スペシャライズドのグローバルアンバサダーであるジャック・トンプソン氏(通称ジャック・ウルトラサイクリスト)が、鹿児島県佐多岬から北海道宗谷岬までの日本縦断世界記録に挑戦します。総距離約2,600kmを走破するこの壮大なチャレンジは、2024年10月4日(金)に佐多岬をスタートし、6日弱でゴールを目指す予定です。
ジャック・トンプソン氏は過去に数々のウルトラサイクリング挑戦でその名を世界に知らしめてきました。ウルトラサイクリングとは、通常のサイクリングよりもはるかに長い距離を走行する超長距離サイクリングのことです。彼の代表的な挑戦には、2020年に7日間で3,505kmを走破した世界記録、2022年には年間100万メートルの獲得標高を達成し、3つのメンタルヘルス関連非営利団体のために50万ドルを集めたプロジェクトなどがあります。
また、2023年には大阪から東京までの520kmライドを18時間28分で走破し、Fastest Known Time(知られている中で最速タイム)を達成しました。今回の日本縦断は、これまでの挑戦の延長線上にあり、ジャック氏の愛用するRoubaix SL8を駆り、風景や文化、人々との交流を通じて日本を体験しながら記録に挑みます。
ジャック氏は「私は常に日本でのライドが大好きです。風景、人々、食べ物、その体験すべてが素晴らしいものでした」と語っています。2018年には父と共に日本を北から南へ縦断した経験があり、2024年の計画を立てる際、「今度は日本全体を走り最速記録に挑戦しよう」と決意したと言います。
今回の挑戦では、単に既存の記録を破るだけでなく、チームでの協力や新たな友人関係の構築、そして通常の旅行では得られない形で日本を体験することも重要な要素だと考えています。彼は「冒険ですから、良い時も悪い時もあるでしょうが、それも全て含めて楽しみです」と語り、日本の人々にも目標に挑戦する素晴らしさを伝えたいと話しています。
ジャック氏の挑戦の進行状況は、10月4日以降に専用サイトやSNSで確認できます。挑戦の様子はスペシャライズドの公式Instagramでも随時アップロードされる予定です。また、コース上で応援することも歓迎されていますが、ドラフティングとみなされる並走や差し入れは世界記録認定の規定により禁止されています。
ジャック氏は「コース上で皆さんにお会いできることを楽しみにしていますので、ぜひ声をかけてください」とメッセージを寄せています。