折りたたみ自転車「Dahon Horize Disc」フレーム破損でリコール措置、消費者に使用中止を呼びかけ

消費者庁は、走行中にフレームが破損し怪我を負ったという報告を受けた折りたたみ自転車「Horize Disc(ホライズ ディスク)」について、対象モデルの使用を中止するよう呼びかけています。製品の輸入代理店である株式会社アキボウがリコール措置を発表し、製品の確認方法や必要な対処法を案内しています。

事故報告によると、該当自転車は走行中にフレームのヒンジ部付近が破損し、前後のフレームが分断する事態が発生しました。調査の結果、アルミ合金製のフレームには複数の溶接欠陥が確認され、特に後フレームの合わせ面全域で溶接痕がない箇所や、溶接ビードとフレームの間に空洞が生じた箇所が多く見られたとされています。この溶接不良が原因で、フレームの強度が基準値に達しておらず、使用時に疲労亀裂が発生・進展して破断に至ったとみられます。

さらに、別途購入した同型新品フレームで「JIS D 9301:2019」規格に基づく疲労強度試験を行ったところ、基準負荷回数に達する前に溶接ビードに亀裂が生じ、基準を満たさないことも確認されました。

リコール対象となるのは、DAHON(ダホン)ブランドの「Horize Disc」モデルで、カラーはカーキおよびスティールグレー、仕様はShimano Altus 8段仕様に限られます。該当モデルは2021年8月から2024年1月にかけて出荷され、対象台数は734台に上るとされています。

該当製品を確認する方法として、車体に貼付されたホログラムシールのバーコード番号や、BB(ボトムブラケット)シェルに刻印されている車体番号がリコールリストに含まれているかを確認することが推奨されています。確認方法については、株式会社アキボウの公式サイトにリストが掲載されています。

対象車体を所持している消費者に対しては、使用を直ちに中止し、購入店舗またはアキボウに問い合わせてください。また、該当する車体には強度を補強する補助具「ADD-ON DELTECH」の取り付けが提供され、消費者は購入店もしくは正規販売代理店での対応を依頼するよう促されています。

問い合わせ先
輸入代理店:株式会社アキボウ
担当窓口:商品部 品証品管グループ
住所:〒591-8023 大阪府堺市北区中百舌鳥町5-758
電話番号:0120-557-144
受付時間:平日10:00~12:00、13:00~17:00(土日・祝日除く)
メールアドレス:hinkan@akibo.co.jp

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