広島市で展開されているシェアサイクルサービス「ぴーすくる」が、2023年度に年間利用回数100万回を突破しました。
「ぴーすくる」は、2015年に広島市と連携してスタートしたサービスで、当初は観光客向けの新たな移動手段として開始されました。しかし現在では、観光客のみならず市民の日常の足としても広く利用されています。通勤・通学や買い物など、日常生活の様々なシーンで活用されるようになり、その利用頻度は年々増加しています。
2024年度にはサービス開始から10周年を迎えることを記念して、特別な記念施策が予定されています。詳細は後日発表される予定で、利用者にとってさらに魅力的なサービスが提供されることが期待されています。
「ぴーすくる」の強みは、利用者が駐輪場所に悩むことなく、電動アシスト付き自転車を利用できる点です。自転車に不具合があった場合も、専用アプリで報告することで迅速に修理対応が行われるため、個人でのメンテナンスが不要です。また、環境に優しく健康的な移動手段として、多くの市民に愛用されています。
サービス開始当初は、ポート14カ所、自転車150台の規模でスタートしましたが、現在ではその数が大幅に増加し、広島市内で赤い自転車を見かけない日はないほどの人気を誇っています。利用者からは、「ちょっとした移動に便利」「電動アシストで坂道も楽」といった好評の声が寄せられています。
広島市道路交通局 自転車都市づくり推進課からも、シェアサイクルの利便性が広く認識され、都市の回遊性の向上に貢献しているとの評価がされています。