和光輸送、新たなサイクルバスサービスを開始 – 自転車をそのまま積載可能、サイクリング観光の新たな選択肢に

株式会社和光輸送観光バスは2024年8月19日、2024年夏に新たなサービスとして「サイクルバス」を導入した。このサイクルバスは、特にサイクリング愛好者向けに設計されており、自転車をそのままバスに積み込むことができるのが最大の特徴である。

バスの車内には、自転車をそのまま立てた状態で積載できるスタンドが設置されており、最大12台まで分解不要で積載可能だ。さらに、バスのトランク部分にも8台の自転車を積み込むことができるが、この場合は前後輪を外す必要がある。バスには昇降機が備わっており、重量のあるE-バイクも容易に積み込むことができるため、幅広い自転車タイプに対応している。

このサイクルバスの導入は、日本政府が進める「自転車活用推進計画」にも合致しており、国内外のサイクリング観光を促進する一助となることが期待されている。特に、これまでサイクリングロードへの移動が困難であったために遠出を断念していたサイクリストにとって、新たな選択肢となるだろう。

実際に行われたモニターツアーでは、参加者の95.2%が「今後も利用したい」と回答しており、好評を博している。参加者からは「行けなかった場所に行ける」、「移動中に体力を回復できる」、「自転車の盗難を心配せずに済む」といった声が寄せられた。

和光輸送は、今後このサイクルバスを利用したツアーや定期便の展開を予定しており、サイクリングチームや個人の利用者に向けて様々なプランを提供する予定である。また、9月28日には「チャリ彩in戸田」イベントで車両の展示も行われる予定だ。

サイクルバスの中でも観光バスで行っているところは少ない。四国エリアや九州エリアでは運用を行っている事業者は存在するが、東京、埼玉エリアでの観光バスタイプのサイクルバスを運営する企業は、和光輸送ぐらいだろう。

和光観光バス (wakokanko.com)

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