DAIWA CYCLE株式会社は、元プロロードレーサー辻善光氏が監修した新スポーツバイクブランド「ARTMA」の発売を2024年10月上旬に開始すると発表しました。このブランドは、ロードバイク「RYLAS」、クロスバイク「CYLES」、ジュニア向けマウンテンバイク「POELIS」の3車種で構成され、スポーツバイクを家族みんなで楽しんでもらいたいという願いを込めて開発されました。
中核モデルである「RYLAS」は、税込13万円台という手頃な価格ながらも、本格的なレースに対応できる仕様を備えたロードバイクです。前後ディスクブレーキや12mmスルーアクスルを採用し、高速走行時やダウンヒルでの安定感を確保しつつ、タイトコーナーでもキレの良いハンドリングを実現しています。また、辻氏のレーサーとしての経験が反映されたジオメトリ設計により、長時間のライドでも快適に走行できるよう工夫されています。
「RYLAS」は、シマノClarisのコンポーネントを採用し、11-34Tのスプロケットにより坂道でも登りやすく設計されています。さらに、メカニカルディスクブレーキの採用により、整備性やトラブル対応のしやすさも特徴です。このモデルは、完成車だけでなくフレームセット(税抜79,800円、税込87,780円)での販売も行われ、カスタマイズを楽しむユーザーにも対応しています。
「CYLES」はオールロードクロスバイクで、初めてスポーツバイクに挑戦する方にも安心の仕様。40Cの太めのタイヤを装備し、シマノCUESを搭載したフロントシングル構成により、チェーン落ちの心配を軽減しています。また、ダボを多数備えており、荷物を多く積載できるため、ツーリングにも最適です。
ジュニア向けの「POELIS」は、24インチタイヤを装備した本格的なマウンテンバイクです。128cmからの子ども向けに設計されており、成長に合わせた調整が可能です。
「ARTMA」は、コロナ禍によるスポーツバイク市場の価格高騰を受け、低価格で本格的なスポーツバイクを提供するという目標のもと誕生しました。これにより、多くの人々が手軽に高品質なバイクに触れ、スポーツバイクの魅力を楽しむ機会を提供することを目指しています。