デイリーアーカイブ Jan 16, 2025

SRAM、Eバイク用モーター「EAGLE Powertrain」発表 ブローゼ製モーターをベースにSRAM独自機能を採用

SRAMはEバイク用モーター「EAGLE Powertrain」を発表した。 大手自転車部品ブランドでは、Eバイク用モーターの参入を行っていなかったSRAMが参入した。同社は、ドイツ・ラインメタルグループのEバイク用モーターで知られていた「Amprio」を買収したという噂があった。 今回登場したEAGLE Powertrainは、モーター自体は噂されていたAmprioではなくドイツブローゼ製モーターをベースとしている。ブローゼは2023年に従来の36Vシリーズの代わりとなる新型の48V仕様モーターを発表したが、EAGLE Powertrainは形状を見る限りでは、従来型の36V仕様をベースにしているようだ。 https://youtu.be/2Vjsl3b0368?si=UfA__HJmxHiH5V-J モーターはピーク時には90Nmのトルクと680Wのパワーを発揮。さらに、630Whと720Whの2つの主要なバッテリーと250Whの拡張バッテリー(レンジエクステンダー)を用意している。 Eagle Powertrainが従来のブローゼ36Vモータと違うのは、Auto Shift、Coast Shift、ワイヤレス接続の3つ。Auto Shift機能はスピードとケイデンスセンサーを用いて、乗者の現在のペダリングリズムに最適なギアを選択する。 一方で、Coast Shiftはモーターを活用して、チェーンリングとカセットを独立して回転させ、現在の速度に適したギアを選択することで、ペダリングしていない際にもギアを自動的に変更することができる。Auto ShiftとCoast Shiftは先行してシマノの海外向けEバイク用モーターにも搭載されており、SRAMは追従したと言えるだろう。 EAGLE Powertrainの搭載車種はNukeproof、Propain、Transition、GasGasといった自転車メーカーからの4つのバイクで利用可能となる予定。日本での展開は不明だ。 関連リンク SRAM

Honda、JAPAN MOBILITY SHOW 2023にて未来のモビリティを展示―環境と自由の両立を目指す新しいコンセプトモデルが登場

2023年10月28日から11月5日まで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にて、Hondaは二輪車、四輪車、パワープロダクツ、航空機など多岐にわたるモビリティとその関連技術、コンセプトモデルを展示する予定です。 Hondaはグローバルブランドスローガン「The Power of Dreams How we move you.」のもと、個々の従業員の夢が企業を推進する力となり、その成果が人々の心や行動に影響を与えると位置づけています。このスローガンに基づき、同社は展示会で「時間や空間の制約から人を解放するモビリティ」や「人の能力と可能性を拡張するモビリティ」を紹介する予定です。 ブースのテーマは「Honda DREAM LOOP」。このテーマはHondaが追求する夢を具現化したモビリティを通じて、来場者が多様な夢を持つきっかけになるという考えから名付けられました。ブース内では、Hondaがこれまでに取り組んできたプロジェクトや、未来の生活にどのように貢献できるかを展示する予定です。 ワールドプレミアで注目されているのが"SUSTAINA-C Concept"と"Pocket Concept"。前車はホンダ・初代シティ、後車はホンダ・モトコンポをオマージュした電動四輪・二輪モビリティのコンセプトモデルで、回収した使用済みアクリル樹脂を再利用しています。資源の循環利用により、限りある資源と地球環境の制約から解放されることを目的としています。 また、「SC e: Concept」という二輪電動モビリティのコンセプトモデルも展示されます。このモデルは、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を採用し、充電待機時間からも解放される設計がされています。 四輪電動スポーツのコンセプトモデル「Honda Specialty Sports Concept」も、カーボンニュートラルと運転の楽しみを両立させる形で登場します。このモデルは、自動運転技術が普及していく中で、人々が運転の楽しみを体感できるよう設計されています。 空と地上のモビリティシステムを組み合わせた「HondaJet」と「Honda eVTOL」も展示されます。特にHonda eVTOLは、開発中のガスタービン・ハイブリッドシステムを採用しており、三次元での立体的な移動が可能です。 さらに、Honda独自の協調人工知能や自動走行技術を活用した「Honda CI-MEV」、プラットフォーム型自律移動モビリティの「Honda Autonomous Work Vehicle」、そして時間や空間の制約を超える「Honda アバターロボット」など、多くの革新的な製品が展示されます。 関連リンク Honda JAPAN MOBILITY SHOW 2023 | Honda 企業情報サイト (global.honda)

フランスAngel Bike ミニとコラボしたEバイクを発表

フランスのAngel Bikeは、BMWのコンパクトカーブランド「MINI」とコラボレーションを行ったEバイク「MINI E-Bike 1」を発表した。 MINIは。ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が1959年に発売したコンパクトカー。1959年から2000年までの41年間、一度もモデルチェンジすることなく製造が続けられたことで知られており、2001年にはBMWがMINIブランドでBMC時代のコンパクトカーを製造している。 MINI E-Bike 1 は環境に配慮しながらも都市でのスムーズでスタイリッシュな移動を可能にするために開発されたと謳う都市型Eバイク。 デザインで特徴的なのは方向指示器やライトを車体に内蔵。また、車体後部にある219Whのバッテリーはテールライトも装着されており高い視認性とデザインが特徴となっている。 近年のEバイクはスマートフォントの接続機能があるが、ANGELL BIKEも採用している。ANGELL BIKEは専用のアプリを通じてスマートフォンと連携が可能でき、リアルタイムでバイクの位置を知ることができるだけでなく、GPSガイダンスや、Strava、Apple Music、Spotifyといった各種サービスとも連携可能。 同社は、定期的にソフトウェアのアップデートを提供することで、製品の安全性と利便性を更に向上させる計画です。特にPINコードによるロックとアンロック機能や、リアルタイムでのバイクの位置を確認することができる。さらに、許可なくバイクが移動された場合はアラームが即座に作動し、盗難を抑制することが可能だ。 また、ANGELL社は製品に2年間の保証を提供し、盗難が発生した場合、新しいバイクと交換するという保証を採用している。 MINI E-Bike 1の価格は3490ユーロ(日本円で約55万円)で、世界限定1959台の販売となる。日本での発売は不明。 MINI E-BIKE 1 – Angell (angellmobility.com)