台湾発の自転車アクセサリーブランド「KiLEY(キーレイ)」は、クラシックなデザインが特徴の新作自転車ベル「Kicca Bell(キッカベル)」と「Showa Bell(ショーワベル)」を発表し、一般販売を開始した。これらの新製品は、KiLEYオフィシャルショップをはじめ、日本全国の230店舗以上の正規販売店で購入可能だ。
Kicca Bellは、日本の伝統的な菊の花をモチーフにしたデザインが特徴で、皇室で採用されている菊花紋章に着想を得ている。その花言葉である「高貴」「高尚」「高潔」を象徴するこのベルは、フレームに取り付けることで自転車にエレガントな印象を与える。素材には真鍮を使用しており、真鍮特有の柔らかで優雅な音色が特徴。ベルの音が周囲に心地よく響き渡り、耳障りな音を避ける設計がされている。また、真鍮は経年変化を楽しめる素材であり、使用するほどに味わい深い風合いが増していくことから、長く愛用できるアイテムとなっている。
一方で、「Showa Bell」は、その名の通り昭和時代の実用車のベルをモチーフにしたデザインで、昭和のレトロな趣を漂わせる。昭和の時代を知る人々にとっては懐かしさを呼び起こし、若い世代には新鮮なレトロ感を提供するアイテムだ。しかし、懐かしさだけでなく、アラベスク模様やクラウンモチーフを取り入れたことで、デザイン全体にエレガントな雰囲気を持たせている。このベルの「チリンチリン」というクリアな音色は、現代のサイクリングシーンにも違和感なく溶け込み、周囲に優しく存在を知らせる役割を果たす。
KiLEYは2013年のブランド設立以来、レトロでクラシックなデザインを特徴とする自転車用ライトの開発を手掛けてきた。その中で、多くのユーザーからライトに合うレトロなベルを求める声が寄せられ、今回の新作ベルの開発に至った。ベルの音色にこだわり、素材にはスチール製のシルバーと真鍮製のゴールドを採用。シルバーはライトに合わせたクラシックな外観を持ち、真鍮は音色に優れた特性を持つ。これにより、見た目の美しさだけでなく、心地よい音色を実現する製品となっている。
「Kicca Bell」のデザインは、日本のパスポートに描かれている菊の花をモデルにし、そのデザインには自然界でも見られるハニカム構造(六角形)を取り入れている。ヘキサゴンの形は、安定性と強靭さを象徴しており、長期間にわたって安心して使用できるよう願いが込められている。
また、「Showa Bell」は、ヨーロッパのクラシックアクセサリーからインスピレーションを受けてスタートしたデザインだが、結果的に昭和時代の日本のベルと共通点を持ち、ノスタルジーを感じさせる要素が盛り込まれた。
Showa Bellの価格は1,980円(税込、以下同)。Kikka Bellの価格は5,380円。