONE-SIXTY 9000」。カーボン製のメインフレームには、インチューブバッテリーを搭載した。あらゆるヒルクライムとダウンヒルをものともしない160mmトラベルサスペンションを搭載し、フロント29インチ、リア27.5インチの前後異径ホイールを採用しすることで、-BIKEならではの走破性とトラクション性能を実現。価格は850,000円(税抜)。 フレーム:eONE-SIXTY CFA フロントフォーク:FOX 36 Factory E-Bike+ Air 160 STR Tapered 重量:22.1kg ブレーキ:Shimano Deore XT 4 piston油圧式 ディスクブレーキ ギア(前): Shimano...

NESTOからクラス最軽量ロードバイク「ALTERNA」が登場 振動吸収機構をフレームに搭載

総合自転車メーカーのホダカのスポーツサイクルブランド「NESTO (ネスト)」は4月13日、クラス最軽量ロードバイク「ALTERNA (オルタナ)」をモデルチェンジして発売した。 ALTERNAは、希望小売価格90,500円と、エントリーユーザーにとってお手頃な価格でありながら、車体重量9.0kgと、国内販売中の10 万円未満ロードバイクにおいて(2019 年 8 月現在・ホダカ調べ)クラス最軽量を実現したロードバイク。 フレームは下側ベアリング径1.5インチの上下異形ヘッドを採用。また、走行性能に直結するパーツはシマノ・SORAをフル採用するだけでなく、ケブラービードタイヤ、チューブレスレディ対応のオリジナルホイールを搭載した。さらに、初めてのロードバイクを安全に楽しんでもらうために一般的にコストダウンされがちなブレーキにもSHIMANO SORAを使用することで、ワンランク上の走行感を体験できるモデルとなった。 新モデルは、フレームリア部分に快適性を向上させる振動吸収機構「FLEXOR(フレクサー)」を搭載。シートステーとチェーンステーを横扁平に加工することで、リア部が縦方向にしなりフレーム自体が柔軟に路面に対応する。サイズ展開は身長145cmから乗車できる395mmを含む4サイズ展開で、多くの人が乗ることが可能。カラーはホワイト、ブルー、マットブラックの3色。希望小売価格は90,500円(税抜)。 NESTO ALTERNA 製品情報   希望小売価格       90,500円(税抜) サイズ/適応身長   395mm(145-160cm) 430mm(150-165cm) 465mm(160-175cm) 500mm(170-185cm) カラー                  ホワイト、ブルー、マットブラック 重量                     9.0kg (500mm) 付属品                  ペダル、ベル、リフレクター 取扱店舗              全国のNESTOプレミアムディーラー 製品情報URL      http://nestobikes.com/products/alterna-b/ 公式サイト:NESTO