龍谷大学と株式会社Clewが提携し、瀬田キャンパスでシェアモビリティサービス「CLEW」を開始

株式会社ドコモ・バイクシェアが出資・業務提携している株式会社Clewは、2024年4月1日より龍谷大学瀬田キャンパスにおいてシェアモビリティサービス「CLEW」を開始すると発表した。

龍谷大学とClewは、2020年からPBL授業を通じて連携を深めており、キャンパス内にClewのサイクルポートを設置し、学生の行動変容を分析するなどの交流を続けてきた。瀬田キャンパスに通う学生の多くは最寄り駅から路線バスでの通学が主で、行動範囲が限られていたが、学生生活の充実を目指し、2023年4月から非電動アシスト自転車のシェアサイクルを試験導入していた。その結果、学生の利用ニーズの高さが明らかになったため、2024年4月から電動アシスト自転車に切り替えて本格的なサービスを開始することになった。

電動アシスト自転車の導入により、学生は坂道を気にせずキャンパス周辺の滋賀県立美術館やびわ湖文化公園などの近隣施設にも気軽に足を延ばすことができるようになる。時刻表に縛られない柔軟な移動手段を提供し、新たな世界の発見につなげていくことが期待されている。

サービス開始日は2024年4月1日で、瀬田キャンパス内に30台の電動アシスト自転車と3か所のポートを設置する。利用料金は30分ごとに154円(税込)、90分ごとに253円(税込)で、550円(税込)の割引パスを利用すると30分ごとに55円(税込)で利用できる。新規登録の際は専用アプリをダウンロードし、すでにバイクシェアサービスのアカウントを持っている場合は、他のエリアで登録済みのIDでそのまま利用可能だ。

Clewは京都市内を中心に約260か所のポートを運営し、市内最大規模のシェアモビリティサービスを展開している。商業施設や学校、行政関連施設、宿泊施設などと連携し、ラストワンマイルモビリティとして公共交通機関を補完するサービスを目指している。「人とまち」「人とお店」「人と環境」「人とひと」などをつなぎ、モビリティサービスを通じて人々の生活圏を広げることを事業理念に掲げている。

株式会社ドコモ・バイクシェアは、地域に根付き人々に愛される新たなモビリティサービスを提供することで、健康で環境に優しい日本の「まちづくり」に貢献することをミッションとしている。2011年の横浜市での社会実証実験を皮切りに、全国の自治体との共同事業を推進し、日本市場におけるシェアサイクルの拡大に尽力してきた。現在は全国55エリアでサービスを展開している。

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