デイリーアーカイブ Apr 17, 2025
FANTIC E-Bike 2022年モデル価格改定 全モデル値上げを実施
モータリストは2022年3月1日、FANTIC E-MTBの価格改定を発表した。2022 年モデル出荷分より価格改定を実施。また、2022年3月1日以前の注文については、旧価格にて対応する。
モータリストはリリースにて、原油価格の高騰を受け、製品に使用する各種輸入価格に関しても度重なる値上げが発生し、諸経費の削減をはじめとする企業努力により価格の維持に努力していたが、単独での努力では抗し難い状況となり、2022 年モデルより価格を改定を行うとのこと。価格改定モデルは以下の通り。
また、2022年モデルは新たにXTF 1.5 Sport、XTF 1.6 Carbonシリーズ、XMF 1.7 Carbon Sport、XEF 1.8が新たに登場するようだ。
関連リンク
モータリスト https://motorists.jp/
STREEK ACTIVE CARGO TRIKE 販売延期を発表
エンビジョンは2022年2月28日、3輪スポーツカーゴE-Bike「STREEK ACTIVE CARGO TRIKE」の販売延期を発表した。
STREEK ACTIVE CARGO TRIKE T5は、エンビジョンが開発している3輪スポーツカーゴE-Bike。ヨーロッパで主流となっているカーゴバイクよりもコンパクトな車体は、”長さ190cm幅60cmを超えず、側車及び鋭利な突起物が付いていない二輪及び三輪の自転車”という日本の普通自転車規格に収まるサイズなのが特徴。
エンビジョンは2022年春に受注を予定していたが、コロナウイルスに始まり様々な状況が重なり生産スケジュールを設定することができなくなったとのこと。発売時期は未定。
関連リンク
STREEK ACTIVE CARGO TRIKE:https://stroke-design.com/
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近未来的な3輪スポーツカーゴE-Bike「STREEK ACTIVE CARGO TRIKE T5」に乗ってみた
軍用車両として注目されているE-Bike 世界の事例を紹介
E-Bike (電動アシストスポーツ自転車)は、通勤やレジャー用だけでなく、軍用車両としても注目されている。これは従来の自転車やオートバイよりも静かで小回りが効くため、従来の軍用車両ではできなかった扱い方ができるため、様々な軍隊が注目しているようだ。
電動アシストバイクは自動車と比べて小型で誰でも扱え、担げば狭く険しい悪路へも侵入出来る。長くて重い荷物(意味深)を運ぶことも可能
(電源の問題はあるけど)完全に紛争地帯向けなんだよなぁ
127台のe-MTBがきな臭い山岳エリアを駆け回るのをつい妄想してしまった...
— Teppei (@Teppei92983090) February 18, 2022
一例を挙げると、アメリカの「Quietkat」社(URL)は、同社のE-Bikeを軍用としてフリート販売を行うと公式サイトで掲げている。
https://youtu.be/_-L5NywFoX4
E-Bikeを実戦導入できるかテストを行っている軍隊も存在する。オーストラリア陸軍は2021年10月に、ステルス偵察用E-Bikeを試験導入した。このE-Bikeは、最高速度90キロ、航続距離100キロを発揮し、世界的な市販E-Bikeとは違う性能を持っている。
このE-Bikeは、ボクサー戦闘偵察車のルートの確認や、小川を偵察して車両を通せるかどうかを判断したりと、偵察作業に使用されている。また従来のオートバイと比較して、パワーや騒音が少ないので、足跡も最小限で済み、敵軍から見えるような埃をあまり舞い上げない利点もあるようだ。
https://youtu.be/hl8-YAUix48
オーストラリア軍だけでなく、イタリア軍もE-Bike導入している噂があり、2021年3月には、Villa Bassa(BZ)にある第6アルプス連隊に、FANTIC製E-Bikeを軍事利用するテストを実施した。
テスト車種はFANTIC製のフルサスペンションE-MTBと、ファットタイヤE-MTB「FAT SPORT」。オーストラリア軍とは違い、一般的な市販E-Bikeを使用している。
イタリア軍が軍用車両としてE-Bikeを導入した理由は、アルパイン部隊の山中襲撃で得た経験から、アルパイン小隊や偵察部隊が山道や山岳戦という近代的な状況で使用するために、環境や音響への影響が少なく適切な移動手段を持つ必要があり、E-Bikeを選択したとのこと。
イタリア軍はリリースにて「この活動は、Difesa Servizi S.p.A.が実施する軍事資産の価値向上プロセスの一環で、トレヴィーゾに拠点を置くイタリアの企業「Fantic Motors」との契約により、アルプス旅団「ジュリアとタウリネンセ」に、戦術的展開における性能と有効性に関するE-Bikeの特性を明確にする十分なテストを実施することができるようになった」と語っている。
また、リトアニアにあるNATOエネルギー安全保障センターで、戦術・作戦環境における電動自転車の使用に関する研究の深化を目的とした協力関係を構築しているとのこと。E-Bikeが軍用車両として注目される流れは続きそうだ。
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Electric pushies finding role on battlefield | Defence
Le Truppe Alpine dell’Esercito al passo con i tempi - Esercito Italiano (difesa.it)