2024年1月4日、九州周遊観光活性化コンソーシアムは、佐賀県吉野ヶ里町に位置する「さとやま交流館」の駐車スペースに新たなRVパーク「smart吉野ヶ里町 里山ふれあい広場」を開設し、車泊事業を開始しました。このプロジェクトは、地域の観光資源を活かし、滞在型観光の促進を図るものです。
吉野ヶ里町は佐賀県東部に位置し、歴史公園や霊仙寺跡などの文化遺産に恵まれ、自然豊かな地域です。しかしながら、宿泊施設が少ないという課題を抱えています。この点を改善するため、トラストパークは、福岡県那珂川市との間で観光資源を共有し、観光振興のための連携協定を2019年7月に締結。その後、両地域の観光資源を活用し、地域滞在のニーズを探るための車中泊体験の実証実験を2020年8月に行いました。
実証実験の結果を踏まえ、吉野ヶ里町ではRVパークsmartの設立に至り、地域滞在型の観光の促進を図っています。RVパークsmartは、車泊を予約することができるオンラインプラットフォームで、利用者はここで滞在予約を行うことができます。
さらに、トラストパークはWebサイト「トラストナビ」を通じてアンケート調査を行い、吉野ヶ里町での車泊ニーズを調査しています。アンケート結果からは、RVユーザーに対する施設サービスの改善や、車泊×サイクルツーリズムなどの地域独自のコンテンツ創出が期待されています。
また、車泊周辺施設との提携を通じて、地域経済の活性化を目指しています。車泊は宿泊に比べてコストが抑えられるため、利用者は食事や体験活動により多くの消費をする傾向にあります。この点を活かし、地域の付加価値を高め、滞在型観光の推進を図っています。
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