ヤマハが街乗り向け小径電動アシスト自転車の新モデル発表 カラーリング変更でよりカジュアルに

ヤマハ発動機株式会社が1月22日に発表した軽量コンパクトな20型電動アシスト自転車「PAS CITY-C(パス シティ シー)」「PAS CITY-X(パス シティ エックス)」の2025年モデルは、街乗りから通勤まで幅広く活躍する機能はそのままに、新しいカラーリングが加わることでファッション性を一段と高めた仕上がりとなっている。

発売は「PAS CITY-X」が2月14日から、「PAS CITY-C」が2月28日から順次スタートし、メーカー希望小売価格は「PAS CITY-C」が145,200円(本体価格132,000円+消費税13,200円)、「PAS CITY-X」が147,400円(本体価格134,000円+消費税13,400円)。年間販売計画は、「PAS CITY-C」が国内13,000台、「PAS CITY-X」が同3,000台と発表された。

「PAS CITY-C」は、街中でも気軽に乗れるカジュアルなデザインと、低床U字型フレームによる乗り降りのしやすさが特長だ。サドルとグリップには深みのあるダークブラウンを採用し、どんなファッションにもなじむナチュラルな雰囲気に仕上げている。今回の2025年モデルで新たに登場したカラーは「マカロンラテ」と「マットソフトラベンダー」の2色で、既存の「マットインディゴ」「マットオリーブ」と合わせ、計4色から選べるようになった。全長1,535mm・全幅580mmというコンパクトなサイズ感でありながら、サドル高は715~865mmまで調整できるため、身長140cm以上あれば扱いやすい設計になっている。車両重量は21.0kg、タイヤサイズには20×1.75 HEを採用。モーターはブラシレスDC式(240W)で、内装3段変速ハブを後輪に搭載している。電池は25.2V/15.8Ahのリチウムイオンバッテリーを採用しており、約4.5時間の充電で、強モードなら62km、スマートパワーモードなら73km、さらにオートエコモードプラスなら107kmもの距離を走行できるのも魅力だ。

一方、スタイリッシュに街乗りを楽しめる「PAS CITY-X」は、X字型フレーム(Xフレーム)とワイヤー内蔵設計がもたらすシャープなルックスが印象的な一台。今回の2025年モデルでは「マットグレイッシュベージュ」が新たに加わり、フロントフォークも同色に仕上げることで、より統一感のあるデザインへと洗練させている。既存の「ダークアシスト」「マットブラック」と合わせ、全3色のラインアップとなった。全長1,585mm・全幅520mmというスリムなサイズに、サドル高は795~925mmまで対応可能で、身長153cm以上が推奨されている。車両重量は20.9kgで、タイヤサイズは20×1 3/8 WOを採用。モーターやバッテリー容量、充電時間などは「PAS CITY-C」と同様ながら、強モードで69km、スマートパワーモードで84km、オートエコモードプラスで116kmというやや長い走行距離を実現しており、より軽快なライド感を楽しめるのが特徴だ。

両モデルともに「スマートパワーアシスト」を搭載し、坂道や加速時などの状況に合わせてアシスト力を自動制御してくれるため、常に快適なペダリングを味わえる。充電頻度を抑えられる大容量バッテリーや、砲弾型ホワイトLEDバッテリーランプ(1W)、ディンプルキーによる盗難抑止装置など、実用性にも配慮が行き届いている。

電動アシスト自転車 PAS/YPJ | ヤマハ発動機

関連記事

編集

Eバイクや電動アシスト自転車、自動車、アクティビティなどを紹介しているWebメディア。「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自動車がよくわかる本」が好評発売中。

当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。

spot_img
spot_imgspot_imgspot_img