デイリーアーカイブ Mar 5, 2025
マインドバイクに未来はあるか? オオトモ・マインドバイク
様々な企業・個人が手を組んだプロジェクトとして知られていたマインドバイク。オオトモが販売権を手に入れて少数生産で販売するようだ。前から気になっていたマインドバイクだが、サイクルモードで試乗することができた。価格は、18インチ 完成車キットで15万円とのことだ。
・フレーム/フロントフォーク
非常に清潔感があるデザインは、自転車というよりもデザイン家具やデジタル機器を連想させる。ジョイント機能を持つアルミ押出材フレームという、他の自転車では見られない技術を採用している。また接合方法も車体全体をボルトで分解し組立が可能とのこと、フロントフォークはフレームと共通化されている。
・ブレーキ
ブレーキは前後ともデュアルピボットキャリパーブレーキを採用している。
・変速機/ギア比
シングルギアのみだ。
・車輪径/タイヤ幅
車輪系は18インチとのことだ。
サイクルモードで、マインドバイクを試乗することができた。
他の乗り物では見られない異様に清潔感がある形は、やはり自転車とは思えない。ギアはシングルギアのみで、普通のシングルギアの小径スポーツ自転車といった感じだ。安定性は16インチの折りたたみ自転車「ブロンプトン」よりも低く、18インチの折りたたみ自転車「BD-1・スタンダードフレーム車(セーフティーサスペンション付き)」といい勝負といったところだ。実はスペック表を見るまで18インチだと思わなかった。
サイクルモードでの試乗では、偶にごく小さな金属音が擦れる音がした気がした。溶接ではなくジョイント機構のフレームのためかもしれないが、個人的には気にならないレベルだ。それよりも根本的な問題としては、車輪は片持ちで支持するシステムのため、変速システムを安価に組み込むことができないことだ。片持ちシステムに変速システムを組み込むのは、技術的にはGIANT・Halfwayが2002年に達成しているので可能だが、ユーザーレベルの部品交換レベルで片持ちシステムに変速機を組み込むのは聞いたことがない。一応、ボトムブラケットに変速機を搭載するスピードドライブシステムが搭載可能らしいが、8万円以上する価格は非現実的だ。
マインドバイクはデザインが気に入ったら「買い」だが、性能で買う自転車ではないだろう。マインドバイクの価格は15万円だが、15万円あればBD-1やBrompton等のデザインがよくて、性能がある折りたたみ自転車を買うことができる。作り手の気合は入っているが、このままだとやたら高い街乗り小径車になり、マニアの中のマニアの乗り物で終わるだろう。BD-1やBromptonみたいな性能面での「飛び道具」が欲しいところだろう。
BRONXの中で一番実用的なファットバイク Rainbow BRONX Fat Bike 24D
Rainbowの安価なファットバイクとして有名なBRONX。5万円以下で購入できるように、BRONXはシングルスピードになっているので、遠くまで走ることはできないという欠点がある。しかし、Rainbowは、もっと遠くまで走ることができるBRONXを作っているようだ。
Rainbow BRONX Fat Bike 24Dは、BRONXの多段変速仕様になっている。前3段・後ろ8段の24段変速になっている。また、フレームも通常のBRONXはスチールフレームだったが、24Dはアルミフレームになっている。
サイクルモードで試乗してみたが、通常のBRONXよりはマシになった。多段ギアなので、軽いギアを使いながら走れば少し遠くまで走ることはできるだろう。ただ、それでも走りは重いほうで、本物のファットバイクではない。やはり本物のファットバイクの代用品として買ってはいけないと思う。
価格は噂だと7~8万円で出したいとのことだ。本格的なファットバイクとして見たら微妙だけど、本格的なファットバイクの「つなぎ」として買ったり、街乗り用として使うなら悪くないと思う。
1流品との格差を感じる電動アシスト自転車 ラオックス・タスカルタウン
パナソニックやブリヂストン等の電動アシスト自転車が売れていて、今では原動機付自転車よりも売れているとのことだ。それに目をつけた一部の会社は、パナソニックやブリヂストン等の1流メーカーの電動アシスト自転車よりも安価な物を作って売ろうと考えた所も登場してきた。家電・パソコンの量販チェーン店で有名なLAOXが、LAOX Cycleというブランドを作り、電動アシスト自転車を売り出してきた。価格は6万円以下の物が多く、安価に電動アシスト自転車を購入できるが実際の所はどうなのだろうか。今回紹介するのはTaskal Townという2013年に登場した新モデル。6万円以下で購入できる電動アシスト自転車だ。
・フレーム
フレームはスチール製で、後ろに荷台が標準装備されている。タスカル・タウンビーという派生モデルがあるので、後ろ乗せ同乗器は対応していると想われる。重量は23キロ。
・鍵
普通のシティサイクルなら1万円台の自転車についている安価な鍵だ。
・ブレーキ
前はシティサイクル用デュアルピボットブレーキ、後ろはメタルリングブレーキを採用している。この価格帯なら妥当といったところ。記憶の中にはブレーキの音鳴りが無い。メタルリングブレーキはシマノのローラーブレーキみたいに音鳴りが無いと言われているけど、本当のようだ。
・ライト
バッテリー式のLEDライトを採用している。
・変速機
外装6段変速。細かいギアの変速は可能だが、細かいメンテナンスが必要だ。
・タイヤ/車輪
26x13/8で、特に特徴あるタイヤは採用されていない。
・サドル/グリップ
グリップは比較的すべりにくく、少しいいサドルを採用している。
・保証関連
盗難補償は無い。
今回、タスカルタウンをサイクルモードで試乗してみた。
今まで見た、ラオックスの電動アシスト自転車は安っぽくて、手抜き商品といったところだったが、今回登場したタスカル・タウンビーは、6万円以下のわりには見た目は良く、ブレーキもデュアルピボットブレーキを採用していて、これはいけるのかもしれないと期待した。試乗したアシストモードは最強で、平地ではそれなりにアシストが効く。
問題は上り坂でまったくアシストが効かないことだ。前にサイクルモードで、パナソニックとヤマハの電動アシスト自転車に試乗したことがあるが、上り坂でもアシストは効いていた。しかし、タスカル・タウンは上り坂だとアシストが効かず、只の重い自転車になってしまう。
上の写真がサイクルモードの電動アシスト自転車専用のコース。あの程度の上り坂で反応しないのは問題だろう。Yahoo!ショッピングのレビューで、他のタスカルシリーズでも、上り坂では上れないという意見があった。
坂で使えないタスカル・タウンは電動アシスト自転車としては失格だろう。1流メーカーの電動アシスト自転車はたしかに高いが、価格なりの理由があるのがわかったので、乗ってよかったと思う。
(参考URL)タスカル・タウンのスペック
http://taskal.laox.co.jp/product/t_town.html
Laox CYCLE Taskal-T26-BK(ブラック) 電動アシスト自転車 TASKAL TOWN (タスカルタウン)
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